Features01
SDGs DIALOGUE
高校生×大学生
SDGs DIALOGUE

Features01

「関わる・取り組む・発展させる」
気持ちを全力で支援。
それが、SDGs達成に向けた
中村学園の姿勢。

貧困や飢餓の解消、不衛生な水環境の改善、さらには気候変動への対策など、掲げられた目標のスケールが大きいだけに、個人レベルの問題ではない...と考えられがちなSDGs。しかし中村学園では、学生・生徒・園児・教職員を含むあらゆる人々が、持続可能な社会のあり方を考え、自分にできることに関わり、アクションを起こすことが、SDGs達成への確かな一歩になると考えています。早い段階からSDGsを意識し、何らかのアクションを起こしている中村学園の大学生と高校生が、自身の取り組む活動について語り合い、久保千春学長からアドバイスと激励をいただきました。

中村学園三陽高等学校
濱野 優二 さん
中村学園大学 流通科学部
黒木 千佳 さん
中村学園大学
中村学園大学短期大学部
学長久保 千春
中村学園女子高等学校
髙木 麻央 さん

土壌劣化の要素を極力排除した「アグロエコロジー」が
アフリカの飢餓問題に一石を投じるはず

母が野菜の有機栽培に関心を持っていた影響で、小学生の頃から農業体験イベントなどに何度か参加。それがきっかけとなって現代農業のあり方に疑問を感じるようになり、その対局にある「アグロエコロジー」の研究を始めました。特に、多くの飢餓人口を抱えるアフリカの国々において、持続可能な解決策を進めるとすれば、環境の仕組みを活用して農作物を育てるアグロエコロジーが最適だと考えたのです。三陽中学校の語学研修で、貧困層の子どもたちに教育の場を提供している支援団体の方々とお話しできたこと、中村学園女子高等学校主催の「食のサミット」に参加し、他県の高校生と意見交換できたことなども、農業と飢餓問題との関わりを真剣に考える参考となりました。大学は医学部を志望しているので、「農業と飢餓」の問題からは離れますが、将来は医療を通じたボランティアなどにも取り組みたいと考えています。

SDGsの目標の中に「すべての人に健康と福祉を」が掲げられているように、高校時代に得られた知識や気づきは、医学の道でも必ず役立つはずです。中村学園大学が取り組む「食」分野の様々な学問も、「健康の維持」が根幹にあり、私も医師時代は「食と免疫」についての研究に力を入れました。三陽高校から、世界に羽ばたく若者が生まれることを期待しています。

自分たちで作った堆肥で育てた野菜だから
美味しさもSDGsの意義も、より確かに実感できる

高校入学後、生物の先生が園芸部で行っているコンポストのお話を聞き、すぐに入部を決めました。私が通っていた小学校でも、土を入れた段ボールで花壇用の堆肥を作る活動をやっていたので、もっと本格的に取り組んでみたいと思ったのです。カフェテリア(学食)から出る生ごみを自作コンポストで堆肥化し、その堆肥で育てた野菜を調理して食べる活動を続けており、食の循環とごみ減量を実現させています。直近では堆肥を使ってレタスを栽培。見た目は今ひとつでしたが、土と野菜とのつながりを、部員一同で実感しました。大学は文系学部を志望しているので、理系のような専門的な研究は難しいかもしれませんが、例えばコンポストの大きさと中に入れる基材の量との関係など、引き続き研究したいと考えています。

中村学園大学でも、コンポストによる食の循環や生ごみの減量などを通じて、SDGs達成に向けた取り組みを進めているところです。本学が所有する畑や実習観察園等にコンポストで出来た堆肥を活用し、栄養循環の仕組しくみを実現しようとしています。SDGsにつながるような研究心を持つ学生が活動ができる環境を提供するのは大学としての使命です。大いに研究意欲を持って活動してください。

オーストラリア留学で知った本当の「エコツーリズム」
この学びを、地域活性化にも役立てたい

小学生の頃、テレビ番組で地球温暖化問題を知って以来、「何か行動を起こさなきゃ」という気持ちを持ち続けていました。大学入学後、観光を通じて環境問題への意識を高める「エコツーリズム」について知り、真剣に学ぼうと決心。大学2年次に体験したオーストラリア留学では、エコツアー会社へのインタビューを通じて、自然を純粋に楽しみながら、参加者自らが環境に目を向けるよう配慮することが重要だと痛感しました。コロナ禍により、観光形態がマイクロツーリズムへとシフトしていることから、「コロナ後の観光の在り方と地域活性化」を卒論テーマに設定。地元である柳川市の魅力を再発見してもらう「『地参知消』を自分で〜鰻のり弁当作り~」という、農・漁業体験型ツアーを企画し、2021年11月、実施することが出来ました。

地球温暖化は、これからの時代を生きる若い世代にとって非常に重要な問題。そんな中で、SDGsを「自分ごと」として捉えて行動したことは、大学時代の素晴らしい体験です。中村学園大学も、地域社会に立脚した活動の一方で、オーストラリアの大学と学術交流協定を締結するなどグローバルな取り組みを進めています。卒業後も国際と地域、すなわち『グローカル』な視点を持ち続けてください。