はじめに

 中村学園では、SDGsと同じ2030年を目標期限としたビジョン「卒業生が活躍する次世代社会から逆算した学びを提供し、九州一社会有為な人材を育む学園になる。」を掲げています。未曽有の世界的なパンデミックを始め、VUCAと呼ばれる予測困難な世界の中にあっても、社会のために人生を切り拓いていく人材を育成していきます。
 このためには、世界で共有されているSDGsの目標達成に向けた取り組みを組織的に推進することが必要となります。中村学園の優先取り組み目標を中心として、各学校でSDGsを通じた教育活動をさらに推進してまいります。

ごあいさつ

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、世界経済は停滞し、人々は分断され、誰も予想しなかった大きな変化がたった数年の間に訪れました。まさに予測困難なVUCA時代に入ったことで、日本では急速にデジタル化が進むなど、社会で求められる人材の資質能力も劇的に変わっていっています。
 しかしながら、このような大きな変化の世の中であっても、人間としての心のあり方は変わりません。それは、自分だけではない誰かのためを想う『利他の心』です。我々はこの心を養うのに、SDGsを通じて人間教育に取り組んでいくことが重要だと考えています。
 SDGsの達成は、世界と人類の未来のために役立つことであり、中村学園はSDGsの目標達成に向けて取り組むことを通じ、『利他の心』をもった人物を育て、共生する社会の構築を推進していきます。

学校法人中村学園 理事長中村紘右

中村学園が取り組む
優先目標

中村学園は、
「食」と「教育」を主軸において
8つの項目に注力します
17の目標のうち、中村学園の起源である「食」を起点とした「教育研究」を基軸に積極的に取り組むことで、本学の強みを活かした地域貢献・社会貢献に寄与して参ります。
また、SDGsの17の目標はそれぞれ独立しているわけではなく、相互に関連しているため、課題のマルチベネフィットを目指します。