中村学園大学・中村学園大学短期大学部

眞次ゼミ~柳川で板海苔づくりと川下り体験~

2025年6月3日

眞次ゼミでは、「水産業」を研究テーマを設定し、学外へ視察に出かけ、現地での調査・フィールドワークを行っています。今回は柳川を訪問し、柳川の特産品である海苔の多面的な価値を考察しました。

高橋商店での板海苔づくり体験
水で戻した生海苔を専用の型に流し込み、専用の乾燥機で乾燥させる工程を体験しました。完成した板海苔は、予想以上に縮んでいたため、その理由を尋ねたところ、生海苔を十分に水に戻していなかったことが原因だと教えていただきました。この体験を通じて、板海苔ができるまでの工程を深く学ぶことができました。

美味しい海苔の食べ比べ体験
次に、海苔の三大産地(有明海、瀬戸内、宮城)の海苔を「培炉」という専用の焼き箱を使って焼き、食べ比べを行いました。それぞれの海苔には特徴があり、焼き加減や香り、味わいに違いがありました。特に、宮城県産の海苔は磯の香りが豊かで、個人的に一番のお気に入りとなりました。ごま油やポルチーニの塩を乗せて美味しく海苔をいただきました。

帰去来でのヘルシーランチ
帰去来では、季節の野菜や豆がたっぷり入った二種類のスープセットをいただきました。どちらも体に優しく、味わい深いものでした。おにぎりには塩味のついた豆が入っており、ご飯との相性が抜群で、とても美味しかったです。具沢山でヘルシーながらも、満腹感のあるランチを楽しむことができました。

柳川川下りとSNSの影響
柳川では、高校の修学旅行以来となる川下りを体験しました。船頭さんが柳川にまつわるお話や北原白秋の歌などを披露してくださり、特に印象に残ったのは、川下りがSNSによって再注目され、多くの観光客が訪れるようになったという話でした。SNSの影響力を再認識する貴重な体験となりました。船に揺られながら、陽の光を浴びて、船頭さんのお話や歌声を聞くことで、心身ともに癒されました。

フード・マネジメント学科4年 金崎 桃子