園長のささやき

「出会い」

「出会い」

2021/03/17

いよいよ、令和2年度が終わろうとしています。
先日の卒園式も、無事に終えることができました。
今年は58名の園児が、次のステップに向けて飛び立ちました。


   園庭の真ん中に、泥遊び場が!

出会い。私が壱岐幼稚園で経験したことを一言で表すならば、
この言葉です。園児を通して、多くの皆様と出会いました。
以前からつながりのある方々も多くいらっしゃいました。
不思議な縁を感じることもありました。

一方、園児たちは家庭の外での、初めての集団生活を壱岐幼稚園で
始めました。幼稚園では、多くのお友だちや先生と出会いました。
いろんな人との出会いは、新しいものの見方や考え方を獲得する、
最良の機会です。

さらに子どもたちは、幼稚園にある玩具、道具、絵本などとも、
出会いました。それぞれの使い方を知り、自分の思いを達成する
ために、使いこなすことを学びました。

異質なものを出合わせること、組み合わせることも経験しました。
「廃材遊び」は、まさにその典型です。紙箱、卵の入れ物、ストロー、
割りばしなどを組み合わせることで、子どもたちは新たなものを
作り出します。まさに、異質なものの「出会い」による、創造です。

このような異質なものの組み合わせ、「出会い」こそが、
これからの社会を変えていきます。いろんな「出会い」を経験し、
誰も気づけない「出会い」を提案できることが、これから必要です。
奇抜な発想も、見方を変えると、斬新な発想となります。

先日、園庭の真ん中に、泥遊び場が出現しました。園庭で
水たまりと出会ったら、泥遊びができるのです!
常識にとらわれず、「こんなところで、こんなことを…」という
言葉を肯定的に使って、子どもだからこそできる、素晴しい
「出会い」を大切にしたいですね。