“グリーンカーテン”とは、ゴーヤや朝顔、いんげんといったツルのある植物で夏の窓辺をカーテンのように覆うものです。室内の気温の上昇を抑え、夏場の省エネルギー対策として、ヒートアイランド現象の緩和にも有効です。自然の力を利用した省エネルギー対策だけでなく、ゴーヤは花を観賞できる他、収穫した実を料理することも楽しみの一つです。
三陽高等学校では2012年より生徒会の保健委員会を中心に、夏の省エネルギー対策としてゴーヤのグリーンカーテンに取り組んでてきました。
ところが2020年のコロナ禍による想定外の分散登校により、活動存続の危機に・・・!
そこへ救世主が現れました。三陽スクールバスの運転手の皆さんです。登校が制限されていた生徒たちの代わりに、植え付けやネット張りなどにご尽力いただいたのです。福岡の緊急事態宣言が解除され、通常登校が始まると、生徒たちも一緒に水やりやお世話を行いました。
人の絆、優しさが、まるでゴーヤの蔓のようにつながり、広がっていくのを感じることができる素敵な取り組みです。