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流通科学部 坂本ゼミ・地域住民と「学生との交流会」開催

2022年6月1日

5月20日(金)、糸島市瑞梅寺(井原地区)にて、ひなたぼっこ輝きサロン「第1回学生との交流会」を行いました。

地域サロンは、地域コミュニティの衰退による高齢者のひきこもりや孤独といった社会問題を受け、地域住民の居場所づくりを目的として1990年頃から全国に広がった活動です。糸島市のひなたぼっこ輝きサロンは、2012年に発足し、「支え合いの場づくり」、「ひきこもり・認知症予防」、「高齢者の経験・知識・技を次世代に伝承する生きがい・居場所づくり」等を目標に、毎月2回程度、地域住民が集まりさまざまな交流活動を実施しています。

この日のサロンでは、まずはじめに茶話会を行いました。
自己紹介のテーマは「私の好きな時間(何をしているときが幸せか)」で、そこから話を広げていき住民の方々といろいろな話をしました。

11時頃、みなさんが「そろそろ”いと丸くん”が来る!」とソワソワと身支度をし始めました。その正体は移動販売カーでした!

地元スーパーが買い物難民支援として取り組んでいるという移動販売カー”いと丸くん”は、500品目近い商品を積んでいて、1商品につきスーパーでの販売価格にプラス10円で買い物ができるそうです。中山間地を中心に糸島市内の複数の校区をまわっているそうで、この地域には月に1回程度来ているそうです。

午後からはサロン恒例の「卓球バレー」をしました。
卓球バレーは自陣地で必ず2打トスをして3打目で返さなければならず、しかもネットの下をくぐらせなければならいルールでした。

大学生との親善試合という形で、地域住民の方々(平均年齢80歳)と坂本ゼミの学生(平均年齢21歳)で対戦しましたが、ご高齢とは思えないラケットさばき、強烈なアタックに学生チームはかなり苦戦しました。
最後の方は、住民学生混合チームで世間話を交えながら白熱してとても盛り上がりました。

閉鎖的なところがある中山間地での地域活性化は、住民の方々から日頃の生活の状況や悩みを聞き出すために、まず「仲を深める」ことが大事です。仲を深め、話せるようになりながら、地域を知り理解しなければいけません。今後も交流活動を中心に地域住民の方々に寄り添い、少しずつ地域課題に目を向け解決に取り組めたらいいなと思います。
次回は、9月に実施する予定の「4.5倍(90歳)成人式」の企画・提案を行います。

流通科学部 坂本ゼミ 4年 松本 梨沙