平成18年 第20回管理栄養士国家試験問題 (2006.3.25実施)

1 WHO憲章の「健康」に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 社会的に良好な状態である。
(2) 平和と安全を達成する基礎である。
(3) 身体的・精神的に良好な状態である。
(4) 万人の有する基本的人権の1つである。
(5) 経済的条件による健康水準の差は許容している。

2 予防医学における二次予防に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 早期発見・早期治療
(2) 健康増進
(3) 機能回復
(4) 特異的予防
(5) 社会復帰

3 アスベスト(石綿)との関連が明らかな悪性腫瘍である。正しいのはどれか。
(1) 骨肉腫
(2) 肝血管肉腫
(3) 悪性中皮腫
(4) 悪性黒色腫
(5) 悪性リンパ腫

4 物理的環境要因の健康影響に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 熱射病では、発汗が増加する。
(2) 無重力環境では、骨量が増加する。
(3) 騒音性難聴では、低音域聴力から低下する。
(4) 手腕振動障害では、末梢循環障害が発生する。
(5) 電離放射線障害では、遺伝子障害の頻度は減少する。

5 出生と人口に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 合計特殊出生率は、昭和50年以来1.0を下回っている。
(2) 母の年齢別にみた出生率は、どの年齢層でも20年前より低下している。
(3) 老年人口割合は、年少人口割合よりも小さい。
(4) 沖縄県と東京都を除く道府県では、人口が減少している。
(5) 総人口に占める生産年齢人口の割合は、低下傾向にある。

6 人口動態の現状に基づくわが国の死因別死亡の動向に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 心疾患の年齢調整死亡率は、上昇傾向にある。
(2) 悪性新生物の粗死亡率は、上昇傾向にある。
(3) 脳血管疾患死亡数の約半数は、脳内出血による死亡である。
(4) 心疾患死亡数の約8割は、虚血性心疾患による死亡である。
(5) 悪性新生物死亡数が最も多い部位は、男女ともに胃である。

7 コホート研究(cohort study)が症例対照研究(case-control study)より優れている点に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 二重盲検法を用いることができる。
(2) 寄与危険(attributable risk)を計算できる。
(3) 観察期間が短いので費用・労力が少ない。
(4) 調査人数が少なくてすむ。
(5) 稀な疾病の相対危険(relative risk)を求めやすい。

8 大腸がんのスクリーニング検査を行った。大腸がん患者200名のうち150名が、大腸がんでない者200名のうち20名が検査陽性と判定された。この検査の敏感度(sensitivity)と特異度(specificity)の組合せに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 敏感度90%、特異度75
(2) 敏感度90%、特異度10
(3) 敏感度75%、特異度10
(4) 敏感度75%、特異度90
(5) 敏感度25%、特異度90

9 健康情報の根拠の質に関する記述である。(A)の方が(B)より質が高いものの組合せはどれか。
     (A)            (B)
a 無作為化比較試験---------症例対照研究
b 学会での口頭発表---------学術誌に掲載された論文
c 系統的文献レビュー------権威者の意見
d  生態学的研究---------------コホート研究
       (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

10 運動に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 平成15年国民健康・栄養調査による運動習慣のある者の割合は、総数では男性より女性の方が多い。
b 「健康づくりのための運動所要量」(1989)では、目標心拍数は年齢が高いほど大きい。
c 「健康づくりのための運動指針」(1993)では、130分の運動を目標にしている。
d 「健康日本21」では、成人の日常生活における歩数増加の目標値は、約1,000歩である。
       (1) ab (2) bc (3) ad  (4) bc (5) cd

11 喫煙に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 喫煙による健康影響の1つに、出生体重が低くなることがある。
b 健康増進法によると、施設管理者は受動喫煙防止の努力義務がある。
c 「健康日本21」では、未成年者の受動喫煙をなくす目標を設定している。
d 平成15年国民健康・栄養調査によると、20歳以上の男性で現在習慣的に喫煙している者の割合は50%以上である。
       (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

12
「健康日本21」の循環器病に関する目標の記述である。誤っているのはどれか。
(1) カリウム摂取量の増加
(2) 運動習慣者の増加
(3) たばこ対策の充実
(4) 飲酒対策の充実
(5) 成人の貧血の減少

13 糖尿病の現状に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)「糖尿病実態調査」では、経口糖負荷試験が実施されている。
(2)「糖尿病実態調査」によると、糖尿病が強く疑われる人のうち現在治療を受けているのは約半数である。(3)「人口動態統計」によると、死因順位第5位である。
(4) 新規に人工透析導入された患者の原因疾患の第3位である。
(5)「患者調査」による外来受療率は、高血圧性疾患より高い。

14 歯科・口腔疾患に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 幼児のむし歯予防として、フッ化物塗布が実施されている。
b わが国の12歳児1人当たりの平均むし歯数は、WHOの目標よりも多い。
c 喫煙は、成人の歯周疾患のリスクファクターである。
d「健康日本21」では、「60歳において20歯以上の自分の歯を有する者の割合」の増加を目標にしている。     (1) ab  (2) ac  (3) ad  (4) bc  (5) cd

15 感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)に基づく1類感染症である。誤っているのはどれか。
(1) コレラ
(2) エボラ出血熱
(3) ペスト
(4) 痘そう
(5) SARS(重症急性呼吸器症候群)

16 社会保障に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 国民健康保険の保険者は、都道府県である。
(2) 学校保健法は、教職員を対象としていない。
(3) 医療法には、病院・診療所の開設や管理に関することが定められている。
(4) 予防接種による健康被害の救済は、薬事法に定められている。
(5) 介護保険では、利用者がサービスを選択できない。

17 介護保険制度についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 指定介護療養型医療施設は、介護保険施設ではない。
(2) 要支援者は、介護給付の対象となる。
(3) 介護保険の財源に、公費は投入されていない。
(4) 一次判定は、主治医の意見書をもとに行われる。
(5) 短期入所療養介護は、居宅サービス事業に含まれる。

18 母子保健に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1) フェニルケトン尿症-----公費負担制度による医療給付
(2) 未熟児養育医療-----------実施主体は保健所を設置していない市町村
(3) 3歳児健診-------------------実施主体は都道府県
(4) エンゼルプラン------------「健康日本21」の一環
(5) 健やか親子21--------------少子化対策

19 産業保健に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 労働災害による被災者数は、減少してきている。
b 労働安全衛生法による定期健康診断項目で、有所見率が最も高いのは「血圧」である。
c 業務上疾病で最も多いのは、「じん肺症及びじん肺合併症」である。
d ベンゼンとの関連がみられる疾病は、白血病である。
      (1) ab  (2) ac   (3) ad  (4) bc (5) cd

20 保健・医療・福祉に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 健康危機管理の中核的な機能をになうのは、市町村保健センターである。
b 国民医療費のうち、傷病分類別一般診療医療費では、新生物が最も多い。
c 病床整備は、2次医療圏を基本に進められている。
d 認知症高齢者は、成年後見制度を利用することができる。
      (1) ab  (2) ac  (3) ad  (4) bc   (5) cd

21上皮組織に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 消化管の内面は上皮組織に覆われている。
b 上皮組織は血管に富む。
c 口腔粘膜は、移行上皮で覆われている。
d 円柱上皮は、吸収や分泌を行うことができる。
     (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

22 細胞小器官とそれらの機能の組合せである。正しいのはどれか。
(1) 中心体-----------------細胞質内の異物を分解処理する。
(2) ゴルジ装置-------------細胞分裂の際に染色体を移動させる。
(3) ミトコンドリア------------ATPを合成する。
(4) 粗面小胞体-------------細胞骨格を構成する。
(5) リソソーム--------------たんぱく質合成の場となる。

23 たんぱく質の構造に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ジスルフィド結合は、たんぱく質の1次構造の形成に関与する。
(2) たんぱく質の2次構造は、L型とR型の2種類に分けられる。
(3) 2次構造の1つとしてbシートがある。
(4) aヘリックスは、2重らせん構造である。
(5) 可視光線は、オプシンの高次構造を変化させない。

24 脂質に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) リノール酸は、n-3系不飽和脂肪酸である。
(2) パントテン酸は、複合脂質である。
(3) ホスファチジルコリンは、両親媒性物質である。
(4) ステロイド骨格をもつ物質を総称して、コレステロールという。
(5) 1分子のジアシルグリセロールは、2分子のグリセロールを含む。

25 生体エネルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 電子伝達系の電子受容体の1つに、酸素分子がある。
(2) クレアチンキナーゼは、クエン酸回路を構成する酵素の1つである。
(3) クエン酸回路には、酸素分子と基質が反応する過程がある。
(4) 細胞膜では、ATPの分解と共役してKイオンが細胞外に輸送される。
(5) 酸化的リン酸化の過程では、Naイオンの濃度勾配を利用してATPが合成される。

26 代謝経路の調節に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) たんぱく質リン酸化酵素(プロテインキナーゼ)は、有機リン酸をたんぱく質に結合させる。
(2) cAMP(環状AMP)は、たんぱく質リン酸化酵素を活性化する働きをもつ。
(3) 代謝経路の調節には、その経路で反応が最も速い酵素が関与する。
(4) 酵素のアロステリック部位には、リガンドは結合しない。
(5) ある代謝経路の生成物が、その経路の上流の特定の酵素を制御する仕組みを、フィードフォワード制御という。

27 糖質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) グルコース-6-ホスファターゼは、解糖系の酵素である。
(2) グルコースが解糖系によって嫌気的に代謝されると、クエン酸が生成する。
(3) オキザロ酢酸からのグルコースの合成は、ミトコンドリア内で進行する。
(4) グルコースがペントースリン酸回路によって代謝される際に、NADPHが生成する。
(5) グリコーゲンの加水分解によってグルコース-1-リン酸が生成する。

28 脂質の代謝についての記述である。正しいのはどれか。
(1) ヒト体内では、脂肪酸に二重結合は導入されない。
(2) オレイン酸は、必須脂肪酸である。
(3) アラキドン酸は、一価不飽和脂肪酸である。
(4) コレステロール合成の律速酵素は、HMG-CoA還元酵素である。
(5) 脂質は、たんぱく質と結合してアポたんぱく質を形成する。

29 DNAに関する記述である。正しいのはどれか。
(1)
細胞周期を通して、DNA量は変化しない。
(2) ミトコンドリア内のDNAは、線状1本鎖である。
(3) テロメアは、細胞分裂にしたがって長くなる。
(4) DNAが制限酵素で切断される過程は、スプライシングと呼ばれる。
(5) 組み換えDNA (recombinant DNA)技術によりインスリンが生産されている。

30 情報伝達についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 神経終末と標的細胞が接合する部位を、ニューロンと呼ぶ。
(2) ペプチドホルモンの受容体は,核内に存在する。
(3) ATPは、セカンドメッセンジャーである。
(4) アセチルコリンの受容体は、細胞膜に存在する。
(5) 細胞の静止膜電位は、細胞外の電位を0とすると細胞内がプラスになっている。

31細胞、組織、個体に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) プログラムされた能動的な細胞の死を、壊死という。
(2) 炎症にみられるセルスス (Celsus)4主徴は、発赤、発熱、肉芽、疼痛である。
(3) 心拍動の停止、呼吸停止、瞳孔散大の3つがそろうと脳死と認定される。
(4) 構成細胞の数が増加し、組織の容積が増大することを過形成(増生)という。
(5) 加齢にともない小腸粘膜には、腸上皮化生が生じる。

32 疾患の診断に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 健常者の臨床検査値は、基準値からはずれることはない。
(2) チアノーゼは、血液中のへモジデリンが増加した状態をいう。
(3) ヒトが生きていることを示す徴候を、バイタルサインという。
(4) 体温計による検温では、直腸温は腋窩温よりも低い。
(5) 呼吸器系から出血した血液を、口腔から排出する場合を吐血という。

33 輸血と移植についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 不適合輸血で、重篤な副作用は生じない。
(2) 自己輸血で、移植片対宿主病 (graft-versus-host diseaseGVHD)を予防できる。
(3) 輸血では、B型肝炎ウイルス感染は起きない。
(4) 親子間の移植は、同系移植である。
(5) 腎臓移植は、心停止後のドナーからは行なわれない。

34 疾患治療に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 生存中に臓器移植を承諾することを、ターミナルケアという。
(2) 腹膜透析患者の管理を、周術期管理という。
(3) EBM (evidence-based medicine)では、ケーススタディのエビデンスの質が最も高い。
(4) 成分栄養剤の窒素源は、カゼインである。
(5) 特殊な器具や薬品を用いて行なう心肺蘇生を、二次救命処置という。

35 心不全に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 右心不全では、発作性夜間呼吸困難が特徴的所見である。
(2) 左心不全では、レニン・アンギオテンシン系が活性化する。
(3) 左心不全では、気管支喘息が生じる。
(4) 左心不全では、肝腫大、腹水が生じる。
(5) 心不全が進行しても、脳血流量は低下しない。

36 脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) VLDLは、LDLから形成される。
(2) キロミクロンは、肝臓で合成される。
(3) リポたんぱく質リパーゼの機能は、コレステロールのエステル化である。
(4) アセト酢酸は、ケトン体の1つである。
(5) ホルモン感受性リパーゼの活性化によって、血中遊離脂肪酸濃度は低下する。

37 消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 潰瘍性大腸炎では、非連続性の病変がみられる。
(2) 過敏性腸症候群では、腸粘膜のびらんと下血がみられる。
(3) 急性膵炎の原因に、高キロミクロン血症がある。
(4) 肝硬変では、門脈圧が低下する。
(5) 急性胆嚢炎の病因は、アルコールの過飲が最も多い。

38 循環器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 狭心症では、血清クレアチンキナーゼ (CK)値が上昇する。
(2) 狭心症では、胸痛が30分以上持続する。
(3) 心筋梗塞の合併症として、不整脈は最も出現頻度が高い。
(4) 高血圧の50%は、腎性高血圧である。
(5) 心筋梗塞では、心電図上ST上昇はみられない。

39 腎臓の機能に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 腎臓の近位尿細管より、レニンが分泌される。
(2) 甲状腺ホルモンにより、活性型ビタミンDの産生が促進される。
(3) 糸球体濾過値 (GFR)の正常値は、約50mL/分である。
(4) 慢性腎不全では、エリスロポエチンの産生が先進する。
(5) バソプレシン分泌が低下すると、低張尿となる。

40 ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) オキシトシンは、下垂体の前葉から分泌される。
(2) 副甲状腺ホルモン (PTH)は、血中のカルシウム濃度を低下させる。
(3) アルドステロンは、尿へのカリウム排泄を増加させる。
(4) アドレナリンは、副腎皮質ホルモンの1つである。
(5) バセドウ病では、血中の甲状腺刺激ホルモン (TSH)が上昇する。

41 神経系に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 視床下部は、間脳に含まれる。
(2) 呼吸中枢は、中脳に存在する。
(3) 迷走神経は、脊髄神経である。
(4) 交感神経刺激は、瞳孔を縮小させる。
(5) 味覚は、体性感覚の1つである。

42 神経疾患に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1) パーキンソン病------セロトニン含有細胞の脱落
(2) アルツハイマー病------大脳の神経原線維変化
(3) 一過性脳虚血発作------脳出血
(4) クロイツフェルト・ヤコブ病------ウィルス感染症
(5) 脚 気------ビタミンB6欠乏

43 呼吸器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 気管支喘息の肺機能は、拘束性換気障害のパターンを示す。
(2) 重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、低炭酸ガス(CO2)血症がみられる。
(3) 結核性胸膜炎では、漏出性胸水が認められる。
(4) 喫煙は、肺気腫の原因となる。
(5) 慢性呼吸不全では、エネルギー代謝は低下の状態にある。

44 神経症状を伴う大球性貧血である。正しいのはどれか。
(1) 悪性貧血
(2) 再生不良性貧血
(3) 自己免疫性溶血性貧血
(4) 鉄欠乏性貧血
(5) 葉酸欠乏性貧血

45 関節の構造と疾患に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 関節液の主成分は、ヒドロキシアパタイトである。
b 関節軟骨には、コラーゲンが豊富に存在する。
c 変形性関節症では、関節軟骨の変性がみられる。
d 変形性関節症は、若年女性に好発する。
     (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

46 生殖系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ダグラス窩は、膀胱と子宮の間にある。
(2) 卵巣には、種々の発達段階の卵胞が散在している。
(3) 排卵後にプロゲステロンの分泌は低下する。
(4) 更年期には、卵胞刺激ホルモンの分泌が停止する。
(5) 黄体形成ホルモンは、卵胞から分泌される。

47 女性より男性に多くみられる疾患である。正しいのはどれか。
(1) 関節リウマチ
(2) 全身性エリテマトーデス
(3) 橋本病
(4) 胆石症
(5) 痛 風

48 アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 食物アレルギーの原因で最も多いのは、牛乳である。
(2) T型アレルギー反応には、気管支喘息が含まれる。
(3) U型アレルギー反応では、ヒスタミンが放出されて炎症が生じる。
(4) V型アレルギー反応は、遅延型過敏反応である。
(5) W型アレルギー反応は、抗体の関与する体液性免疫である。

49 悪性腫瘍に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 上皮細胞由来の悪性腫瘍を肉腫と呼ぶ。
b 後天性免疫不全症候群(AIDS)では、悪性腫瘍発生の頻度が低い。
c 癌腫は、リンパ行性の転移を生じやすい。
d 発癌の要因には、遺伝子傷害がある。
 (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

50 経口感染するウイルス感染症である。正しいのはどれか。
(1) 水 痘
(2) 日本脳炎
(3) 麻 疹
(4) 流行性耳下腺炎
(5) A型肝炎

51 穀類とその加工品に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 精白米のアミノ酸価は、そば粉のそれよりも高い。
(2) 上新粉の原料は、うるち米である。
(3) うどんの製造には、強力粉が用いられる。
(4) 缶詰のスイートコーンには、完熟種子が用いられる。
(5) ライ麦粉は、グルテンを形成する。

52 五訂増補日本食品標準成分表に収載されている野菜類に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ほうれんそう(葉、生)のb-カロテン含量は、ほうれんそう(葉、ゆで)より高い。
(2) ブロッコリー(花序、生)のビタミンC含量は、ブロッコリー(花序、ゆで)より高い。
(3) にんじん(根、皮つき、生)のビタミンC含量は、だいこん(根、皮つき、生)より高い。
(4) ごぼうの食物繊維は、不溶性食物繊維含量より水溶性食物繊維含量が高い。
(5) 西洋かぼちゃは、日本かぼちゃに比べ水分含量が高い。

53 魚介類に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 魚肉では、死後硬直は起こらない。
(2) トリメチルアミンは、海水魚の魚臭物質である。
(3) さばやまぐろには、n-3系列よりn-9系列の不飽和脂肪酸が多く含まれる。
(4) ミオグロビンは、赤身魚より白身魚に多く含まれている。
(5) 魚肉は、畜肉に比べて結合組織の割合が高い。

54 牛乳についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 主な炭水化物は、ガラクトースである。
(2) 脂肪には、短鎖脂肪酸が含まれている。
(3) 乳清のラクトフェリンは、鉄を含まない。
(4) カゼインミセルは、リポたんぱく質である。
(5) 均質化処理では、クリーム層が分離する。

55 酒類に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ビールは、単発酵酒である。
(2) ワインの醸造では、酸化防止のために亜硝酸塩を加える。
(3) 上面発酵ビールは、ラガービールと呼ばれる。
(4) 清酒の醸造では、こうじかびと酵母が使われる。
(5) 甲類焼酎は、本格焼酎と呼ばれる。

56 油脂に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) オリーブ油の構成脂肪酸の多くは、多価不飽和脂肪酸である。
(2) 油脂の水素添加により、ヨウ素価は上昇する。
(3) a-リノレン酸は、n-6系列の不飽和脂肪酸である。
(4) 2種類の油脂で、それらの脂肪酸組成が同じならば融点は等しい。
(5) やし油は、大豆油よりもケン化価が大きい。

57 色素成分に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) カプサンチンは、とうがらしに含まれるカロテノイドである。
(2) 光過敏症の原因物質であるフェオフォルバイトは、ヘム色素から鉄が離脱したものである。
(3) オキシミオグロビンのヘム鉄は、酸化されて3価となっている。
(4) メラノイジンは、イソフラボンが重合してできたものである。
(5) 梅干しの赤色は、しそ葉に含まれるリコペンによるものである。

58 脂質の酸化に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 飽和脂肪酸は、自動酸化を起こしやすい。
(2) 自動酸化により、脂質からメラノイジンが生じる。
(3) 水分活性が低ければ低いほど、脂質の酸化は抑制される。
(4) ラジカル捕捉剤を添加すると、自動酸化は促進される。
(5) 脂質の自動酸化では、重合反応だけでなく分解反応も起こる。

59 食品成分と生体調節機能に関する組合せである。正しいものの組合せはどれか。
a フラクトオリゴ糖------整腸効果
b イコサペンタエン酸------血小板凝集促進
c キトサン------コレステロール吸収阻害
d タウリン------カルシウム吸収促進
    (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

60 栄養表示基準に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 食品衛生法に基づいて、実施されている。
(2) 表示には、厚生労働大臣の許可が必要である。
(3) 栄養機能食品は、適用を受けない。
(4) 成分含量表示では、表示したい栄養成分を最初に記載する。
(5) 熱量が100g当たり5kcal未満なら、「ゼロ」と表示してよい。

61 栄養機能食品に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 個別評価型の保健機能食品である。
(2) 全てのビタミンで栄養機能表示ができる。
(3) 厚生労働大臣が認可したマークがある。
(4) 厚生労働省への届け出や審査を必要とする。
(5) 栄養機能表示ができるミネラル類は、亜鉛、カルシウム、鉄、銅およびマグネシウムである。

62 特定保健用食品と特別用途食品に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 特定保健用食品に、錠剤やカプセルの形態は認められない。
(2) 特定保健用食品は、健康増進法と食品衛生法の両方から規定されている。
(3) アレルゲン除去食品は、特定保健用食品の1つである。
(4) 特別用途食品の中に、特定保健用食品は含まれない。
(5) 特別用途食品は、厚生労働大臣の認可を必要としない。

63 食品の表示に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 賞味期限と品質保持期限の意味は、同じである。
b 賞味期限は、品質の劣化が早いもの(おおむね製造後5日以内)に適用される。
c 食物アレルギーを起こす特定原材料として、大豆は表示が義務づけられている。
d 添加物を使用した食品は、原則として全ての添加物を表示しなければならない。
     (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

64 食品の加工と栄養に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a レジスタントスターチには、食物繊維としての特性がある。
b たんぱく質を強酸で処理すると、リシノアラニンが生成する。
c トランス型脂肪酸は、不飽和脂肪酸を水素添加する過程で生成する。
d 米粒中のどタミンB1量は、玄米>七分つき米>半つき米>精白米の順である。
    (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

65 食品包装に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 果物や野菜の簡易CAcontrolled atmosphere)貯蔵には、プラスチックフィルム包装が使われている。
b 常温流通可能な米飯やLL牛乳には、窒素ガス充填包装が使われている。
c 脱酸素剤封入包装は、嫌気性細菌の生育抑制を目的として用いられる。
d レトルトパウチ包装は、調理済み食品に使われている。
     (1) ab  (2) ac  (3) ad  (4) bc  (5) cd

66 調理操作による栄養成分の変化に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a じゃがいもを丸ごと40分蒸したとき、還元型ビタミンC50%以上減少する。
b 野菜のb-カロテンの損失は、妙め物で35%程度である。
c キャベツの千切りを浸漬するとき、水道水より1%食塩水の方がカリウムの溶出が多い。
d 網焼き操作によって、豚ロースの脂肪の約60%が減少する。
    (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

67 調味料に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 減塩しょうゆの食塩濃度は、23%である。
(2) イノシン酸は、こんぶの旨味成分である。
(3) ターメリックは、酸味を強めるために使われる。
(4) 糖アルコールの甘味度は、砂糖より高い。
(5) 減塩のための調理では、食酢を活用できる。

68 五訂増補日本食品標準成分表に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 炭水化物は、糖質ならびに繊維の項目別に成分値が収載されている。
(2) ビタミンAは、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」との整合性を確保するために、レチノール当量の算出方法が改められた。
(3) ビタミンDは、効力を国際単位(IU)で表示されている。
(4) 無機質の成分項目として、マンガンは収載されていない。
(5) アルコールのエネルギー換算係数として、3.5kcal/gを適用している。

69 人畜共通感染症についての記述である。誤っているのはどれか。
(1) 炭疽菌に汚染された食肉を摂取すると、腸炭症を発症することがある。
(2) 牛型結核菌に汚染された牛乳を摂取すると、結核を発症することがある。
(3) サルモネラ菌に汚染された食肉を摂取すると、ブルセラ症を発症することがある。
(4) リステリア症は、牛乳や食肉の飲食によって発症することがある。
(5) ペットとの接触で、人畜共通感染症を発症することがある。

70 ノロウイルスについての記述である。正しいのはどれか。
(1) カキの体内で増殖する。
(2) 食酢の使用で、ノロウイルスによる食中毒を防ぐことができる。
(3) ヒトからヒトヘ感染する。
(4) ヒトの腸内では増殖しない。
(5) 食中毒の主な症状は、呼吸麻痺である。

71 消化器系感染症についての記述である。正しいのはどれか。
(1) コレラは、セレウス菌の感染によって起こる。
(2) 赤痢の潜伏期は、黄色ブドウ球菌食中毒より短い。
(3) 腸チフスの症状は、高熱をともなうのが特徴である。
(4) パラチフスの症状は、腸チフスより重症である。
(5) 大腸菌群によって汚染されている食品を摂取しても、消化器系感染症は起こらない。

72 微生物の産生する有害物質に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 黄変米毒素は、細菌類が産生する。
(2) マイコトキシンは、細菌類が産生する。
(3) ブドウ球菌のエンテロトキシンは、65℃、30分の加熱で失活する。
(4) アフラトキシンは、カビが産生する。
(5) ベロ毒素は、サルモネラ菌が産生する。

73 溶液の浸透圧に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 溶液の浸透圧は、溶解している成分のモル濃度に逆比例する。
(2) 食塩溶液の浸透圧は、溶液の水分活性が低くなるほど低下する。
(3) 同じ重量%濃度なら、食塩よりショ糖の方が浸透圧を高める効果が大きい。
(4) 溶液の浸透圧は、温度が低下すると高くなる。
(5) 同じ重量%濃度なら、ショ糖よりブドウ糖の方が浸透圧を高める効果が大きい。

74 食品添加物に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 1
日摂取許容量 (ADI)は、ヒトが一生涯にわたって毎日摂取し続けても健康に影響を及ぼさないと判断できる量である。
(2) ADlは、ヒト試験によって求められる。
(3) 指定添加物は、農林水産大臣により指定されている添加物である。
(4) 指定添加物は、天然添加物として使用実績が認められている添加物である。
(5) 指定添加物には、対象食品、使用量の制限が定められていない。

75 遺伝子組換え技術に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 凝乳酵素を微生物に生産させることができる。
b 日本では、遺伝子組換え大豆の栽培は許可されていない。
c 日持ち性の向上したトマトが開発されている。
d 同じ種間でしか遺伝子の組換えができない。
    (1) ab  (2) ac  (3) ad  (4) bc  (5) cd

76 栄養素の過不足と疾患に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1) 炭水化物の不足-------------ウェルニッケ・コルサコフ症候群
(2) 脂肪の不足-------------------大腸がん
(3) たんぱく質の過剰----------クワシオルコル
(4) セレンの不足 -------------克山病
(5) ビタミンB12の過剰--------貧血

77 栄養学の歴史に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a ラボアジェ (Lavoisier AL)は、呼吸が燃焼と同じ現象であることを見出した。
b アトウォーター (Atwater WO)は、特異動的作用(食事誘発性産熱)を見出した。
c ルブネル (Rubner M)は、脂肪を分解する作用が膵液にあることを見出した。
d ビタミンと名付けられた物質は、最初に米ぬかから抽出された。
     (1) ab  (2) ac  (3) ad  (4) bc  (5) cd

78 学養素の体内動態に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 食事由来の短鎖脂肪酸は、キロミクロンに取り込まれて輸送される。
(2) 食事由来のコレステロールは、門脈を経て肝臓へ送られる。
(3) 肝臓で合成されたトリアシルグリセロールは、VLDL中に取り込まれる。
(4) 食事由来のアミノ酸は、リンパ管を経て静脈に入る。
(5) ビタミンB1は、アルブミンと結合して血液中を輸送される。

79 栄養素の消化・吸収に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) フルクトースは、グルコースよりも吸収は速い。
(2) でんぷんを脂肪とともに摂取すると、でんぷんの消化・吸収が早くなる。
(3) たんぱく質の胃内消化により、大量のアミノ酸が産生される。
(4) 脂肪の多い食事では、脂溶性ビタミンの吸収は抑制される。
(5) 胃液の分泌は、ビタミンB12の吸収に必要である。

80 消化液の分泌調節に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 迷走神経の刺激は、胃液の分泌を引き起こす。
(2) ガストリンは、胃酸の分泌を抑制する。
(3) 胃内容物が十二指腸へ移送されることにより、胃酸分泌が促進する。
(4) コレスシストキニンは、膵液中への炭酸水素イオン(HCO3-)の分泌を促進する。
(5) セクレチンは、胆のうを収縮させ、胆汁を放出させる。

81 糖質を多く含む食事による代謝変化に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 脳では、脂肪酸がエネルギー源として利用される。
(2) 肝臓では、糖新生が亢進する。
(3) 筋肉では、グリコーゲンの合成が亢進する。
(4) 筋肉では、たんぱく質の合成が低下する。
(5) ビタミンB1の必要量が低下する。

82 脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) エネルギーが不足すると、ホルモン感受性リパーゼ活性が抑制される。
(2) 骨格筋は、ケトン体をエネルギー源として利用できる。
(3) VLDLは、コレステロールの含有率が最も高いリポたんぱく質である。
(4) LDLは、トリアシルグリセロールの含有率が最も高いリポたんぱく質である。
(5) 骨格筋には、脂質は蓄積されない。

83 たんぱく質とアミノ酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 消化管から吸収されたアミノ酸は、体内のアミノ酸プールに入らない。
(2) 筋肉たんぱく質の分解で生じた遊離アミノ酸は、体たんぱく質の合成に再利用されない。
(3) 骨格筋のたんぱく質の平均半減期は、肝臓で合成されるたんぱく質の平均半減期よりも短い。
(4) 筋肉に取り込まれた分枝アミノ酸は、グルコースに変換されて放出される。
(5) 筋肉から放出されたアラニンは、肝臓でグルコースに変換される。

84 抗酸化ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ビタミンEは、体内に貯蔵されない。
(2) ビタミンCは、ビタミンEの消費を軽減する。
(3) b-カロテンの欠乏は、溶血性貧血を引き起こす。
(4) ビタミンEは、腸内細菌によって合成される。
(5) ビタミンCの過剰摂取は、骨形成不全を引き起こす。

85 ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) エネルギー源として脂肪酸利用が高まった場合には、ビタミンB1の必要量が増す。
(2) たんぱく質の摂取量が多くなると、ビタミンB6の必要量が増す。
(3) ナイアシンが不足すると、血液の凝固が起こりにくくなる。
(4) 鉄の摂取量が多くなると、葉酸の必要量が低下する。
(5) ビタミンDは、酸化ストレスを防ぐために利用される。

86 カルシウム代謝についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 体内カルシウム蓄積量は、幼児期に最大となる。
(2) カルシウムは、経皮的には排泄されない。
(3) 無機リンは、腸管でのカルシウム吸収率を上昇させる。
(4) 活性型ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収率を上昇させる。
(5) カルシウム摂取が不足すると、ミルクアルカリ症候群が発症する。

87 微量元素に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 亜鉛は、セルロプラスミンの構成成分である。
(2) 銅が欠乏すると、白血球の増加をきたす。
(3) クロムが欠乏すると、耐糖能異常をきたす。
(4) セレンは、スーパーオキシドジスムターゼの構成成分である。
(5) 体内総鉄量の半分は、貯蔵鉄として存在する。

88 体液調節の異常に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 水分欠乏性脱水症では、細胞外液は低張になる。
(2) 塩分欠乏性脱水症では、細胞外液は高張になる。
(3) 浮腫は、細胞質内に水分が貯留した状態をいう。
(4) 乳幼児では、腎機能が未発連なので脱水が起こりやすい。
(5) 抗利尿ホルモンは、尿細管での水分の再吸収を抑制する。

89 エネルギー代謝に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 基礎代謝量(kcal/日)は、早朝空腹時に快適な室内において安静仰臥位で測定される。
(2) 「食事摂取基準(2005年版)」では、睡眠時代謝量は基礎代謝量の80%とされている。
(3) 食物摂取によりエネルギー代謝が亢進し、体温が上昇する現象を食事誘発性産熱(DIT)という。
(4) 身体活動レベル (PAL)は、1日のエネルギー消費量を1日当たりの基礎代謝量で除した値である。
(5) 成人の推定エネルギー必要量 (EER)は、基礎代謝量と身体活動レベルから算定できる。

90 栄養アセスメントの方法についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 日本肥満学会の腹部肥満判定基準は、ウエスト周囲径が男性90cm以上、女性85cm以上である。
(2) 血清フェリチン値は、鉄栄養状態の判定に用いられる指標である。
(3) 血清アルブミンの半減期は、34日である。
(4) 基礎代謝の測定には、二重エネルギー]線吸収法 (DEXA)が用いられる。
(5) 正常な発育では、生後2年で頭囲と胸囲はほぼ同等となる。

91 成長・発達、加齢に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 各臓器の発達速度に差はない。
(2) 30歳以降、加齢に伴い糸球体濾過値 (GFR)が高まる。
(3) 若年者に比べ高齢者では、体重当たりに占める除脂肪組織の割合は低い。
(4) 高齢者の体内水分量の減少は、細胞外液量の減少による。
(5) 加齢により、テロメアが伸長する。

92 妊娠期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 妊娠中の体重増加は、一律に抑制すべきである。
(2) ビタミンB12不足により、神経管閉鎖障害(二分脊椎など)を起こす危険性がある。
(3) 妊婦の貧血には、葉酸の欠乏は認められない。
(4) 「食事摂取基準(2005年版)」では、妊娠中のカルシウム付加量は300mg/日である。
(5) レチノールの過剰摂取は、胎児奇形を起こす危険性がある。

93 妊娠期・授乳期の栄養に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 妊娠悪阻で起こるウェルニッケ・コルサコフ症候群は、ビタミンB6欠乏による。
b 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)であっても、エネルギー摂取量の付加は必要である。
c 「食事摂取基準(2005年版)」では、ビタミンKの付加量は必要ないとされている。
d 妊娠糖尿病では摂取エネルギーが同じ場合、13回食の方が頻回食より血糖値は安定する。
     (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

94 母乳とその分泌に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 初乳は、成熟乳に比べ乳糖が多く含まれる。
(2) オキシトシンは、子宮復古(回復)を促進する。
(3) 母乳は、牛乳よりカゼインが多く含まれる。
(4) ニコチンは、プロラクチン分泌を促進する。
(5) 初乳中には、分泌型IgMが多く含まれている。

95 改定「離乳の基本」(厚生省、平成7)に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 離乳は、生後4か月以内に開始する。
(2) 離乳開始後ほぼ1か月は、離乳食を13回与える。
(3) 離乳は、卵白、白身魚などたんばく質の多い食品から開始する。
(4) 生後9か月頃からは、離乳食の後に与える乳汁は児の欲するままに与える。
(5) 離乳後期以降は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを多く使用する。

96 幼児期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) カウプ指数は、{ (体重g) / (身長cm)3 }×104で計算される。
(2) 成人より細胞内液の割合が多い。
(3) 幼児の間食のエネルギーは、総エネルギーの2540%とする。
(4) マラスムスでは、著しい浮腫がみられる。
(5) 幼児期の体重当たりのたんぱく質維持必要量に男女差はない。

97 学童期の栄養・発育に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 肥満判定法に、ローレル指数が用いられる。
(2) 成長に伴う組織増加分のエネルギー(エネルギー蓄積量)は、11歳よりも7歳が高い。
(3) 女性の身長が最も伸びる時期は、平均8歳である。
(4) 「食事摂取基準(2005年版)」では、学童期の総脂質目標量は、総エネルギーの3040%である。
(5) 永久歯は、8歳前後ではえそろう。

98 「食事摂取基準(2005年版)」に基づいた思春期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 月経のある女性において、月経血による鉄損失は、考慮されていない。
(2) カルシウム吸収率は、成人期より高い。
(3) 身長増加速度のピークは、男子が女子より先行して出現する。
(4) 体重1kg当たりのたんぱく質の推奨量は、成人期と変わらない。
(5) 亜鉛の推奨量は、設定されていない。

99 「食事摂取基準(2005年版)」に基づいた成人期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 男性30歳以上のコレステロール摂取目標量の上限は、900mg/日である。
(2) 生活習慣病予防のために、男女とも食物繊維の摂取量を15g/日未満に制限する。
(3) BMI 20の人には、エネルギー摂取量の抑制と運動量の増加を指導する。
(4) 生活習慣病予防の観点から見た望ましいカリウム摂取量は、2,000mg/日である。
(5) 高血圧とがんの予防には、ナトリウムの過剰摂取を防ぐ対策が必要である。

100 高齢者の身体変化に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 消化液の分泌量は、高齢になっても維持される。
b 腎臓の尿を濃縮する能力が低下する。
c 基礎代謝量が低下する。
d 塩味の味覚閥値は低下する。
    (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

101 「食事摂取基準(2005年版)」に基づいたエネルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 推奨量が示されている。
(2) 基礎代謝基準値は、1517歳でもっとも高くなる。
(3) 1569歳における「ふつう(U)」の身体活動レベルの代表値は1.75である。
(4) 推定エネルギー必要量は、食事調査から得られた。
(5) 身体活動レベルは、全年齢層で3つに区分されている。

102 「食事摂取基準(2005年版)」に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a  n-6系脂肪酸は、18歳以上で総エネルギー摂取量の10%未満が目標量である。
b 妊婦及び授乳婦では、リン付加量が設定されている。
c 妊娠末期のエネルギー付加量は、250kcalである。
d 胎盤機能低下のある場合、カルシウムは多く摂取すべきである。
       (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

103 健康増進と運動に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 運動により、トリグリセリドの代謝は抑制される。
b 運動により、血中HDLコレステロール濃度は低下する。
c 等尺性運動をすると、運動中に拡張期血圧と収縮期血圧はともに上昇する。
d 運動が骨密度に与える影響は、運動の種類により異なる。
    (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (d) cd

104 運動と栄養に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 激しい運動を長時間行うと、たんぱく質必要量が増す。
(2) 「食事摂取基準(2005年版)」では、激しいトレーニングを行っている人の身体活動レベルはVに該当する。
(3) スポーツ選手にみられる貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。
(4) 筋グリコーゲンの蓄積量は、運動持続時間に影響しない。
(5) 運動中の水分摂取により、体温の上昇を抑えることはできない。

105 生体リズムに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ヒトのサーカディアンリズムは、20時間の周期である。
(2) サーカディアンリズムは、明暗の刺激により変化する。
(3) 消化器のサーカディアンリズムは、食事による影響を受けない。
(4) 体温は、一般に午後12時に最も高くなる。
(5) サーカディアンリズムは、下垂体で調節されている。

106 行動科学理論に関する記述である。[  ]に入る正しいものの組合せはどれか。
 社会的学習理論は、1970年代に[ a ]によって提唱され、社会的行動は直接強化を受けなくても、他人の行動や経験を[ b ]だけで発生するということに注目して、[ c ]を重視したものである。
      a                   b           c
(1) プロチャスカ (Prochaska JO) -- まねる ----- セルフエフィカシー
(2) プロチャスカ --------------------- 認める ----- モニタリング
(3) プロチャスカ --------------------- ほめる ----- エンパワメント
(4) バンデューラ (Bandura A) ----- まねる ----- モデリング
(5) バンデューラ --------------------- 認める ----- グループワーク

107  45歳男性。職場の定期健診で、肥満、軽症高血圧、耐糖能異常と診断された。
 自分は健康であると思っており、朝食抜きで昼食と夕食は外食、多量飲酒などの生活習慣を変える気ない。行動変容段階モデルに基づいた、適正な生活習慣への変容を図るための働きかけに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 生活習慣の問題点について話し合う。
(2) 朝食を毎日食べることを約束させる。
(3) 外食をやめるように勧める。
(4) 禁酒を勧める。
(5) 6か月後の体重減少目標を決めさせる。

108肥満を改善するための行動変容技法に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1) 自己監視法--------------食べたくなったら歯を磨く
(2) オペラント強化法-----目標体重に近づいたらほめる
(3) 刺激統制法--------------すすめられた酒の断り方を練習する
(4) 反応妨害法--------------見える所に菓子を置かない
(5) 社会技術訓練-----------体重変化を毎日記録する

109栄養教育におけるアセスメントの方法と得られる情報の組合せである。正しいのはどれか。
(1) 身体計測 ----------------- 血圧
(2) 生理・生化学検査 ----- 日常生活動作能力 (ADL)
(3) 臨床診査 ----------------- 尿中たんぱく質
(4) 生活時間調査 ----------- 栄養素摂取状況
(5) 食行動調査 -------------- セルフエフィカシー

110食物摂取状況の情報収集に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 質問票法は、質問数が多ければ多いほどよい。
(2) 観察法は、被観察者の行動に観察の影響が及ばないよう配慮する。
(3) 実測法は、1日調査でも個人の日常の食物摂取状況を把握できる。
(4) 集団面接法は、国民健康・栄養調査で用いられている。
(5) 既存資料として、人口動態統計のデータが活用できる。

111栄養教育の計画に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 対象者の実態把握のために、本人による食事記録は必須である。
(2) 複数の小目標を設定したうえで、最終目標を決める。
(3) 知識の獲得を重視したカリキュラムが、食行動変容に効果的とされる。
(4) 専門職から成る指導者チームの場合は、事前の打合せは必要ない。
(5) 教育効果の評価項目は、栄養教育前に決める。

112カウンセリングに関する用語の記述である。正しいのはどれか。
(1) カウンセリングマインドとは、カウンセリングを受ける人の心構えをいう。
(2) 非言語的表現とは、絵画や映像を面接に用いることをいう。
(3) 傾聴とは、相手の立場に立って話を聴く態度をいう。
(4) 受容とは、相手を全面的に受け入れて理解しようとする態度をいう。
(5) 共感的理解とは、相手の感情を理解して同じ感情をもつことをいう。

113栄養教育の教育内容と教材の組み合せである。正しいのはどれか。
(1) サプリメントの使用量 ---------- 食事摂取基準
(2) 休養の方法 ------------------食生活指針
(3) 疾病の罹患危険性 -------------生命表
(4) 外食料理のエネルギー量 ------- 食料需給表
(5) 加工食品のビタミン含有量 ---- 原材料名の表示

114一斉学習、グループ学習、個別学習の3種の学習形態を全て含む組合せである。正しいのはどれか。
(1) 講義  -------------------- パネルディスカッション ---- 通信教育
(2) 講義  -------------------- ロールプレイ ------------ カウンセリング
(3) パネルディスカッション ------- シンポジウム ------------ 読書
(4) バズセッション ------------ ブレインストーミング ------- カウンセリング
(5) レクチャーフォーラム ---- ワークショップ --------------- ロールプレイ

115栄養教育の影響・結果評価に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 無作為割付のない比較試験では、対象者の選択バイアスを考慮する必要がある。
b 無作為化比較試験では、実施者の負担は大きいが質の高い評価ができる。
c 前後比較試験では、脱落者が1人でも出たら評価できない。
d ケーススタディでは、対象者に負担をかけず質の高い評価ができる。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) bd

116妊婦への食物摂取上の注意に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a カフェインを含むコーヒーは日常的に多飲してもよい。
b 妊娠初期はメチル水銀を多く含む魚の種類に気をつける。
c 酒類の摂取に注意を払わなくてもよい。
d 葉酸不足の予防のために、サプリメントも適宜利用する。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) bd

117栄養教諭の職務内容(中教審答申、平成16年)に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 食物アレルギーのある児童生徒への個別指導
(2) スポーツをする児童生徒への個別指導
(3) 給食を教材とした食に関する指導
(4) 糖尿病に羅患している保護者への個別指導
(5) 地域の食に関する行事への参画

118 食環境づくりには食物へのアクセス面と情報へのアクセス面がある。食物へのアクセス面での取り組みとして、正しいものの組合せはどれか。
a コンビニエンスストアが、健康に配慮した弁当を開発し販売する。
b スーパーマーケットが、健康的なメニューのレシピを配布する。
c 外食店のホームページ上で、メニューの栄養成分を開示する。
d ボランティア団体が、高齢者への配食サービスを行う。
     (1) ab  (2) ac  (3) ad  (4) bc  (5) cd

119 諸外国の食生活・栄養改善活動に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) スローフード運動では、地域の食材を活用した食文化の継承が重視されている。
(2) ファイブ・ア・デイ運動では、間食を含めて15食を勧めている。
(3) アメリカでは、朝食を提供する学校給食プログラムがある。
(4) フードガイドとは、何をどれだけ食べたらよいか示したものである。
(5) 開発途上国で重要とされているものの1つに、微量栄養素欠乏を改善するプログラムがある。

120 WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)による食物ベースの食生活指針 (Food-based Dietary Guidelines)に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 地域の伝統的な食習慣を考慮しない。
(2) 食料生産の持続性を考慮しない。
(3) 栄養素別に数値目標が示されている。
(4) 世界栄養宣言に基づいている。
(5) 開発途上国では策定されていない。

121糖尿病の検査に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) HbAlc値は、採血時から過去12週間の平均血糖値を反映する。
(2) 赤血球の寿命が短縮される貧血では、HbAlc値の評価には注意を要する。
(3) 2型糖尿病では抗膵島抗体が検出される。
(4) 低たんぱく血症を伴う場合、フルクトサミン値は実際よりも高値を示す。
(5) 尿糖陽性の場合は、糖尿病と診断する。

122非経口栄養法に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a
末梢静脈栄養では、12,000kcalのエネルギーを補給できる。
b 中心静脈栄養施行時に発熱がみられた場合には、カテーテル感染を疑う。
c
長期静脈栄養療法では、腸管粘膜の萎縮が起こりやすい。
d 浸透圧の低い経腸栄養剤では、下痢が起こりやすい。
    (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

123中心静脈栄養法で管理している意識障害患者が、乳酸アシドーシスを発症した。原因として正しいのはどれか。
(1) ビタミンB1欠乏
(2) ビタミンB6欠乏
(3) ビタミンB12欠乏
(4) ビタミンC欠乏
(5) ビタミンD欠乏

124薬物と食物・栄養との相互作用に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a グレープフルーツ摂取により、カルシウム拮抗薬の血中濃度は低下する。
b グレープフルーツ摂取により、薬剤解毒酵素が阻害される。
c ビタミンKは、ワーファリン (ワルファリン)の作用を阻害する。
d ワーファリン服用者には、納豆の摂取を勧める。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

125栄養ケアの記録についての記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 栄養ケア目標は、POS(問題志向システム)の初期計画として表現する。
b POMRC(問題志向型診療記録)においては、臨床検査データは、主観的データとして記録する。
c POMRCにおいては、食事摂取状況の観察は、客観的データとして記録する。
d 栄養食事指導料算定のためには、看護記録へ栄養ケア内容を記録する必要がある。
       (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

126カルシウム欠乏症に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 血中アルカリホスファターゼ濃度の低下がみられる。
(2) 血中副甲状腺ホルモン濃度の低下がみられる。
(3) 血中カルシトニン濃度の増加がみられる。
(4) テタニーがみられる。
(5) 視力障害がみられる。

127食物アレルギーについての記述である。正しいのはどれか。
(1) 診断には、血液中の特異的IgA抗体を測定する。
(2) キウイフルーツは、原因にならない。
(3) 母乳は、アレルゲンにはならない。
(4) 食事療法では、代替食品を用いる。
(5) 免疫寛容により、食物アレルギーが悪化する。

128糖尿病の運動療法に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a インスリン治療患者では、早朝空腹時の運動療法は避ける。
b 運動療法により、インスリン抵抗性は改善する。
c ケトアシドーシスを合併する患者には、運動療法を指導する。
d 運動療法は、強度が高いほど効果的である。
    (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

129糖尿病合併症に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 糖尿病神経障害は、便秘の原因となる。
b 糖尿病ケトアシドーシスの治療には、食事療法を優先させる。
c 糖尿病腎症の進行した腎不全期では、血清クレアチニン値は低下する。
d 糖尿病網膜症は失明の原因となる。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

130  40歳男性、研究職、身長175cm、体重65kg、血圧126/70mmHg、起床時に左足第一中足祉関節部の激痛があり、痛みが治らないため受診。尿酸値11.0mg/dL。適切な栄養指導はどれか。
(1) 不飽和脂肪酸の摂取を制限する。
(2) 水分の摂取を勧める。
(3) 減量を指導する。
(4) 糖質摂取を制限する。
(5) 食物繊維摂取を制限する。

131  53歳男性、事務職、身長170cm、体重70kg、血清総コレステロール 245mg/dL、トリグリセリド220mg/dLHDLコレステロール40mg/dL、自覚症状はなく職場の健康診断で高脂血症を指摘された。適切な栄養管理はどれか。
(1) 1日の摂取エネルギー量を2,2002,400kcalとする。
(2) 1日の摂取エネルギー量を1,6001,800kcalとする。
(3) 1日の摂取エネルギー量を1,0001,200kcalとする。
(4) 1日の摂取脂肪量を20gとする。
(5) 1日の摂取脂肪量を80gとする。

132 慢性膵炎に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 日本人男性の場合、主たる原因は高脂肪食である。
(2) 脂肪の消化・吸収不良が起こる。
(3) 急性再燃時には、粥食により栄養補給を行う。
(4) 安定時の食事は、低たんぱく質食とする。
(5) グルカゴン欠乏により、高血糖を起こす。

133 クローン病についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 直腸が好発部位である。
(2) 緩解期では、脂肪摂取量を1日当たり30g以下とする。
(3) 活動期では、食物繊維の摂取を多くする。
(4) 活動期では、エネルギー補給は標準体重kg当たり20kcalとする。
(5) 成分栄養剤による治療は行わない。

134 肝硬変の食事療法である。正しいものの組合せはどれか。
a 高アンモニア血症では、食事たんぱく質の摂取を増加させる。
b 腹水がみられる場合には、食塩制限が有効である。
c 便秘予防には、ラクチュロースを投与する。
d 非代償期では、芳香族アミノ酸を投与する。
    (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

135 動脈硬化予防のための栄養管理に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 血小板凝集抑制------------ n-6系多価不飽和脂肪酸の摂取
b LDLコレステロール血症抑制------ 飽和脂肪酸の摂取
c 高血圧抑制------------------ 適正体重の維持
d 高トリグリセリド血症抑制-------------- フルクトースの摂取制限
     (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

136 慢性糸球体腎炎に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) わが国では、IgE腎症の頻度が高い。
(2) わが国では、新規透析導入の原因の第1位である。
(3) 安静療法では、治療効果は期待できない。
(4) クレアチニンクリアランスが50mL/分以下に低下するまでは、食事療法は必要ない。
(5) 食塩の摂取量を制限する。

137 ネフローゼ症候群に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 一次性ネフローゼ症候群治療の基本は、副腎皮質ステロイド投与である。
b 高血圧は、診断基準に含まれる。
c 治療により高コレステロール血症は改善する。
d 低たんぱく血症は、グロブリン低下による。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

138  女性50歳、主婦、身長160cm、体重60kgBMI 23.4kg/m2、以前より糖尿病で受診しているが、糖尿病性腎症と診断された。血圧正常、糸球体濾過値 (GFR)正常、尿たんぱく2()が数か月持続。適切な栄養管理はどれか。
(1) 標準体重当たりエネルギー2025kcal/kg、たんぱく質1.01.2g/kg、食塩10g/
(2) 標準体重当たりエネルギー2530kcal/kg、たんぱく質1.01.2g/kg、食塩10g/
(3) 標準体重当たりエネルギー2530kcal/kg、たんぱく質0.81.0g/kg、食塩78g/
(4) 標準体重当たりエネルギー3540kcal/kg、たんぱく質0.81.0g/kg、食塩78g/
(5) 標準体重当たりエネルギー3540kcal/kg、たんぱく質0.6g/kg未満、食塩7g/日未満

139 内分泌疾患の病態と栄養管理の記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 甲状腺機能克進症-------------水分摂取制限
b クッシング症候群-------------エネルギー摂取制限
c 原発性アルドステロン症----食塩摂取制限
d
甲状腺機能低下症-------------高エネルギー食療法
   (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

140 慢性閉塞性肺疾患 (COPD)についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 気管支喘息が原因となる。
(2) 女性に多発する。
(3) 体重増加が高頻度に認められる。
(4) 目標とする摂取エネルギー量は、安静時エネルギー消費量とする。
(5) 血漿分枝アミノ酸濃度は低下する。

141 手に化膿創のある人が作ったおにぎりを食べ、3時間後に悪心嘔吐をきたした。食中毒の原因菌として考えられるものはどれか。
(1) カンピロバクター
(2) 腸炎ビブリオ
(3) 緑膿菌
(4) ブドウ球菌
(5) 腸管出血性大腸菌O-157

142 免疫・アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 能動免疫--------------免疫グロブリン注射
(2) 受動免疫--------------ワクチン接種
(3) 細胞性免疫------------IgG
(4) 移植臓器拒絶反応------Bリンパ球
(5) 食物アレルギー---------IgE

143 術前・術後の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 手術により、エネルギー代謝は持続的に低下する。
(2) 手術により、肝臓における糖新生は低下する。
(3) 栄養必要量の算出には、侵襲係数(ストレスファクター)を考慮する。
(4) 胃切除後の後期ダンピング症候群対策として、間食は禁止する。
(5) 術後消化管出血時には、経腸栄養法が用いられる。

144 熱傷に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 全身性の炎症が認められる。
b たんぱく質の異化は低下する。
c 血管透過性は亢進する。
d 循環動態安定後も、中心静脈栄養を継続する。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

145 嚥下についての記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 嚥下の準備期とは、食物を認知する時期のことである。
b 嚥下の直接訓練では、食物を用いる。
c 顎を上にあげて嚥下をすると、誤嚥しやすい。
d 粘性の低い液体は、誤嚥しにくい。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

146 小児の急性糸球体腎炎に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ステロイド療法が行われる。
(2) Ab溶血性連鎖球菌に感染した後に起こる。
(3) 腎機能が低下している場合でも、たんばく質摂取は制限しない。
(4) 低コレステロール血症がみられる。
(5) 利尿期には、水分管理を行わない。

147 小児疾患に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 周期性嘔吐症では、白色水様便がみられる。
(2) 周期性嘔吐症は、乳児期に好発する。
(3) 乳児下痢症の重症度の判定は、体重減少率を用いる。
(4) 重症の乳児下痢症では、経口栄養とする。
(5) 周期性嘔吐症は、たんぱく尿を伴う。

148 小児の栄養状態に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) エネルギー不足では、身長の伸びは正常である。
(2) 体重が身長相当標準体重の80%以下は、栄養失調症である。
(3) ビタミンA欠乏症により、くる病を発症する。
(4) カルシウム欠乏により、クワシオルコルを発症する。
(5) 小児の重症肥満は、肥満度が+20%以上である。

149 妊娠中にみられる病態に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 妊娠貧血では、巨大児のリスクが増加する。
(2) 妊娠貧血では、鉄剤投与は行わない。
(3) 妊娠糖尿病では、妊娠に伴うエネルギー付加は行わない。
(4) 食事療法で血糖コントロールができない妊娠糖尿病では、インスリン療法を用いる。
(5) 妊娠糖尿病は、分娩後に正常化して糖尿病を発症しない。

150 褥瘡についての記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 好発部位は仙骨部、大転子部である。
b 創傷からたんぱく質が漏出する時期は、低たんぱく食にする。
c 治療は圧迫の除去を行う。
d 水分摂取は褥瘡を悪化させる原因になるので制限する。
    (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

151 公衆栄養学の概念に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 地域や職域といった人間の集団を対象とする。
b 生活習慣病を有している者の療養を、第一の目的とする。
c 目標設定や活動方法について、ヘルスプロモーションの考え方を重視する。
d 福祉分野は、公衆栄養活動の対象とはならない。
    (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

152 社会調査法に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 面接調査法は、他の調査法に比べて費用がかからない。
b 留置き調査法は、家族の影響を受けやすい。
c 郵送調査法は、家族の影響を受けるので意見や態度の把握に向いていない。
d 電話調査法は、音声のみなので、調査員の影響は受けない。
     (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

153 ある地域において、健康・食生活上の課題についてコミュニティオーガニゼーションを通して解決することになった。この場合、行政の関わり方として正しいものの組合せはどれか。
a 行政は、活動内容を指示する。
b 行政は、活動内容を地域住民に紹介する。
c 住民自ら共通の課題を見出し、目標設定を行う。
d 活動している既存の社会資源の活用は、必要としない。
       (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

154ある地域集団の肥満者の割合を低下させるという長期目標がある。この場合の短期・中期目標として正しいものの組合せはどれか。
a 糖尿病有病率の低下
b 心疾患死亡率の低下
c 運動習慣を持つ者の割合の増加
d 自分の適正体重を維持できる食事量を理解している者の割合の増加
     (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

155オタワ憲章(WHO)のヘルスプロモーションの活動概念に関する記述である。含まれていないのはどれか。
(1) 健康を支援する環境づくり
(2) リハビリテーションの充実
(3) 個人技術の強化
(4) 健康的な公共政策づくり
(5) ヘルスサービスの方向転換

156保健所を設置していない市町村における行政栄養士の役割についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 栄養士免許の交付
(2) 県民栄養調査の企画
(3) 健康診査後の栄養指導
(4) 難病患者に対する栄養指導
(5) 加工食品の栄養成分表示の指導

157市町村における母子保健対策に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 母子保健に関する対策は、妊娠から乳幼児期までを対象としている。
(2) 母子保健法では、健康診査を16か月児と5歳児で実施することになっている。
(3) 疾病が発見された場合には、市町村の保健センターで治療を行う。
(4) 栄養状態は、当日の健診結果のみから判断できる。
(5) 栄養状態に問題があった場合には、個別相談または集団指導を行う。

158外食料理の栄養成分表示を推進する事業における、保健所管理栄養士の取り組みについての記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 事業推進のために、保健所管理栄養士のみからなるプロジェクトチームを作る。
b 住民に対する広報活動として、パンフレットやポスターを作成、配布する。
c 飲食店営業者に対し、栄養成分を表示するメニューのアドバイスを行う。
d 飲食店の利益より、栄養成分表示を優先するように指導する。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

159 公衆栄養プログラム計画を策定する際の留意すべき点である。誤っているのはどれか。
(1) 実施可能性を考慮する。
(2) 短期的目標が必要である。
(3) 必要な資源と利用可能な資源を比較し、検討する。
(4) 他の計画との整合性を考慮する。
(5) 対象者は健康上の問題を持っている者のみとする。

160 保健所が特定給食施設での栄養管理について指導・支援をおこなう場合、結果評価の指標として、正しいのはどれか。
(1) 保健所が支援・指導した施設数
(2) 心理相談を受けた者の割合
(3) 超過勤務をした者の割合
(4) 喫煙予防プログラムに参加した者の割合
(5) 生活習慣病のリスクファクターが軽減した者の割合

161 100人の対象者で各人12日間の食事記録をおこない、栄養素毎に摂取量の個人内、個人間の変動係数(W%)を算出した。炭水化物の個人内変動は30%、個人間変動は15%であった。ビタミンAの個人内変動は100%、個人間変動は30%であった。この調査に関する記述として、正しいのはどれか。
(1) 個人の摂取量を把握するためには、ビタミンAは炭水化物より長い調査日数が必要である。
(2) 個人の摂取量を把握するためには、炭水化物とビタミンAでは、同じ調査日数が必要である。
(3) 摂取量の個人差は、炭水化物のほうがビタミンAより大きい。
(4) 摂取量を把握するために必要な調査日数は、個人のほうが集団よりも短い。
(5) 摂取量を把握するために必要な調査日数は、個人と集団で同じである。

162 食事調査法についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 1日の食事記録は、個人の習慣的な摂取量の推定に適している。
(2) 24時間思い出し法は、個人の複数日の摂取量の正確な把握に適している。
(3) 1日の陰膳法は、個人の習慣的な欠食状況の把握に適している。
(4) 食物摂取頻度調査法は、個人の習慣的な摂取量の相対的なランク付けに適している。
(5) 食事歴法は、思い出しが困難な高齢者の摂取状況の把握に適している。

163 食品群別摂取量の変化についての記述である。[  ]に入る正しいものの組合せはどれか。
 1980年頃から今日に至るまでの食品群別摂取量の年次推移を国民健康・栄養調査(国民栄養調査)結果でみると、次のような状況となっている。
 魚介類[ a ]    緑黄色野菜[ b ]    砂糖・甘味料類[ c ]
    a              b              c
(1) 横ばい-------増加---------減少
(2) 減少---------増加---------横ばい
(3) 増加---------減少---------横ばい
(4) 横ばい-------減少---------減少
(5) 増加---------横ばい-------増加

164 国民健康・栄養調査に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 地域保健法に基づいて実施される。
(2) 対象者は、家計調査において設定された地区内から抽出される。
(3) 内容は、栄養摂取状況と体力測定からなっている。
(4) 調査は、春に行う。
(5) 調査結果は、「健康日本21」の目標の評価に活用できる。

165「健康日本21」に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 平均寿命の延伸を図ることを目的としている。
(2) 生活習慣病の二次予防に重点を置いている。
(3) 毎年、改善目標の達成度を評価することが決められている。
(4) 効果的な推進には、マスメディア答による適切な情報提供も必要としている。
(5) 地域保健法には、「健康日本21」を推進するための地方計画の策定が規定されている。

166「食事摂取基準(2005年版)」の指標に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 目標量とは、欠乏症を防ぐために目指すべき栄養素摂取量である。
b 推定平均必要量とは、生活習慣病の一次予防のために目指すべき栄養素摂取量である。
c 推奨量とは、特定の集団に属するほとんどの者(97%〜98)が必要量を満たすと推定される栄養素摂取量である。
d 目安量とは、推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠がない場合に設定されるものである。
        (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

167 個人レベルで「食事摂取基準(2005年版)」を活用するに当たっての基本的考え方に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 1日の食事調査から評価する。
(2) エネルギー摂取量の評価には、体格指標を用いる。
(3) 適用する食品には、サプリメントも含まれる。
(4) 栄養素摂取量の評価には、充足率の考えを用いない。
(5) 推定エネルギー必要量の算定には、身体活動レベルを考慮する。

168 ある人の習慣的などタミンCの摂取量が100mg/日であった。「食事摂取基準(2005年版)」では、ビタミンCの推定平均必要量は85mg/日、推奨量は100mg/日である。この人が、必要量を満たしている確率として正しいのはどれか。
(1) 50
(2) 6768
(3) 7778
(4) 9798
(5) 100

169 ある特定地域の20歳代の男性集団において、鉄の習慣的な摂取状況について把握したところ、「食事摂取基準(2005年版)」における推定平均必要量未満の者の割合が10%、推奨量未満の者の割合が30%、上限量以上の者の割合が2%であった。この結果から、アセスメントを実施し、以下の判断を行った。正しいものの組合せはどれか。
a 不足者の割合は、ほぼ10%である。
b 不足者の割合は、ほぼ30%である。
c 過剰摂取による健康障害のリスクをもつ者の割合は、2%である。
d 摂取量が足りていた人の割合は、68%である。
     (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

170 国際的な健康・栄養問題に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ローマ宣言(1996)は、2015年までに世界の肥満者の割合を現在の半分にすることを目標としている。
(2) FAOの主な役割は、発展途上国の児童に対するワクチンの供給である。
(3) WHOの報告によると、日本人の健康寿命は男女とも加盟国の中で第1位である。
(4) WHOの報告によると、発展途上国において、この20年間に肥満者が増加している国はない。
(5) FAOの報告によると、世界全体では微量栄養素欠乏者数は、たんぱく質・エネルギー欠乏者数よりも少ない。

171 事業所給食施設の給食目的に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) QOLの向上
(2) 健康の保持・増進
(3) 加工食品の普及
(4) 好ましい食習慣の形成
(5) 食環境の整備

172 給食経営の評価項目に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 喫食者の満足
(2) 調理従事者の負担
(3) 給食管理者の負担
(4) 食材納入業者の負担
(5) 施設設置者の満足

173 給食におけるマーケテイングに関する記述である。正しいのはどれか。
(1) マーケテイングは、顧客志向を有していない。
(2) マーケテイング・リサーチとマーケット・リサーチの対象は同じである。
(3) マーケテイング・リサーチの1つに、喫食者の満足度調査をあげることができる。
(4) マーケテイングの焦点は、喫食者のニーズやウォンツであってはならない。
(5) マーケテイング活動には、生産者及び販売者の自己点検が含まれる。

174 特定給食施設における栄養・食事管理の目標である。正しいのはどれか。
(1) 給与栄養量の算定
(2) 食品構成表の作成
(3) 喫食者の健康維持
(4) 材料費のコスト管理
(5) 適時・適温サービス

175 特定給食施設における「食事摂取基準(2005年版)」に基づく食事計画に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) エネルギーは、推定エネルギー必要量以上とする。
(2) エネルギーの個人間の幅は、200kcal程度以内をひとまとめにして設定する。
(3) たんぱく質は、推定平均必要量以上であれば不足の心配はない。
(4) カルシウムは、目標量よりも目安量の方が摂取しやすい。
(5) 成人女性の食塩摂取量は、10g未満を目指す。

176 特定給食施設における献立作成時の注意事項に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 給与栄養目標量の範囲内にする。
(2) 嗜好を優先した個人対応にする。
(3) 原価の予算内に収まるものにする。
(4) 多様な食品を活用したものにする。
(5) HACCPにおける重要管理点の設定を考慮する。

177 A事業所では、食堂利用率が低下してきたので、利用者の増加を図るため新たに検討組織を作ることになった。正しいのはどれか。
(1) ファンクショナル組織
(2) 事業部組織
(3) ラインアンドスタッフ組織
(4) マトリックス組織
(5) プロジェクトチーム

178 調理従事者の衛生教育の方法に関する記述である。0JT (on-the-job training)として正しいものの組合せはどれか。
a 施設の衛生管理マニュアルに基づく作業中の教育
b 保健所主催の食中毒予防対策講習会への参加
c 衛生管理チェックの結果に基づくミーティング
d 食品衛生に関する通信教育の受講
     (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

179 給食管理における生産工程、作業区域、設備の組合せである。正しいのはどれか。
(1) 食材の保管-----汚染作業区域--------ブラストチラー
(2) 下処理-----------汚染作業区域--------ピーラー
(3) 主調理-----------汚染作業区域--------スチームコンペクションオーブン
(4) 下膳--------------非汚染作業区域-----食器消毒保管庫
(5) 食器洗浄--------非汚染作業区域-----残菜処理機

180 特定給食施設における在庫管理に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 納入品は、在庫品の事前に置き、手前から使用するよう従業員に周知した。
b 発注から納品までの期間に支障をきたさない量を最少限度量とし、食品棚の前面に表示した。
c 最少限度量に近づいた食品を発見した従業員は、発注担当者に通知するよう周知した。
d 当該月の納入量から月末の在庫量を差し引いて、月間使用量とした。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

181 クックチルシステムにおける時間と温度管理に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 加熱調理では、食品の中心温度75℃、1分以上を確認する。
b 加熱終了後90分以内に03℃に冷却する。
c 配送中の食品の温度は、10℃以下に保持する。
d 提供時の再加熱は、食品の中心温度65℃、1分以上を確認する。
      (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd
182 特定給食施設の調理作業時に観察された事項である。衛生管理上改善が必要な項目として、正しいのはどれか。
(1) サラダに使用するトマトを、生食野菜指定のまな板の上で切った。
(2) 作業開始前に盛付け後のサラダの保管冷蔵スペースを確認した。
(3) 場げ物の作業中に食品の中心温度を適宜測定し、仕上がりの目安とした。
(4) 肉の加熱調理では、下処理作業と加熱作業の担当者を別にした。
(5) 回転釜から料理を取り出す作業を、床面から40cmの位置で行った。

183給食の品質管理に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 品質基準の変更はできない。
b 食材のロスが低減できる。
c 調理作業の改善に役立つ。
d 顧客満足度に影響しない。
       (1) ab  (2) ac   (3) ad  (4) bc  (5) cd

184 作業工程標準化の目的に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 作業マニュアルの作成
(2) 正規職員の増員
(3) 作業時間の合理化
(4) 作業動線の伸長
(5) 衛生チェックの廃止

185 給食の原価に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 給食の原価とは、給食の製造に要する金額である。
b 食単価契約の販売価格は、製造原価に利益を加えたものである。
c 外注加工の食材料費は、直接材料費として扱う。
d 食材料の原価分析のためには、ABC分析を用いることができる。
    (1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

186 損益分岐点分析に関する記述である。[  ]に入る正しいものの組合せはどれか。
 食単価契約で給食を運営している事業所における月間の売上高は200万円、変動費120万円、固定費60万円であった。この場合の変動費率は[ a ]、損益分岐点は[ b ]であり、経営状態は[ c ]である。
   a             b                     c
(1) 0.6 ------ 150万円 ------ 利益がでている状態
(2) 0.6 ------ 200万円 ------ 損失がでている状態
(3) 0.5 ------ 200万円 ------ 利益も損益もでていない状態
(4) 0.4 ------ 150万円 ------ 損失がでている状態
(5) 0.4 ------ 200万円 ------ 利益がでている状態

187 給食運営業務の安全管理対策に関する記述である。[  ]に入る正しいものの組合せはどれか。
 安全な食事を提供するための対策として、作業中にヒヤリ・ハットの経験をもつ給食従事者から[ a ]の提出を求め、[ b ]事例を集積・分析し、安全対策の改善策を作成する。
       a                             b
(1) アクシデントレポート---------アクシデント
(2) インシデントレポート---------インシデント
(3) ヒューマンエラーレポート-----アクシデント
(4) アクシデントレポート---------インシデント
(5) インシデントレポート---------ヒューマンエラー

188 給食運営業務の委託に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 保育所の検食は、委託側または受託事業者のいずれが行ってもよい。
b 学校における献立作成は、業務委託の対象となっている。
c 事業所における利用者の栄養管理の責任は、委託側にある。
d 病院では、委託側が献立表作成基準を作成する。
       (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

189 院外調理に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 調理加工施設は、食品衛生法に基づく営業の許可の対象になる。
b 院外調理を行う病院では、給食施設を設置する必要がない。
c 病院に老人保健施設を併設する場合は、給食施設の共用が認められる。
d 調理加工施設から病院への搬送は、品温310℃で行う。
       (1) ab   (2) ac   (3) ad   (4) bc   (5) cd

190 健康増進法における特定給食施設等の栄養管理の基準に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 栄養状態等を把握して、食事の提供及びその品質管理を行うように努めること。
(2) 食事の献立は、身体の状況等に配慮して作成するよう努めること。
(3) 利用者に対して、栄養に関する情報の提供を行うこと。
(4) 衛生の管理については、食品衛生法その他関係法令の定めるところによること。
(5) 作成した帳簿は、全て5年以上保存すること。

次の文を読み「191」、「192」に答えよ。
 40歳健常男性、身長170cm、体重68kgの推定エネルギー必要量(EER)2,250 kcal、たんぱく質摂取量は55gであった。たんぱく質の推定平均必要量(EAR)0.74g/kg、推奨量(RDA)0.93g/kgである。

191 たんぱく質摂取量に関して正しいのはどれか。
(1) 過剰であった。
(2) 適切であった。
(3) 不足の危険率は50%未満であった。
(4) 不足の危険率は50%以上であった。
(5) 不足であった。

192 脂肪摂取量で最も望ましいのはどれか。
(1)  85g
(2)  75g
(3)  65g
(4)  55g
(5)  45g

次の文を読み「193」、「194」に答えよ。
 某社では、男性単身者は社員寮に居住し、朝食と夕食が提供されている。男性単身者には肥満が多く、同僚との外食が多いことが課題として抽出された。「適正体重を維持し、生活習慣病を予防する」ことを目標として、効果的な栄養教育プログラムの開発のために、無作為化比較研究デザインで6か月間の栄養教育の効果を評価したい。

193 栄養教育プログラム策定に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 希望する全ての男惟社員は対象となりうる。
(2) BMIの高い人を介入群に割り付ける。
(3) 開始時の身体計測は、介入群のみに行えばよい。
(4) 15kgの体重減少を全員のアウトカムとする。
(5) 対照群には、何も教えてはならない。

194 介入群にグループカウンセリングを行う際の、教育スタッフのかかわり方に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 学習者の体重を皆に紹介する。
(2) 肥満者は昇進しにくいことを伝える。
(3) 寮の給食会社を変えるための署名を求める。
(4) 外食料理を選ぶ際の気持ちについて語り、話題にするように導く。
(5) 合併症を持つ人が優先的に話せるよう配慮する。

次の文を読み「195」、「196」に答えよ。
 62歳男性、身長165cm、体重60kg38歳のときに交通事故のため輸血を受けた。50歳のときにC型肝炎ウイルス感染による肝障害を指摘され治療を受けた。食欲不振や意識障害はなく、腹水と黄痘は認められない。血液生化学検査結果では、AST50IU/LALT40IU/L、アルブミン濃度3.2g/dLg-グロブリン分画は26%、a-フェトプロテインは検出限界以下、フィッシャー比は2.5であった。更に、肝臓の生検では肝組織の著明な線維化と偽小葉を認めた。

195 本症の病態として正しいのはどれか。
(1) 慢性活動性肝炎
(2) 代償性肝硬変
(3) 非代償性肝硬変
(4) 脂肪肝
(5) 肝細胞癌

196 本患者の栄養管理法として正しいものの組合せはどれか。
a エネルギー摂取量は標準体重kg当たり35kcalとする。
b たんぱく質を標準体重kg当たり1.2g摂取する。
c 分枝アミノ酸摂取を制限する。
d 食物繊維の摂取量を制限する。
       (1) ab (2) ac (3) ad  (4) bc (5) cd

次の文を読み「197」、「198」に答えよ。
 60歳男性、突然の腹痛にて入院し、イレウス診断にて開腹術を行った。腸管の広範囲な壊死を認めたため空腸起始部50cmS状結腸50cmを残して切除後、吻合手術を行った。手術後、身長172cm、体重54kg (入院前6か月間に体重は15%減少した、上腕筋囲21.5cm(標準値24.8cm)、血漿アルブミン2.7g/dL、血漿ブレアルブミン24.3mg/dL(標準値2840mg/dL)であった。

197 栄養アセスメントとして正しいのはどれか。
(1) 入院前6か月間、摂取エネルギーは、必要量を満たしていた。
(2) たんぱく質の栄養状態は、1週間以内に悪化した。
(3) 手術後も小腸の面積は、変わっていない。
(4) 残存する小腸部分の単位面積当たりの吸収能力は、低下している。
(5) たんぱく質・エネルギー低栄養状態にある。

198 手術後の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 投与エネルギーは、必要量より少なくする。
(2) アミノ酸・たんぱく質の補給は制限する。
(3) できるだけ早期に経腸栄養の使用を検討する。
(4) 便秘防止のために輸液量を多くする。
(5) 血糖値をモニターする必要はない。

次の文を読み「199」、「200」に答えよ。
 79歳男性、身長160cm、体重45kg61歳の時に高血圧と診断され、69歳の時に脳梗塞の既往があり、1週間前に脳梗塞を再発した。右上下肢麻痺を呈し、食事は要介助である。舌の動きが悪く食塊の形成困難、嚥下反射の遅延がみられた。血液生化学検査では、総たんぱく質6.0g/dL、アルブミン3.3g/dLを示した。

199 この症例における、栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 食塩制限
(2) 低栄養の改善
(3) 褥瘡の防止
(4) 誤嚥性肺炎の防止
(5) 水分制限

200 この症例において提供すべき治療食の形態として、正しいのはどれか。
(1) 通常の食事
(2) 粗いきざみ食
(3) 細かいきざみ形態
(4) ミキサー食
(5) ゼリー食(ソフト食)