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栄養科学部の取り組みが、文部科学省 大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラムに採択

栄養科学部の取り組み「患者の行動変容を導く管理栄養士の育成」が、文部科学省 平成22年度「大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラム」に採択されました。

取組名称

患者の行動変容を導く管理栄養士の育成
〜付属医療施設「栄養クリニック」での早期臨床体験と模擬患者実習を基盤とした実践教育〜

取組期間

平成22年度〜24年度(3年間)

取組概要

わが国では依然として、癌、肥満症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病が増加しています。
この予防には、各人がライフスタイルに合わせて目標を立て、誤った食習慣や運動不足を改善する行動変容が必要です。これに関して2008年4月より、特定健診・特定保健指導が義務付けられました。
しかし、現在までの評価では、この特定保健指導制度は成功していません。つまり、従来のステレオタイプな栄養指導では充分な効果があがらないことが判明しています。そのため、栄養改善の助言を担当する管理栄養士には、より高度な知識とコミュニケーション能力が必要です。

中村学園大学栄養科学部では時代の要求に先んじて、2003年から「ヘルスチェック」として毎年4月に学生全員を対象に、栄養の摂取状況のアンケート調査、身体計測、血液尿検査を行い、学生自らの健康状態の把握と栄養マネージメントを行わせています。この取り組みは、学生自身の健康に対する意識改革と管理栄養士としての動機付けになりましたが、学生の大半は健常人でした。
そのため、2007年度からは模擬患者(SP)教育を導入し、医療人としての動機づけを行っています。

今回は、患者や患者予備軍の行動変容を導き出す能力を備えた、特定保健指導に対応できる管理栄養士の養成システムを構築します。すなわち、患者との信頼関係を築くためのコミュニケーション能力、および、患者の抱える問題点を正しく把握するための知識の習得を目標とします。

  1. 1コミュニケーション能力の向上のために、SP実習とその事前学習を充実させ、更に、到達度を評価するための客観的臨床能力試験(OSCE)を実施します。
  2. 2有病者と実際に接することができるように、付属医療施設として2009年に開業した「栄養クリニック」において、実際の治療に参加し栄養指導と相談を体験させ、臨床への興味と学習の質を向上させます。
    1年次から早期体験させることにより、臨床科目の学習への動機づけを促します。
    また、管理栄養士養成施設では通常、附属病院などの学内での実習施設を欠くため、近隣の病院や福祉施設に実習教育を委託しています。この実習先の施設や指導体制には、内容が不均一なため期待する程の効果が上らない場合がありますが、これを是正することにつながります。
  3. 3患者の行動変容を誘う栄養指導ツールとして、「グラフ化体重日記」による患者指導法を習得させます。
    従来からの食品の栄養価の説明やエネルギー制限の口頭での指導だけでは、数か月で乱れた生活習慣に戻ってしまい体重もリバウンドしますが、グラフ化体重日記は現在、行動変容につながる唯一の手段と考えられています。

これらの取り組みは、OSCEのみならず、4年次の臨床総合科目の筆記試験として評価します。
長期的には、管理栄養士国家試験の結果、卒業後の進路と栄養関連専門資格の取得状況の調査、および就職後2年目、5年目のアンケート調査によって評価し、教育方法を修正していく予定です。

「大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラム」について

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