グラウンド天然芝生化への継続的な取り組み

生徒たちが怪我をすることなく元気よく、思う存分走り回れるグラウンドを―――そんな願いから2013年に行われた、三陽中学校・高等学校の「グラウンド天然芝化プロジェクト」。全校生徒と教職員全員で芝生のポット苗をグラウンドいっぱいに敷き詰めました。その後芝はしっかりと根付き、現在では一面緑のカーペットが広がっています。芝の生育に欠かせないのが太陽と水です。本校の敷地内には川が流れ、その水をタンクに貯めて芝に与えています。ところで、グラウンドを天然芝にするとどんな効果があるのでしょう。
・砂塵や土砂の流出を防ぐ
土のグラウンドの場合、風が吹くと土埃が舞い、砂塵が発生します。また、たまった雨水が流れることで土砂の流出が問題になります。芝生化はそのような問題を抑制する効果があります。
・体力向上に効果的な空間に
芝は弾力性・柔らかさが特徴ですので、転んでも衝撃を抑えるクッションの役割を果たしてくれます。生徒たちが思う存分運動することができ、日常的な体力向上に効果的な空間となります。
・ヒートアイランド現象の緩和
グラウンドの芝生化によってヒートアイランド現象の緩和に繋がり、生徒たちが地球環境を意識するきっかけづくりにも寄与します。