中高生を対象に分子生物学体験講座を実施しました
8月21日(金)、中村学園中学校・高等学校の生徒を対象に、本学の教育・研究設備を活用した「分子生物学体験講座~ゲノムを取り出そう!PCRによるSNP解析」を実施しました。中学生3名、高校生9名の計12名が参加しました。
本講座は、一昨年度に中村学園女子高等学校の生物化学部が本学を研究訪問したことをきっかけに始まり、今年で3回目を迎えます。専門的な講義や実験を通して、生命科学への関心を深めてもらうことを目的としており、生徒たちは大学ならではの設備や専門的な指導のもと、分子生物学の学びを体験しました。
はじめに、大学院栄養科学研究科の加藤教授が、分子生物学について講義を行いました。DNAやタンパク質などが分子レベルでどのように働いているのかを学ぶとともに、人のDNAはほとんど共通している一方で、一塩基多型(SNP)などのわずかな違いが個人差につながることについて理解を深めました。さらに、こうした分子レベルの研究が、病気の予防や治療法、薬の開発など、私たちの健康や医療の発展につながっていることについても学びました。
続いて、栄養科学部の吉田助手の指導のもと、「口腔粘膜細胞からのゲノムDNA抽出」と「β3アドレナリン受容体(ADRB3)」に関する実験を行いました。生徒たちは自ら採取した口腔粘膜細胞を用いて、専門的な機器や試薬を扱いながらゲノムDNAを抽出しました。大学の研究設備を実際に使用し、普段の学校での実験とは異なる、専門的な生命科学の実験に取り組みました。
参加した生徒からは、
「学校ではできないことを体験させてもらい、同じような機会があればまた参加したいです」
「今回で2回目の参加でしたが、前回よりも理解を深め、より楽しみながら参加することができました」
といった感想が寄せられました。
今回の体験を通して、生命科学への興味・関心を深めるとともに、大学での学びや将来の進路について考えるきっかけとなることが期待されます。
