幼稚園最後の発表会では、演じる自分達が楽しいだけではなく、観ている人の心が温かくなる話をしたいという一心で何度もふじ組会議をしました。
アイデアを伝え合うための聞く態度や発言の仕方を一人ひとりが意識していくことで、話がまとまっていき、オリジナルの物語の「てんきのこどもの けんか」という創作劇が生まれました。
自分達が好きな食べものの山に生き物が住んでいて、喧嘩して怒っている“てんきのこども”が来ることで、山には変化が起こって事件が起きたら面白そうというアイデアから話が展開していきました。
発表会の中でも、自分達が好きな遊びをしていたいということで“マジカルバナナ”などの言葉遊びのやりとりから“ハンカチ落とし”などの集団遊びも取り入れ、その遊びに必要な小道具を作っていました。
また、作った道具を使ってどのような遊び方にするか、台詞のやりとりなどは実際に演じながら考えていきました。
また、同じ場面に登場する友達と、役になりきるために必要な道具だけでなく、共同で使う大道具も色合いを相談しながら作りました。
また、場面が替わる時には、クラスで歌っていた“黄色いゆりかご”を替え歌にし、それぞれのお菓子の山の名前を入れて、みんなで歌うことにしました。
給食のおかわりをする時には、「台詞クイズを出して!」と同じグループの友達と一緒に挑戦するなど、発表会の活動時間以外でも自然とかかわる姿がよく見られていました。
ひとつひとつの積み重ねが、自信をもって表現することに繋がっていきました。当日は緊張しながらも、友達と劇がスムーズに流れるように助け合い、楽しむことを忘れずに演じていました。
劇の最後には、“せかいじゅうのこどもたちが”の替え歌で“てんきのこどもがちが”のオリジナルの歌を、手を繋ぎ、心を一つに歌うことで幕を閉じました。
てんきのこども達みたいに、残りのふじ組で過ごせる時間も、たくさん遊んで、時々けんかもして、その分話し合って、仲良くしていこうね♪