園長のささやき

家で過ごす

新型コロナウイルス感染症と闘う、最良の作戦は、
「家で過ごす」 ‘stay home’ です。

どこからでも、お花見はできます♪

「家で過ごす」ことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
アメリカの新聞「ワシントン・ポスト紙」は、既に3月中旬、
とても興味深く、わかりやすい記事を掲載していました。

感染拡大について、住民が自由に出歩いた場合、感染地域を隔離した場合、
75%の住民が動かなかった場合、87.5%の住民が動かなかった場合の、
それぞれのシュミレーションを示しています。

(英語版)
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/world/corona-simulator/
文字をすっ飛ばして、「・」のシュミレーションだけを見ていただいても、
十分にわかります。

(日本語版)
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/health/corona-simulation-japanese/

先日、安倍首相が「緊急事態宣言」の記者会見で、7割から8割の外出や人との
接触などを控えると、感染拡大を抑えることができると発言していました。
その意味は、この記事で一目瞭然です。

一方、毎日新聞は「人と人との直接的な接触を今後2週間で何%減らせば、
長期間新規感染が確認されない状態に近づくか」、目標値を示しました。
https://mainichi.jp/articles/20200407/k00/00m/040/269000c
これによると、東京で98%、福岡で99.8%の削減が必要なようです。

仮に、今まで仕事などで、週に100人と会っていた人は、
東京では2人、福岡では0.2人に、それぞれ抑える必要があります。

現実的ではないかもしれません。机上の空論かもしれません。
もちろん、生きるためには、「人と人との直接的な接触」が必要です。

ただ、私たちがこのような理論を理解し、不要不急の外出をしないと
意識して、踏みとどまることが、今回のウイルスとの闘い方なのです。