中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • 子どもの頃からの夢だった小学校教諭になって4年目。
    常に自分だからこそできる授業内容を考え、
    挑戦することを大切にしています。

    福岡市立城南小学校教諭
    三宅 耕平さん
    2020年
    教育学部 児童幼児教育学科 卒業

卒業後もつながりがあるそれはかけがえのないこと

 生まれも育ちも福岡市で、幼少期より博多祇園山笠に出ているほど私は大の地元好き。幼いときから福岡市の小学校の先生を志望していました。ナカムラを選んだのは、市内にあり、先生と学生の距離が近く温かい雰囲気だったことが大きかったです。さまざまな小学校の授業を見学する機会が多くあり、教育実習に向けての指導や教員採用試験の面接のサポートなども手厚く、ナカムラに入って本当に良かったと思います。
 ゼミの石田靖弘先生には、在学時に親身になって指導していただきました。石田先生には今でもいろんな話を聞いていただいたり、研究授業に関する相談に乗っていただいたりして、本当にありがたいと思っています。卒業後もつながりが続き支えてもらえるのも、面倒見のいいナカムラならではと感じています。

自分にしかできない授業をこれからも創っていきたい

 ナカムラでは、自分の頭で考える力も身に付きました。それは今、授業をひと工夫するということに結び付いています。先日は音の学習で、子どもたちに音の違いなどを伝えるために、家から持参したベースを弾いてみせました。教材に使えるかもしれないと日頃からいろんな場所の写真を撮るなどして、常に自分だからこそできる授業内容を考えています。創意工夫した授業を子どもたちに喜んでもらえた時は、心の中でガッツポーズです。
 子どもたちはそれぞれ性格や家庭環境も異なり、一人ひとりに合った学習面や生活面の対応をするのは簡単ではありません。それだけにどうすればもっと良くなるのかを考えることはやりがいがあります。子どもたちの笑顔や成長が私のパワーの源です。
 ナカムラの後輩には「先生ってうれしいことが山のようにある。さまざまな経験が糧になるので学生時代にいろんな挑戦を」と声を大にして言いたいです。

  • ダブルライセンスを活かしながら
    子育て支援を

    キラキラキッズナーサリー代々木園施設長
    小池 三代子さん
    家政学部 食物栄養学科 管理栄養士専攻卒 卒業

自立して活躍するためのノウハウを学んだ4年間

昔から料理が好きだったので、管理栄養士の資格を取るために中村を選びました。中村にはさまざまな分野で活躍する先生がいらっしゃるので、専門的なことがたくさん学べたのが良かったなと感じています。「大学生は遊べるよ」なんてよく言いますが、まったくそんなことはなかったですね。実習や実験のレポートに追われる忙しい大学生活でしたが、女性が自立して活躍するにはどうすれば良いかということをしっかり学ぶことができました。
管理栄養士の仕事は病気になってからの食事に関することが多いというイメージですが、私自身は健康なときの食事を大切にし、病気にならない体づくりを提案していきたいという思いがあったこと、そもそも料理をすることが大好きだということから、卒業後は栄養士ではなく調理の仕事を選びました。

栄養士として就職した後、保育士、そして施設長に

結婚して東京に行くことになったので仕事を辞め、子どもが小さいうちは働かず育児に専念していました。その後、社会復帰をする際に「資格を活かすなら今しかない」と考え、保育園の管理栄養士になったんです。
保育園で働くうちに、もっと小児の栄養や保育について学びたいと思うようになり、保育士の資格に挑戦することを決意。働きながら勉強し、1年半かけて資格を取得しました。人手が足りないときには保育の方も兼務したり、新しい園の立ち上げに携わったり…としているうちに、気づけば施設長に。
現在は、事務作業や管理業務も含め、ありとあらゆることを担当しています。管理栄養士と保育士のダブルライセンスは、保育園にとってかなり便利な存在。私のような人がほかにもいてくれたら…と自分でも思ってしまいます。

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小池さんが施設長を務めるキラキラキッズナーサリー代々木園では、地域の方に向けたオンライン栄養相談を実施。小池さんは管理栄養士としての知識を活かし、子育てに奮闘するお母さんたちに寄り添いながら、子どもといっしょに食を楽しむための提案を行っています。

(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)

  • 中村での学びや人々との出会いが
    人生の大切な基盤

    子ども絵画造形美術教室・大人のぬり絵教室 講師
    石峰 恭子さん
    家政学部 児童学科 卒業

楽しんで継続したことが大切な宝になっている

7歳から結婚するまで、ずっと絵を習っていました。子育て中は一時中断していたのですが、今も続けて生活の一部となっています。中村の児童学科で美術について学べたのは、幸運のひとつでした。卒業後は幼稚園に就職しましたが、「絵画教室がしたい」という夢があり、退職して2つの幼稚園で絵画教室をはじめました。
その際に力になってくれたのは、中村の先生や同級生。その縁は今でも続いているので、本当に中村は素晴しいと思っています。人との出会いを大切にする中村ですよね。4年間で学んだことはすべて私の力になっており、今の仕事に活かせているのがありがたいです。
楽しく継続してきた美術と中村の教育が私を支えてくれているので、「継続は力なり」というのは卒業生の皆さんに繋がると思います。

地域での講師活動がライフワークに

現在は東京で暮らしていますが、こちらに来てから「児童学科での学びが活かせる」と学童保育の仕事をはじめ、そこでも子どもたちと創作活動を楽しんでいました。65歳で退職してからは、地域の学習センターと住区センターで、子どもの造形美術教室と大人のぬり絵教室の講師をしています。
子どもの教室は3歳から小学6年生までです。子どもたちの感性や創作意欲を伸ばすように、のびのびと絵画や造形活動を楽しんでもらっています。大人の教室も、同じ形に嵌った作品ではなく、個性を生かしたぬり絵に取り組んでいます。何かを作るということに年齢は関係ないんですよね。皆さん子どものように目を輝かせて、描いて取り組んでくださっています。
これからも絵画や造形活動を、多くの方と一緒に楽しんでいきたいです。

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自分自身の造形活動も精力的に行い、東京都足立区で開かれている区展には20年以上も作品を出展し続けているという石峰さん。
受賞経験は多く、2021年の区展では右の写真の彫刻作品「コラージュ 時間が止まった時間8・6」(※)で区長賞を受賞しました。
(※止まった時間8・6は広島原爆投下の時間を表現)

(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)

  • 被害者の無念を晴らすことのできる
    頼もしい警察官に

    熊本県警察
    熊本東警察署
    岸 千代朋さん
    2018年
    流通科学部 流通科学科 卒業

自分の無力さを感じた熊本地震での被災経験

私は熊本県上益城郡の出身で、熊本地震が起きたときは大学3年生だったのですが、余震の後に実家に帰ったため被災しました。
避難所で過ごして感じたのは、何もできない自分の無力さ。そうした中、警察官が辛い顔ひとつせず働いている姿を見て、「なんて頼りになるんだろう」と感激したんです。「私も強くてやさしい警察官になりたい」とそこから猛勉強し、採用試験に合格することができました。
警察学校はうわさ通り厳しいところでしたが、ずっと続けていた野球のおかげで体力には自信があり、耐えることができました。機動隊に2年間いたことでメンタル面も鍛えられたと思います。
辛いこともありますが、警察官は人の役に立つことができるやりがいの大きな仕事。事件や事故の現場に駆けつけた際に被害者から感謝を伝えてもらうこともあり、自分の仕事に誇りを持っています。

努力をしてきたからこそ花が咲いた自分がいる

これまでの人生、野球も仕事も誰よりも必死に取り組んできたと自負しています。中村ハル先生の「努力の上に花が咲く」という言葉どおり、努力をしてきたからこそたくさんの花が咲いている自分がいると思うんです。中村の後輩たちにも、自分がやりたいと思っていることにはぜひ全力で取り組んでほしいですね。そして、誇りが持てる仕事に就いてもらえたらと思います。
私の今の目標は、刑事になり、もっとたくさんの犯人を捕まえること。警察官には昇任試験というものがあり常に勉強が必要なのですが、試験のためということではなく、熊本県民を守るために日々勉強していきたいです。

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岸さんが所属するのは熊本東警察署の地域課自動車警ら係。主な仕事の内容は、犯罪の予防と交通事故防止のためにパトロールや職務質問、交通取締りを行うこと。
事件や事故があれば被害者のために誰よりも早く現場に駆けつけ、初動捜査にあたっています。


(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)

  • 食の大切さとあたたかみを
    伝えていきたい

    株式会社クックチャムプラスシー
    クック・チャム西新店
    堂ノ脇 大輔さん
    2022年
    栄養科学部 フード・マネジメント学科 卒業

母がいつも作ってくれた私のための健康な食事

子どものころアレルギーを患っていたため、母は食事にとても気を使ってくれていました。
そんな母が教えてくれたのは、食事の力で健康になれるということ。「食事って薬にもなるんだな」と体感したのがきっかけで、栄養について学びたいと思うようになったんです。
大学に入学した時点では、食関連の業界に就職することまでは考えていなかったのですが、学ぶうちにより興味を持つようになり今の仕事に就きました。
私が働いているクックチャムは、季節ごとに人間の体に必要な食事を提供している企業なので、私が母の食事で学んだことに通じています。食事がいい加減になってしまうと生活も荒れてしまうと思うので、丁寧に作ったおいしいおかずを提供することで、食事の大切さや“あたたかみ”をお客さまにシェアしていきたいです。

食材の大切さを痛感した中村での印象的な授業

中村の授業で最も印象に残っているのは、フィールドワークで精肉場に出かけたことです。牛や豚がスーパーで売られる肉になるまでの一連の流れを見学させていただき、大きな衝撃を受けました。「もっと食材を大切にしたい」と痛感し、今の仕事にもその思いが活きています。
一つひとつの商品のレシピは決まっていますが、たとえば天ぷらの揚げ方ひとつにしても自分なりに追求し、よりおいしそうに出来上がったときはうれしいです。その結果、お客さまに「おいしい」とおっしゃっていただけるとやりがいを感じています。
私自身が子どものころから母の作った食事で、アレルギーだけでなく風邪なども治してきたので、そうした知識をもっと身につけてお客さまにもお伝えしていけたらいいですね。中村でフードスペシャリストの資格も取得したので、その知識と技術ももっと仕事に活かしていけたらと思います。

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プライベートでは、Instagramを通して食に関する活動を発信している堂ノ脇さん。
イベントの開催も行っており、地元のカフェとコラボして料理を提供したり、料理教室をしながら食に関する自分の経験談を語るなど、仕事以外の場でも活躍しています。
【堂ノ脇さんのInstagram】
アカウント名:でぃーちゃんcooking


(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)

  • 健やかに暮らせる地域社会をつくる。

    久留米市健康福祉部保健所健康推進課
    島本 真理子さん
    家政学部食物栄養学科(現:栄養科学部栄養科学科) 卒業

管理栄養士の資格で広がった人生の選択肢。

久留米市保健所の職員として、市民のみなさまの健康維持と増進のために様々な仕事をしています。例えば、保育園や老人ホームなど給食を提供する施設への巡回や研修会の開催、ヘルスメイト(食生活改善推進員)と呼ばれる地域の食生活を改善するために活動するボランティア育成の講習、食の悩みや疑問にお答えする栄養相談などを行っています。実は、もともと行政の仕事に就こうと思っていなかったのですが、卒業後に主婦として子育てしている頃に、離乳食・マタニティ教室などの行政イベントに参加する機会があり興味を持ちました。当時、ちょうど管理栄蓑士の募集があったのも何かのご縁だったのかもしれません。そう考えると、管理栄養士の免許を取得するために中村学園大学に入学したことは、人生の選択肢を広げることにつながったと思います。

食と健康を通して、地域社会に貢献していきます。

公務員と聞くと、デスクワークが多いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。でも実際は、食事の相談や調理実習など、市民の方々と触れ合う機会がとても多い仕事です。また最近は、若い世代の方にも健康的な食生活を送っていただけるように、YouTubeで主食・主菜・副菜をセットにしたレシピ動画を配信しています。自分たちで手を挙げて実現した企画なので、撮影から編集まで試行錯誤しながら楽しく行っています。これからも地域のために、食と健康を通して貢献していきたいです。

  • 海外の食を、
    安全に楽しめるように。

    厚生労働省食品衛生監視員 福岡検疫所門司検疫所支所 統括食品監視官付下関分室
    小田 知世さん
    2021年
    栄養科学部フード・マネジメント学科 卒業

食の安全のため、倉庫へ港へ。
日々、楽しく走り回っています。

海外から輸入する食品の安全性を確保するために、食品衛生監視員として様々な仕事をしています。例えば、輸入食品に含まれる添加物が、日本国内の食品衛生法に適合しているか調べる書類審査や、実際に輸入されてきた食品の衛生状況を検査するために、港や倉庫に出向いて食品の確認やサンプリング(採取)を行うモニタリング検査を行っています。日本全国の空港や港に隣接する検疫所に赴任する可能性があるなかで、私がはじめて着任したのは山口県の検疫所。この土地ならではの海外のお菓子や海産物など、色々な輸入食品に見て触れることができるのが、私の中でのひそかな楽しみです。これからも全国の検疫所で、まだ見ぬ輸入食品に出会えると思うとワクワクしています。

輸入食品を、日本の食卓へ。
責任とやりがいがある仕事です。

「子どもの頃から大好きな食の分野で、公務員になりたい」。中学生の頃から思い描いていた夢は、中村学園大学であれば実現できると入学を決めました。新しく開設されたばかりの学科でしたが、食について幅広く学びながら、食品衛生監視員などの資格が取得できることが決め手でした。大学3年生から本格的に公務員試験の勉強を開始。4年生の秋に試験に合格して、夢だった食品衛生監視員になることができました。海外から輸入した食品を、安全に皆さんの食卓に届ける。プレッシャーと同じくらい、やりがいのある仕事です。これからも、世界中の食を安全・安心に楽しんでいただけるように頑張ります。

  • 調味料の良さを広め、
    お客様の人生をより豊かに。

    株式会社 味の兵四郎 通信販売事業部
    安藤 早弥花さん
    2017年
    流通科学部 流通科学科 卒業

商品の魅力を伝え、ファンを増やす。

ホームページやSNS の企画・運営を通して、調味料をはじめとする自社商品の魅力を発信するのが私の仕事です。私の部署がターゲットにしているのは、一度購入してくださったお客様。継続して購入いただくためには、ファンになっていただくことが重要です。そのための戦略の一つとして、商品を用いたレシピの発信をしています。例えば、出汁のパックは味噌汁だけでなく、ポテトサラダに入れても美味しいんですよね。レシピを通して新たな使い道の提案をしています。レトルト食品が普及し料理離れが進む時代の中、いかに手づくりの良さを伝え、ファンになっていただくかを日々考えています。

大学で学んだ知識が、仕事に活かされている。

普段当たり前に使っているlnstagram も、私の仕事の一つ。例えば、投稿時に載せるハッシュタグは、閲覧率に大きく影響するんです。言葉選びはもちろん、何時に投稿するかによっても結果は全然違います。こうした試行錯誤を日々繰り返しています。正解がないからこそ、より良い方法を模索することがこの仕事の面白みですね。今の私の目標は、日本に古来ある調味料の良さをもっと知ってもらうこと。本当に良いと思うからこそ、お客様により豊かな人生をお届けできる自信があります。職人さんのこだわりや想いも含めて、調味料の魅力を広めていきます。

  • 育児・介護を終え
    資格を活かして
    保育園の施設長に

    高宮えがお保育園 施設長
    中原 弘子さん
    1984年
    家政学部 児童学科 児童教育学専攻(現:教育学部 児童幼児教育学科 ) 卒業

もう一度資格を活かしがんばりたいと奮起

 卒業後は子どものころからの夢を叶えて幼稚園の先生になり、約8年間勤めましたが、結婚や出産などを機に退職してずっと専業主婦をしていました。子どもの学校の役員などに精を出していたのですが、子どもが巣立ち、両親の介護が終わったのをきっかけに「せっかく持っている資格を活かしてもう一度何かをがんばりたい」という気持ちになったんです。そこで福岡市の子育て支援セミナーの研修で、偶然にも高校時代の恩師に再会したのが転機になりました。
 実は恩師はわかひさ保育園の園長になっており、「小規模保育園を立ち上げたいので、協力してもらえないか」と声を掛けてもらったのです。これもご縁と依頼を受けて準備に奔走し、平成30年に高宮えがお保育園を立ち上げて施設長となりました。

子どもたちだけでなく保護者にも寄り添う

 この仕事でうれしいのは、保護者の方が「ありがとう、助かります」と喜んでくださること。母親やおばあちゃんのようにあたたかく子どもたちに寄り添うだけでなく、保護者の方にも寄り添える保育園でありたいというのが私のモットーなんです。
 また、いっしょに働いている職員たちが私の心の支えでいてくれることにも感謝しています。そんな職員や保護者の方のために自分自身をもっと磨いていきたいですね。
 同窓生の中にも、今、子育てに奮闘している方がたくさんいらっしゃると思います。悩みや不安もあるかと思いますが、ご両親やおばあちゃんおじいちゃん、近くにいる保育園や幼稚園の先生、近所の方など心から相談できる方をぜひ見つけてください。子育ては周囲の支えがあって成り立つもの。少しぐらい甘えたっていいんです。お子さまを大切にしながら、自分のことも大切にされてくださいね。

(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)

  • 見過ごされがちな足の大切さを『足育て』で伝えたい

    足育てのすすめ 代表
    木村 珠枝さん
    1989年
    家政学部 児童学科 児童教育学専攻(現:教育学部 児童幼児教育学科 ) 卒業

『足育て』の大切さを広めていきたい

 15年ほど前、足に激痛の日々が続き、最終的には手術を勧められる…という経験をしました。その状況の中、足の指の大切さを説く『足育』と"出合い"、ケアを続けることで少しずつ回復し、今では手術なしでテニスができるまでになりました。
 この経験をきっかけに、理論と実践を踏まえたカリキュラムで『足育て』の活動を始めました。
 その中で気づいたのは、かつて足の痛みに悩んでいた私のような人が多いということ。足はからだの骨の1/4が集まっているとても重要な部分なので、そこが整わないと膝や腰にも悪影響が出るんです。足の教育が世界的にも遅れていることを知り、講座では、具体物やスライドを使ってわかりやすくその事実を伝え、からだのトラブルを予防・解決できるように努めています。

自分にしかできないオリジナルの教育

 すでにトラブルを抱えている中高年の方はもちろんですが、幼少期から『足育て』を学ぶことはとても意義があり、子どもたちの教育や保護者・学校職員の方への研修依頼も増えてきました。
 中村では児童教育学を学び、その経験が現在の講師活動に大変役に立っていると実感しています。「足育てを実践したお陰で、子どもの足が速くなり、学校が楽しくなったと喜んでいる」という声を保護者の方からいただいたときは嬉しかったですね。育児が落ち着いたら小学校で働きたいという思いもありましたが、『足育て』は私にしかできない教育活動だと思い現在に至っています。春には『足育ての森』の絵本が完成予定です。ご家庭での読みきかせ、保・幼・小・子どもの活動サークル等で活用していただけると嬉しく思います。

(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)