Features03
STUDENTS SDGs
大学生×SDGs
「唐津Qサババーガー」

Features03

完全養殖サバの「唐津Qサバ」を
地産地消
“ハンバーガー”という
身近な食べ物からSDGsを発信

栄養科学部フード・マネジメント学科の学生2人が、地元・唐津市で養殖されている「唐津Qサバ」を多くの人に知ってもらいたいと、商品開発に挑戦。からつバーガーのバンズに、ふわっサクのサバカツをサンドした「Qサババーガー」に仕上げ、販売しました。「唐津Qサバ」との出会いをきっかけに、地産地消や食品ロス問題にも一矢を投じたお二人に、お話を伺いました。

唐津Qサバ

食中毒の原因となるアニサキス(寄生虫)のリスクが低い、完全養殖のマサバ。年中脂が乗っている点も魅力です。唐津市と九州大学の共同研究により、2014年に誕生しました。

唐津Qサババーガー

「唐津Qサバ」の養殖を手がける唐津市水産業活性化支援センターでインターンシップを経験した学生が、「唐津Qサバ」の認知促進、消費促進を目的に考案したメニュー。サバは丁寧に下処理した後、サクサクのカツに仕上げ、提供しました。唐津で人気の「からつバーガー」の全面協力のもとで実現したご当地バーガーです。GWに実施した第1弾は開店後30分で売り切れる盛況ぶりでした。10月の第2弾の販売では、オリジナルのサバ入りタルタルソースを追加し、美味しさと食べごたえを追求しました。

フード・マネジメント学科生の提案による、
地域食材と大人気グルメのコラボ!!
Mizuki
Yamasaki
山崎 瑞季 さん
中村学園大学
栄養科学部
フード・マネジメント学科
唐津東高等学校出身
永野 悠希 さん
中村学園大学
栄養科学部
フード・マネジメント学科
唐津東高等学校出身
Yuki
Nagano
安全で美味しい、
養殖魚に共感
Yuki Nagano 唐津出身なので「唐津Qサバ」の名前は知っていました。でも、魚は天然ものが一番いいと思っていたので、なぜ、漁場が近い唐津でわざわざ養殖しているんだろうと思っていたんです。でも、その概念はインターンシップに行って変わりました。大衆魚として知られるサバも、年々漁獲量が減っていて、サイズも小型化しているそうです。海の資源を守るためにも、養殖に目が向くことはいいことだと考えるようになりました。
Mizuki Yamasaki 実際に食べてみて、美味しいことにも驚きました。「唐津市水産業活性化支援センター」で行われている養殖は、人工孵化させた仔魚から育てる完全養殖なので、食中毒の原因となるアニサキスの寄生リスクがほとんどないのも特徴です。人の手が入ったことで安心して食べられる食材になるってすごいことですよね。そういう背景を知ってもらい、地産地消が進むといいなと思い、私たちにできることはないかと考えるようになりました。
アイデアを現実に、
継続して挑戦
Yuki Nagano インターンシップで「どうしたら認知度を上げられるか」と問われたことや、地産地消の授業を受けたことなどがきっかけになり、ご当地バーガーとQサバの組み合わせを思い付きました。それを企画書にして「唐津市水産業活性化支援センター」と「からつバーガー」に提案に行くと、皆さん好意的に受け取ってくださり、とんとん拍子に話が決まりました。唐津市役所の方にも材料(唐津Qサバ)の提供や開発のサポートなどをいただき、販売に漕ぎ着けることができました。
Mizuki Yamasaki 2021年5月に実施した初めての販売は、1日15個限定だったので、本当に大盛況で整理券を配ったほどでした。販売終了後も問い合わせがあるなど、反響が続いたので、今年10月には第2弾を販売。一度きりの挑戦に終わらず、継続できたことは大きな喜びです。現在は、1学年下の後輩2人もプロジェクトに参加しています。私たちが卒業した後も、連携が継続し、さまざまなアイデアが生まれることが願いです。
“もったいない”を、
美味しく提供へ
Yuki Nagano 第二弾を実施するにあたり、商品のボリュームアップを目指しました。同時に、フィレにする時に廃棄していていたアラを有効活用できないかと考えていたので、漁協の方に相談したところ、“タルタルソース”のアイデアをいただきました。色々な部位を集めて、茹でる、ほぐす、混ぜる、という工程を繰り返し、最終的に脂が乗って弾力もある頭の部分の身をタルタルに。味もレベルアップして大満足です。
Mizuki Yamasaki 一つ一つ手でほぐしたので、手間はかかりましたが、捨てられていた部位を有効活用できただけでなく、味もグンと美味しくなったので、やりがいを感じました。それでも、出荷工程で廃棄されている部分は、まだまだたくさんあるそうです。今回、骨せんべいなどのアイデアが出ましたが、実現には至らなかったので、ぜひ後輩たちにもチャレンジを続けて、美味しい海の恵みを多くの人に届けてほしいと思います。