中村学園大学・中村学園大学短期大学部

第49回公開講座を開催しました

2023年2月3日

11月1日(火)~1月31日(火)の期間、Web公開にて公開講座を開催しました。

  テーマ
講師
内容
旨い魚は
なぜうまい             

栄養科学部
栄養科学科
准教授
木村 秀喜

「新鮮な魚」はどれも美味しいのでしょうか。「あの店の魚料理」や「ブランド魚」が美味しいのはなぜでしょう。講師は唐戸魚食塾企画員、水産庁長官任命「お魚かたりべ」として魚食普及をボランティアで行っています。専門分野の公衆衛生学は環境や社会のしくみなどと健康を扱う学問です。この視点から「旨い魚」を探り、近年の魚離れの背景と改善についても提案したいと思います。「魚のうまみ成分はたんぱく質が分解され・・・」といった科学的な話ではありません。(唐戸魚食塾:食育白書等でも紹介されている魚食をテーマとした食育ボランティア団体)
食中毒の基礎知識

栄養科学部
フード・マネジメント学科
准教授
古田 宗宜

食中毒とは、食品に付着した有毒な化学物質や微生物などを食品と一緒に食べることや毒キノコなど有毒なものを食べることによって起こる病気のことです。食中毒の多くは、細菌やウイルスのような微生物が原因で起こります。食中毒を起こす細菌やウイルスには、それぞれ特徴があり、熱に弱いものや強いもの、酸素がない環境でないと増えることができないもの、毒素を出すものなど様々です。食中毒を予防するには、食中毒を起こす細菌やウイルスについてそれぞれの特徴を知っておくことが大切です。本講座では、食中毒を起こす微生物の基本的な情報と食中毒の予防対策を解説します。
原典で読む文学
-江戸時代の資料を中心に-                       

教育学部
児童幼児教育学科
教授
古相 正美

文学作品を読む場合、私たちは活字になった本文を読んでいます。しかし、江戸時代のものを考えると、実は活字化された作品は全体の1割にも満たず、多くは活字化されないままの形で残っています。
そこで、今回の講座では、活字化されていないものを少し読んでみたいと思います。最初に少し、活字化されたものの原典に触れてみてから、活字になっていない江戸時代の和歌を読んでみたいと思います。天皇を中心に宮中で読まれた御会和歌と言われるものです。
いまから始める株式投資
-会計情報と株価の関係をふまえて-             

流通科学部
流通科学科 
講師
土井 貴之

「人生100年時代」を迎えるにあたり、令和4(2022)年4月からは高校の家庭科でも金融商品の特徴や資産形成についての学習が始まります。本講座では、会計情報と株価に関する研究をふまえ、資産形成のひとつ「株式投資」について考えていきます。株価・会計情報研究は1960年代後半のアメリカで始まり、世界各国で様々な研究がおこなわれていますが、日本の研究を中心に紹介します。
また、株式投資と投資信託(ETFを含む)の違い、個別銘柄を対象とした長期的な株式投資の取り組み事例、NISAやiDeCo、アプリ(スマホ)を活用したポートフォリオ作成・管理など、初歩的かつ実践的な内容についても解説します。
江戸時代の庶民の暮らし
-江戸、そして、ちょこっと福岡-             

短期大学部
キャリア開発学科 
教授
岸川 公紀

時代小説やテレビでの時代劇、当時の様子がよく描かれてますが、どうしても武士を中心とした物が多い気がします。それでは、その時代の庶民はどんな暮らしをしていたのでしょうか?長屋、歳時記、娯楽、経済、教育、そのような江戸の町の庶民の暮らしを見てみると、そこには生き生きとした人々の暮らしが見えてきます。そうしたお話ができればと考えています。そして、そのころの福岡は、どんな様子だったのかについても、少しお話ができればと思います。