学校法人 中村学園

就職支援オフィス(就職課)

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就職試験の傾向
近年、入社後すぐに離職する若年労働力の流動性が顕著に見られるようになり、企業の求める人材像と学生との就職意識の差、いわゆるミスマッチが問題視されるようになりました。こういった背景から、企業が面接と共に採用テストの導入を行う場合が増えています。テストの種類も年々増しており、現在10種類以上ともいわれています。また、異なるテストを数回にわたり実施をしたり、企業規模や業種、職種ごとにテストの使い分けが行われるなど、導入方法も様々です。公務員試験などは特殊な例といっても良いでしょう。こういった状況から、正確な情報収集とその傾向と対策により結果に差が生じることが予想されます。
テストの分類
能力テスト・性格テスト・時事問題・小論文・一般常識等適性テストといわれるものでは「計数」「言語」の能力テストと、性格テストがセットで実施されるのが一般的ですが、企業によっては性格テストのみを行う場合もあります。つまり、性格テストの結果は面接時に面接官の参考資料として使用する場合も多く、その結果は就職戦線を勝ち抜く上でも重要なポイントになるということでもあります。
主な採用テスト
テスト名 特徴
CAB
GAB
オリジナル系。SPIの次に多く出回っているらしい。
シェアは30パーセントほど。コンピュータ業界で多い。
HCI-AS
HCI-AB
SPI系。英語や時事・常識問題が入っている。航空業界やマスコミで多いらしい。
TAP SPI系。飲食業界や流通業界、そして金融業界で多い。
SCOA SPI系。言語・計数・常識・英語・性格の5種類がある。
常識問題では、難解な化学や地学、歴史の知識を問う問題が入っている。
DSI、DPI、
DII、DATA-α
SPI系。DSI性格部分に面白い設問あり。
自動車業界で多い。
クレペリン オリジナル系。連続加算方式で性格を調べる。計算テストと性格テストを融合する。採用テストで3番目に広く使われているらしい。運輸業界や製造業界、そして官公庁、医療法人、社会福祉法人で多い。
YG オリジナル系。昔ながらの性格テスト。性格テストのみ。SPIの情緒面の設問に似ている。官公庁で多い。
ハーバード21 SPI系。言語・計数・時事常識・英語・性格の5種類がある。
キュービック SPI系。
言語・計数・英語・空間認識・法則性・性格の6種類がある。
FAST SPI系。
言語・計数・判断力・時事常識・性格の5種類がある。言語は4000字近い超長文読解のみ。計数問題では空間認識、推論、順列組合せなど。判断力では、架空の会議の場面の記録を読み、判断力を見るという特徴的なもの。時事常識では、歴史・科学・法律・敬語・マナー・約2年以内のニュースを出題。
V-CAT 性格問題はクレペリンの亜流。連続加算方式で性格を調べる。能力部分はSPI亜流系。
EQテスト オリジナル系。EQ(感情知能)なるものを測るらしい。書籍で有名。性格テストのみ。今後能力テストも加わるらしい。
採用テストの中で最もポピュラーなのが、「SPI」です。現在約5,000社から7,000社、企業全体の4割〜5割くらいが導入していると思われます。そのため、対策本も数多く見られます。また、ここ数年でシェアを拡大したのが「CAB(キャブ)」「GAB(ギャブ)」です。さらに、新しい傾向としては、大手企業を中心にWebテストの導入をはじめるなど、この分野においてもITが活用されるようになりました。
 SPIテスト
シェアNo1のSPIテストは性格テストと能力テストに分かれます。対象者や時間によってさまざまに展開されています。能力テストは言語問題と非言語問題に分かれ、言語問題では、1.二語関係、2.熟語の意味、3.長文読解の3種が出題され、国語能力をみます。中でも長文読解は全体の約4割、多いものでは8割を出題する場合もあり、注意が必要です。非言語問題では算数、数学の問題が出題され数的(処理)能力をはかるもので、四則演算、一次方程式、不等式、順列組み合わせなどの理解が必要です。性格検査の場合は、得点制ではなく、評価は企業や職種によって異なります。仕事のミスマッチを避ける意味でも、ありのままの自分で素直に回答するよう心がけましょう。
SPIテストの種類
テスト名 テストの用途 主な業界・職種 内 容
SPI-U 大学生向け
総合採用テスト
銀行、金融業界、
伝統ある企業など
能力テスト
(非言語・言語)

性格テスト
SPI-A SPI-Uの
短縮版
銀行、金融業界、
伝統ある企業など
SPI-B 大学生向け
総合採用テスト
SE職、
研究開発職など
SPI-R 大学生・短大生
向け採用テスト
事務職など
SPI-N 大学生・短大生
向け採用テスト
事務職など
 SHLテスト
SHLテストは一つの科目の中では一問目から最後まで同じ形式の問題が出題されます。
一見難しいパズルのようですが、コツを覚えれば高得点が取得できます。CABはコンピュータ職専用の筆記テストです。IT業界で利用される率が非常に高いテストです。例年、同じ問題が出題されているため、攻略しやすいテストとも言えます。
SHLテストの種類
テスト名 テストの用途 主な業界・職種 内 容
CAB
(キャブ)
コンピューター職
採用テスト
IT業界、
コンピューター職
能力テスト4種・
性格テスト
GAB
(ギャブ)
総合採用テスト
(SPIに相当)
コンサルティング業界・シンクタンク業界・証券業界など 言語・計数・性格
テスト
GFT
(ジーエフ
ティー)
英語テスト
CAB、GABで挙げた業界など 英語
(長文読解のみ)
 YG(矢田部ギルフォード)検査(質問紙法)
120の質問項目に回答させ、神経質・劣等感・活動性など12の性格特性を表示します。
 クレペリン検査(作業検査法)
一定時間、連続的な加算作業を課し、作業経過と結果から性格適性を診断します。

各社より、採用テストのための攻略本が出版されているので、傾向を探ったりコツをつかむために演習問題で時間や問題に慣れることも大切です
その他の試験
 時事問題
時事問題は、政治・経済・環境・国際など、一年以内に起こった事柄からの出題と、変わらず出題されている普遍的な事柄の2つに分かれます。最近起きた事柄についての問題は、日頃から新聞記事をチェックし新しい情報収集を行いながら、それぞれについて重要な事柄を整理し、要点を押えるよう心がけましょう。普遍的な問題とは、何年も変わらず出題されつづけている問題で大学入試の過程で身につけた社会の知識をまとめ、今一度確認しておきましょう。
 一般常識
筆記試験の中心であり、面接とも深くかかわってきます。問題への理解度や国語力をみることで、基礎学力や社会人としての常識があるかどうかを判断するものです。レベルは高校1、2年くらい。ただし、一夜漬けではなく毎日の取組みが大切です。新聞や本など、情報にふれる習慣をつけましょう。
ポイント ・ 同音異義語、同訓異字について今一度勉強を
・ 熟語の成り立ちや意味を考える
・ 日頃から文字に触れるよう心がける
 論文・作文
近年、採用試験に論文・作文を積極的にとり入れる企業が増加しています。主に、自分の考えをもっているか、文章がまとまっているか、論理的に物事を考えられるかがチェックされます。さらに、論文・作文を読めば、社会人として必要な能力に加え、皆さんの人間性までもが読み取れるなど、考え方や個性を判断する場合は、一人一人をより深く知るための資料のためでもあるのです。
ポイント ・ 文字は丁寧に書くこと
・ 誤字脱字は厳禁、書き終わった後に再チェックをする
・ 文章は短めにまとめる(一文章40〜50文字が目安)
・ 一つの文章に一つの内容が原則
・ 「起」と「結」で2割、「承」と「転」で8割で、段落の長さを意識する
・ 指示代名詞は少なめに ・ 話し言葉は使用しない
・ 文字数については、文字数オーバーはいけないが、指定文字数の8割以上を書くこと
・ ニュースを見たり新聞を読む習慣をつけておく
・ 時間配分を考える(例:構想に15分、まとめに40分、チェックに5分)
 英語(一般常識)
マスコミや旅行代理店、外資系志望者であれば、ハイレベルの英語力が要求されます。一般企業ではさほど多くは見られませんが、グローバル化が進む昨今では、徐々にその数も増えつつあります。基礎的な英語力はもちろんのこと、実践で使える英語能力が問われます。時事英語や掲示板に使用される英語を覚えるようにしましょう。
ポイント ・ 英単語や熟語を覚えたり復習する
・ 英検2級程度の英語力が目安
・ 時事英語を覚える
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