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城南区・中村学園大学共働事業〜体験!納得!食品検査 食の安全・安心のリスクコミュニケーション〜

平成23年8月18日(木)・19日(金)の2日間にわたり、城南区と中村学園大学の共働事業「平成23年度 食の安全・安心のリスクコミュニケーション」が、中央本館食品衛生学実験室および4階講義室で行われました。

この事業は、区民の方が食の安全について漠然とした不安を持つなか、行政と大学が協力して、食品の安全に関する正しい知識の普及に努め、区民の方の食に対する安心を深めることを目的とし、参加した区民約20名の方が中村学園大学の実験室で自ら食品等の細菌検査や細菌の顕微鏡観察などを行ったものです。

第1日目は、まず最初にスタッフの紹介や、食品の細菌検査などを体験することにより「食品の衛生がどのように守られているのかを知ること」が目的であるなどのガイダンスがありました。次いで、実験室に移動し参加者全員が白衣に着替え、小田教授からの説明とデモンストレーションの後、早速実験が始まり、参加者の方々は学生アシスタントの補助を受けながら、市販のミンチ肉を使って、ミンチボールを作った手の消毒効果実験や、まな板の二次汚染実験、ミンチボールの細菌検査などを行いました。

ミンチボールの細菌検査では、加熱の効果を見るために、生と加熱したミンチボールの両方の細菌検査を行いました。参加者の方々は、普段なかなか見ることのない実験器具を使うためか、はじめのうちは緊張されているようでしたが、時間が経つにつれ、小田教授や古田助教、学生アシスタントに自ら質問される光景や、グループ内で楽しそうに教え合う姿が見受けられ、とても和やかな雰囲気の中で実験が行われました。実験終了後、講義室に戻り、小田教授から食の安全・安心についての講話や、城南保健所の方から食中毒についての講話がありました。

第2日目は、培養後の細菌検査の結果を観察してスケッチをしたり、細菌数を計測しましたが、参加者の中には、アルコール殺菌したものでも菌がまだ残っていて、「よく手を洗ってもなかなか綺麗にならないのね」と驚いている方もいらっしゃいました。次に、ブドウ球菌や大腸菌を実際に染色し、どのような形の菌なのか、大きさの違いなどを顕微鏡で観察しました。参加者の方々は細菌の小ささや、ブドウ球菌が1つ1つは丸いボールのような形をしていて、集まるとブドウの房のように見えることなどに、驚かれたり、楽しそうに観察されていました。

最後に質問の時間が設けられ、参加者からは「味噌汁などを中途半端な温度で温めるのは、あまり良くないのか」、「電子レンジでの加熱に殺菌効果はあるのか」などのたくさんの質問があがり、日常の家庭におけるさまざまな疑問を解決できたようです。また、食中毒は、下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れ、重篤な場合は死に至るものもありますが、食中毒を予防するためには、病原菌を付けない(手洗いや器具の洗浄をしっかりする)、増やさない(室温で放置しない)、殺す(十分な加熱、器具の殺菌)、 この3原則が大切だとの小田教授の説明などがありました。

今回、参加された方は、皆さん熱心に実験に取り組まれ、小田教授や保健所職員のお話を聞かれていました。食品の衛生検査がどのように行われているのかや食中毒原因菌が身近に存在することなどを学ばれ、食の安全・安心についての知識の向上に大いに役立ったようです。

レポート 人間発達学部4年 吉冨由希子・栄養科学部4年 平田悠
(学事課 広報アシスタント)

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