まつ組の発表会に向けての活動は『好きな絵本紹介』から始まりました。
1人1冊好きな絵本を持ち寄り、友達におすすめポイントを伝えたり、回して読んだりして、みんなで最終的に選んだのは『じごくのそうべえ』でした。
地獄に行った主人公が、さまざまな地獄に行って脱出するお話ですが、読み聞かせの時からみんなが”げらげら”と笑っていました。
そこで、子どもたちの中に『お家の人を”げらげら”笑わせる劇にしたい!』という気持ちが生まれました。
題材にする本が決まってからは、「なに地獄にする?」、「だれがどうやって地獄に行く?」という話し合いになり、
グループ内で絵に描いて、友達とアイデアを出し合ったり、いろいろな地獄を試しにやってみたりしながら、ストーリーが決まっていきました。
話し合いをする中で、「地下鉄に乗ったら地獄に着いちゃったっていうのはどう?」、「いつも足湯をやっているから足湯も出す?」、
「100階建ての地獄はどう?」など、日々の遊びや絵本の中からのアイデアがたくさん出てきました。
その後は役決めをしたり、保育室で実際に劇ごっこをしたりしながら、子ども達のアイデアと話し合いによって発表会に向けての活動が進んでいきました。
大道具・小道具作りでは、劇に必要な物を自分達で考え、ペットボトル等いつも遊びで使っているものを使ったり、同じ役の友達と話し合ったりしながら作りました。
衣装も子ども達に『ようふくちゅうもんしょ』という紙を用意して、自分の役のイメージに合った洋服を『てづくりちゅうもんばこ』に入れて、注文してもらいました。
発表会が近づいた11月下旬には、ひまわりほーるステージでの練習が始まり、少しドキドキしている様子でしたが、
「今日の練習はお家の人は”げらげら”笑わないか…」と発表会の活動を振り返る姿や、「もっとこんな振りをつけたら、笑うんじゃない?」と友達にアドバイスする姿も見られ、
『おうちのひとを”げらげら”笑わせる!』を合言葉にしながら、取り組んでいました。
本番まであと少しとなりました。まつ組みんなで初めから作り上げた『まつぐみじごくにいく』の劇。
ここまで作り上げる中で、友達と一緒に劇ごっこをする楽しさや、なかなか話し合いが進まない難しさ等、いろいろなことを経験しました。
ぜひ、発表会当日までの過程も頭に浮かべながら、『まつぐみじごくにいく』を楽しんでご覧ください♪