中村学園大学・中村学園大学短期大学部

児童養護施設で働く卒業生による講話

2026年5月25日

5/21(木)、本学卒業生で、現在、児童養護施設に勤務されている 石橋双葉さん、永富美羽さんのお二人にお越しいただき、山下ゼミの学生に向けてお話しいただきました。

講話では、まず社会的養護・社会的養育の基本的な考え方について説明がありました。 保護者のいない子どもや、家庭での生活が難しい子どもを社会全体で支え、「子どもの最善の利益」を守るために行われている取り組みであることをご説明いただき、学生たちは真剣に聞き入っていました。続いて、児童虐待相談件数が増加している現状や、 児童養護施設で行われている支援内容、 保育士として働く一日の流れなど、現場での具体的な仕事内容についても紹介されました。講話後のインタビューでは、石橋さんと永富さんから学生に向けて「実習や授業で大変なことも多いと思いますが、友達と学ぶ時間はかけがえのない宝物です。ひとりで抱え込まず周囲と協力しながら前向きに取り組んでください。学生生活には苦労もありますが、振り返ると良い思い出になります。興味のあることにも目を向け、たくさんの思い出をつくってください」と温かいメッセージが送られました。また、短大での学びが現職に活きている点として、わからないことをそのままにせず先輩に相談する姿勢や、課題や実習を通して培った効率的に動く意識が、支援の質の向上や子どもと向き合う時間の確保につながっていると語られました。お二人の経験に基づく言葉は、学生たちにとって将来の進路を考えるうえで大変貴重な学びとなり、今後の成長を後押しする有意義な時間となりました。

【受講した学生の感想】

・今回の講話を聞いて、児童福祉施設のことについてより深く学ぶことができ、前よりも少し働いてみたいなという気持ちが大きくなりました。 授業では知ることのできないことを詳しく知ることができ、保育園や幼稚園よりも子どもたちと長く一緒に居ることができ、長い間子どもの成長を見届けることができるという施設ならではの良さがあることに気づきました。また、辛いこともたくさんあるということを聞いて少し不安に思いましたが、しっかりと私たちがそれを受けとめて子どもと向き合うことの大切さを知りました。今回は貴重なお話をしてくださりありがとうございました。先輩方みたいに子どもの気持ちに寄り添い、子どもの「○○かも」というのを見つけることができるようになりたいです。実習でも今日教わったことを活かして頑張りたいと思います。

・児童養護施設についての話を聞いて、児童養護施設がどのような働きを持っているのか、職員が子どもたちとどのように関わっているのかを知ることができました。施設では、様々な事情を抱えた子どもがいて生活全般を支える親のような側面や自立支援や心のケアなど専門的な関わりをする側面があることを学びました。心のケアではまず職員が子どもの気持ちを知ろうとすることや受け止め、寄り添うことがとても大切だと知りました。今日の話で学んだことを今後の実習や現場に出た時に言葉かけや一人ひとりの子どもの行動分析など生かしていけるように勉強していきたいと思いました。

・児童養護施設の講話を聞き、子どもたちはさまざまな理由で施設で生活していることを知り、一人ひとりが大きな思いや不安を抱えているのだと感じました。また、職員の方々は生活面の支援だけでなく、子どもの気持ちに寄り添いながら信頼関係を築いていることが分かり、子どもにとって安心できる存在になることの大切さを学びました。親になることはできないけど、こどもたちの日常から何に悩んでいるのかを考え支援していき、子どもが楽しい場所になるように支援しているところが印象的でした。

・私も実際に実習で児童養護施設に行き、わからないことや気になったことを職員の方に聞いて学べたと思っていましたが、今回のお話を聞いて、施設で働く方達それぞれ子どもへの関わり方や考え方も様々であり、色々な方から話を聞けることはとても大切な機会だと感じました。また、私自身も実習中に試し行動をされて落ち込むことがありましたが、そこで折れるのではなく、子どものことをもっと知ろうとすることで安心した関係を築けるのだと学ぶことができました。