2年生 集中講義「被服製作実習」が行われました
2023年9月8日
中・高家庭科教諭の養成にかかる栄養科学科2年生の「被服製作実習」の授業が、8月25(金)~9月1日(金)の6日間(1~4限)で実施されました。連日の猛暑でしたが、早朝から自主学習の時間帯の18時過ぎまで、毎日、熱心に取り組んだ学生たちは、7つの題材をすべて完成させ、たいへん充実した集中講義になったようです。
管理栄養士養成施設に置かれた教職課程ですので、タイトなカリキュラムの下、集中講義として授業を進めざるを得ません。R5年度は19名が履修希望し、一人一台の実習スペースを確保できました!ミシンを一度設定したら、集中講義が終了する日まで、Myミシンとなります。
はじめは「エプロンなんて、小学校でも中学校でも縫ったから、3回目か…」とつぶやいていた学生たちでした。ところが地直しに始まり、型紙→裁断→印付けと、本格的な洋裁の基礎・基本を学べる「縫製技術の要素」がてんこ盛りの題材だったことに気付く頃には、その魅力のとりこに!
ミシンの糸かけに手こずっていた学生でしたが、製作に取り組むうちにみるみるスキルが身に付き、ハーフパンツに進むと、ポケットに工夫を凝らしたオリジナルデザインにこだわる学生が出てくるなど、いつのまにやら勝手に発展題材へと高めていました。
題材を完成させると振り返り表を記入します。題材のプロセスを振り返りながら、獲得した学習成果をまとめたり、教師となったときの指導方法を考えたりするなど、どの学生もこの授業を自分事としていることが伝わってきます。
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