全員が揃って、令和4年度の壱岐幼稚園の幼稚園教育が、「やっと」始まりました。
少しずつ時間をかけて、心と身体の準備をするこの期間が、
本来の子どもの成長に沿ったちょうどよいペースの過ごし方だと考えています。
入園式を終えた14日の終礼で、翌日15日の保育の流れなどを確認する先生方の様子や発言には、
「いよいよ始まるぞ」と迎え入れをスタートする、新しい園生活への意気込みが強く感じられました。
特に、担任の先生は初めて過ごすクラスで、
子どもができるだけ、楽しく過ごせるように、
困ったり戸惑ったりすることがないように、
荷物を置く場所や、朝到着してからの同線、
子どもたちの行動を想像しながら
何度も繰り返し、入念に確かめていました。
もしかしたら、主役の子どもよりも、張り切っていたかもしれませんね。
例年、はじめて本格的に保護者の方と離れて過ごす瞬間に、泣き始める子どもが続出するのですが、
いまのところ、割と泣き声が少ないように感じています。
おうちの方が安心できるように、さりげなく送り出してくださっているのでしょうね。
心配や寂しさの涙をあまり流さないでよいように、入園式に降った恵みの雨が代わりになってくれたのかもしれません。
無事にお子さまを出迎えた帰りの瞬間に、
保護者のみなさまは、どのようなことを感じられましたでしょうか。
担任は、初日を終え、大変ほっとしたようです。
クラスの子どもの様子や、明日に向けての関わり方について会話がずっと続いていましたよ。
〇年少組の今日のほっこり場面〇
かめのところに集まった年少さんのひとりがみんなにひとこと。
「かめしゃん、みまもるの」ですって!
あどけない3歳の子どもが口にした「見守る」発言に、保育者は驚いていました。
きっとおうちの方がいつも何度もお子さんに伝え教えておられる言葉なのでしょうね。