大人には大変な作業が、
子どもの世界では面白さに変えられる
「物事の価値をプラスに変える天才」です。
年長組が10時半に福岡タワーへでかける前の
30分くらいのできごとです。
なぜか廊下に黒い線の汚れが
たくさんついていることに気づいた先生。
ひとり雑巾でせっせと拭きはじめましたが、
なかなかとれません。
とうとうブラシをつかった
大がかりな拭き掃除がはじまりました。
重曹をかけて水スプレーをして
ブラシでこする一連の様子に、
通りがかった年長さんが興味を持ったようです。
「なんしとると?」
「ぼくもしてみたい」と
いつのまにか黒線をわざわざ見つける
子どもがどんどん増えて
大賑わいになりました。
その中で子どもたちがある発見をしました。
普通なら近くに寄ったほうが
何でもよく見えそうです。
ところが、
斑点模様の廊下についた黒線は
なぜか
「近くだと見えないけど、離れたらすごくよく見える」
【錯覚】を子どもが発見したのです。
さらに
「みんなでするときれいになるし、面白いね、黒線発見隊の登場だ~」
さすが!
お掃除も、面白い遊びに変える天才たちですね。
友だちや先生と
一緒になって協働で
作業に取り組む喜びを味わう場面となりました。
職員室からひよこ組までの
黄色の廊下をごらんください。
廊下を磨き上げて新品のように
【ひときわきれいになりすぎたまだら模様】が残っています。
この日の様子が今でもよーくわかります。
ぜひ見つけてみてくださいね。