受け継がれていく学園祖の言葉が
教育に携わる上での礎になる
短期大学部 幼児保育学科/准教授
橋本 一雄 さん
(2013年入職)

01 現在の仕事内容について教えてください。

大学と短期大学部で「日本国憲法」等の授業を担当しています。また、私が所属する幼児保育学科の学生が実習でお世話になる幼稚園や保育所等を訪ね、現場の先生方からお話を聞いて学生を指導するといった実習先訪問も大切な仕事の1つです。コロナ禍の中で実施してきたWEB授業では様々な制約はあったものの、提出してもらった課題等を通じて学生の興味・関心をより粒さに把握することができたように感じています。そうした学生の学びの意欲を盛り立てられるような授業を日々模索しています。
02 中村学園の一員としてこれから実現したいことは?

中村学園では大学、短期大学部ともにバラエティに富んだユニークな教養教育科目が配置されています。大学の「野外活動体験」や短期大学部の「世界の食と文化」といった授業は、企画・構想の段階から私も授業担当者の1人として携わってきた科目ですが、いずれも学生の授業満足度は高く、やりがいを感じながら毎年の授業に臨んでいます。
学生の皆さんが卒業後も中村学園で学んだ思い出として記憶に残るような授業となるよう、今後も切磋琢磨して行きたいと思います。
03 あなたにとっての中村学園は?
九州各地の幼稚園や保育所を訪ねていると、本学の卒業生が活躍しているお話を伺うことがあります。また、私が本学の研修制度である長期海外研修でパリに滞在していた時に訪ねた日本人保育園でも、本学(短期大学部)の卒業生がバイリンガルの保育者として活躍しておられ、「努力の上に花が咲く」を始めとするハル先生の言葉を心の糧として仕事に就いておられるというお話を聞き、大変誇らしく思いました。卒業生や教職員にも受け継がれているハル先生の言葉は、知らず知らずのうちに、私が教育に携わる上での礎にもなっており、その意味で、中村学園は私にとっての良き師といえるかも知れません。