お知らせ

園長のささやき

女雛と男雛

2018/03/01

もうすぐ3月3日、桃の節句です。壱岐幼稚園でも、玄関に
ひな人形を飾っています。

かつて、私の実家でも、ひな人形を飾っていました。2月から
3月はひな人形、4月になれば5月人形を出していました。
大学進学のために九州に来て、日田のひな祭りなど、各地の
ひな祭りを見たり、幼稚園や保育所を訪問して飾ってある
ひな人形を見ると、違和感がありました。向かって左に男雛、
右に女雛がいらっしゃるのです。

私の実家では、向かって左に女雛、右に男雛でした。

(外から写しました。内から見たら、左右が逆ですね。)

古来、日本では「右」より「左」の方が格上でした。
これは、こちら側を向いている天皇から見ての左右であり、
天皇に向き合っているこちら側としては、向かって右が「左」、
向かって左が「右」となります。それと同じで、京都の市内には、
北に向かって右に左京区、左に右京区があります。

ところが、大正時代と言われていますが、日本は近代化を進める中で、
欧米に倣って、左より右を格上とするようになりました。この影響を
受けて、ひな人形も、右に、つまり向かって左に男雛を、そして
左(向かって右)に女雛を飾るようになったようです。

そうそう、男雛は「親王」です。親王とは、例えば天皇の男の子や
兄弟を言うそうです。もちろん、天皇より格下の存在です。その、
天皇より格下の親王が、天皇より高い位置に座ることはできません。
そうすると、天皇家では、何段にもなる、高さのある雛飾りを
することができないはずです。実際、どうしていらっしゃるのでしょう…。


 
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