食育について
 
食べ残しゼロ
お野菜たっぷり保育園給食

おひさま保育園では、薄味にすること、野菜を多く取り入れること、出汁をきちんと使うこと、摂食機能に応じた食を提供することなど乳幼児期から丁寧な給食づくりを行っています。 胎児期から2歳までの「最初の1000日間」の栄養状態が子どもの発育発達さらには成人後の病気や将来の経済的可能性に長期的な影響を与えることが報告されています。 つまり胎児期からの栄養状態、お母さんの支援、生まれてからの乳幼児期までの栄養摂取がとても重要です。

献立
【給食目標】
  • 将来の子どもの健康に配慮した食の提供
  • 腸内細菌を育てる
  • 食習慣(食の嗜好性)を育てる
  • 食品の機能性を積極的に利用する
【献立計画】
  • 一汁二菜
  • 主食は栄養価の高い金芽米
  • 塩分2g(1.8g)未満/日
  • 野菜摂取量100g(70g)以上/日
  • よく噛むことを習慣づけ、 歯の発育・脳の発達をサポート
  • 食材は原則国産とし、安心・安全な給食を提供
  • 食品の機能性を利用する
一汁二菜の献立を基本に!

献立は、ご飯と「一汁二菜」を基本として考えることで栄養バランス良く摂ることができます。献立作成は、主食に合わせて、主菜を肉・魚・卵・大豆製品、和食・洋食・中華などのサイクルを決め決定しています。さらに主菜に合わせて副菜、汁物を決定します。味付けや食材、切り方の重なりがないか確認します。

献立の
ポイント01
 
  • 副菜

    身体の調子を
    整える。
    ビタミン、ミネラル、
    食物繊維の
    供給源。

  • 主菜

    血や肉になる。
    主にたんぱく質の
    供給源。

  • 主食

    熱や力の源になる。
    主に炭水化物の供給源。

  • 汁物

    栄養や水分を補う。
    不足した栄養の供給源。

献立の
ポイント02
5歳児の食事の目安
  • 副菜50g
  • 主菜100g
  • 主食ご飯 110g
  • 汁物150g
離乳食の進め方
離乳初期
5−6ヵ月頃
離乳中期
7−8ヵ月頃
離乳後期
9−11ヵ月頃
離乳完了期
12−18ヵ月頃
進め方の
目安
●子どもの様子をみながら1日1さじずつ始める
●母乳や育児用ミルクは飲みたいだけ与える
●1日2回食で食事のリズムをつけていく
●いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく
●食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく
●共食を通じて食の楽しい体験を積み重ねる
●1日3回の食事のリズムを大切に、生活リズムを整える。
●手づかみ食べにより、自分の食べる楽しみを増やす
調理形態 なめらかにするつぶした状態 舌でつぶせる固さ 歯ぐきでつぶせる固さ 歯ぐきで噛める固さ
食事1回あたりの目安量 Ⅰ.黄穀類 ①つぶしがゆからはじめる。 全がゆ
50〜80g
全がゆ
90〜軟飯80g
軟飯80〜ご飯80g
Ⅱ.緑野菜・果物 ②すりつぶした野菜なども試してみる 20〜30g 30〜40g 40〜50g
Ⅲ.赤 (南瓜やほうれん草の葉先などを軟らかく茹でる)
③慣れてきたら、つぶした豆腐、白身魚、卵黄などを試す。(必ず加熱する)
10〜15g 15g 15〜20g
又は肉 10〜15g 15g 15〜20g
又は豆腐 30〜40g 45g 50〜55g
又は卵 卵黄1個〜全卵1/3個 全卵1/2個 全卵1/2〜2/3個
又は乳製品 50〜70g 80g 100g
食べる機能の目安 口を閉じててべものの取り込みや飲み込みができる 舌と上あごで食べものをつぶして食べることができる 歯ぐきで食べものをつぶすことができるようになる 歯を使うようになる

離乳食づくりの考え方の基本

※離乳食開始から1ヵ月くらい経ち食べることに慣れてきたら、黄・緑・赤を意識して離乳食をつくるようにします。
・唇や舌の動きを観察して食べる機能をチェック!発達に合わせた調理形態とする。
・量は、食事1回あたりの目安量を参考にする。
・黄、緑、赤の食材は1種類の食材だけでなく、目安量の範囲で自由に組み合わせて用いてもよい。

離乳食のステップアップの目安
ステップアップの目安
離乳初期からの中期へ
  • ①ベタベタ状の離乳食を口をもごもご動かして食べることができる
  • ②主食とおかずを合わせて、1回に子ども茶わん半分以上食べる
  • ③1日1回の離乳食を喜んで食べている
離乳中期から後期へ
  • ①豆腐くらいのやわらかいかたまりを口を動かして食べる
  • ②主食とおかずを合わせて、1回に子ども茶わん1杯分くらい食べる
  • ③バナナの薄切りを食べさせると、歯ぐきでかみ切るようなしぐさをする
離乳後期から完了期へ
  • ①朝・昼・夕の3食をしっかり食べる
  • ②肉団子くらいの固さのものを歯ぐきでつぶして食べられる
  • ③自分で手づかみして食べられる
離乳完了期から幼児食へ
  • ①必要な栄養の大部分を食事から摂っている
  • ②前歯で食べものをかみ切って、歯ぐきで噛んで食べられる
  • ③コップで牛乳やミルクが飲める
だしのとりかた
【水に対して】
1%の昆布、1%のかつお節合わせて2%の材料でとる
  • ①昆布は乾いた布巾で表面を軽くふく。鍋にできあがり量の30%増の水を入れ昆布を加えて30分程度おく。
  • ②蓋はせず弱火で加熱し、沸騰直前に昆布を取り出して、かつお節を一気に加える。
  • ③鍋の周囲が沸騰してきたらすぐ火を止め、かつお節が沈むまでおく。かつお節を網で取り除き、料理に利用する。
鶏がら:水=1:3
割合でとったスープ
  • ①鶏がらは丁寧に水洗いをし、血液や内臓を取る。
  • ②鍋にお湯を沸かし、沸騰したら①を入れ、2〜3分位ゆでる。鍋から出したら水洗いをし、血の塊を取り除く。
  • ③大きめの鍋に②、しょうが、ねぎを入れて沸騰するまでに強火にし、沸騰したら弱火にする。
  • ④アクを取りながら1時間位かけて煮込み上澄みを料理に使用する。

保育園給食の栄養量
1〜2歳児
エネルギー たんぱく質 脂質 食物繊維 ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC カルシウム 食塩相当量
保育所給食の
給与栄養量の目標
460kcl 15〜23g 10〜15g 設定なし(*)g 190μgRAE 0.25mg 0.30mg 20mg 220mg 2.3mg 1.9未満g

*食物繊維は、「日本人の食事摂取基準(2020年度)」において3歳以上から目標量が示されています。このため、1〜2歳児については、3〜~5歳児の献立を調整することで確認することとして目標を設定していません。

3〜5歳児
エネルギー たんぱく質 脂質 食物繊維 ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC カルシウム 食塩相当量
保育所給食の
給与栄養量の目標
575kcl 19〜29g 13〜19g 3.6g 215μgRAE 0.32mg 0.36mg 22.5mg 260mg 2.5mg 2.1未満g
中村学園の食育
中村学園 学園祖中村ハル先生
中村学園の創立者、
中村ハル先生は
100年前から料理研究を実践
ハル先生は長い間、教育と料理研究をされており、とても研究熱心でした。様々な場所に足を運び、話を聞いたり、野菜を栽培したりして全身全霊で料理研究に励みました。
著書:「中村ハル物語」より引用
READ MORE
おひさま保育園の食育
おひさま保育園の食育は、保育の基本として「食育」をとらえ、健やかな心と体を育みます。週6日完全給食による発達に沿った丁寧な食事の提供と食習慣の獲得、栽培活動や感謝の活動など食育計画に沿って「食の営み」づくりを行います。