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ホスピタリティ特講〜16区〜

平成23年12月20日(火)、流通科学部3年次生を対象とした「流通科学総合講義II(ホスピタリティ特講)」の講義が、西4号館4201講義室で行われました。
本科目は、9月から1月の間に計15回、オムニバス形式で行われ、「ホスピタリティ」を実践している各産業界におけるトップの方々を講師としてお招きしています。

第15回目の講義は、株式会社16区 代表取締役社長の三嶋隆夫先生をお招きし、「製菓業のホスピタリティ」をテーマにお話しいただきました。

株式会社16区は、フランス菓子の製造・販売および喫茶を事業としています。三嶋先生は菓子職人の修行を終えた後、1981年にお店をオープンしました。以降、三嶋先生の意向により店舗数を1店舗と限定しているものの、デパートへの出店や商品の全国発送を行うなど、福岡を代表する製菓企業です。

三嶋先生は、お菓子作りのこだわりについて説明してくださいました。製菓業界の中では、効率化や利益のために、既成の材料やパーツを使う企業も多くなっていて、そのような既製品を袋に詰めるだけで調理行為とみなされる法律もあるそうです。このような風潮とは反対に、16区では、新鮮さにこだわり、細かい部分から全て、ほぼ自社でお菓子が製造されています。例えば、マロングラッセという栗のお菓子を作る際、場所と時間を要するため、一部、工場へ製造委託を行っていますが、16区が指定した作り方や材料によって製造されています。また、ロールケーキは個別受注としており、注文を受ける際には、お客さまが店舗に来る時間、帰宅に要する時間を尋ね、美味しい状態で食べられるように、ロールケーキを製造しているそうです。このような細かい配慮からも、三嶋先生の「お菓子の新鮮さ」へのこだわりが見えてきました。

次に、パティシエとしての考え方についてお話ししてくださいました。三嶋先生は、「お客さまの期待に応えたい、美味しいものを提供したい」という気持ちから、お菓子の鮮度にこだわるようになったそうです。忙しい時は、早朝から深夜まで働くこともあるそうですが、お客さまの期待に応えたいというポリシーが行動として表れているそうです。また、自分の有利不利で物事を考えるのではなく、自分はどう行動するかを考えることの大切さについても触れられました。

学生からの「先生の原動力は何ですか?」という質問に「自分のやること、やるべきでないことを決めて、それを信念として実行に移しています。自分の中の“義”を通しているのかもしれないですね」と答えられていました。

講義を受けた学生たちは、三嶋先生の迫力ある熱いメッセージを受け、感銘を受けているようでした。

レポート 流通科学部3年 角 有沙
(学事課 広報アシスタント)

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