中村学園大学・中村学園大学短期大学部

観光ビジネスプランコンテストにおいて審査員特別賞を受賞(大学院手嶋ゼミ・浅岡ゼミ)

2023年12月14日

一般社団法人九州観光機構が主催する「学生対抗観光ビジネスプランコンテスト」の本選が2023年12月9日(土)、電気ビルみらいホールで開催されました。
58チームのエントリーの中から10チームが本選に進みました。
本学からは浅岡3年ゼミ、流通科学研究科手嶋ゼミの吉村琉誠さん(個人出場)が本選出場を果たしました。
 
流通科学研究科 吉村さんは、「全国の佐賀さん、いらっしゃい!『ようきんしゃったね佐賀へ!』キャンペーン」と銘打って、佐賀県下20市町と同じ名字・名前を持つ人を対象とした観光ビジネスプランを提案しました。
県庁や観光案内所へのヒアリング調査や各種データの収集・分析を通じて佐賀県の観光に関する現状と課題・可能性について深く学び、大学院での専門でもあるマーケティングが地域課題の解決に向けてできることは何かについて改めて考える貴重な体験となりました。
 
浅岡ゼミは、「HAKATA de Asoban? 博多旧市街をすごろくで回る」という観光ビジネスプランを提案しました。
2013年にゼミの先輩が「福岡市には観光地がない」といわれていることに問題意識を持ち、調査研究を行ってからちょうど10年。
同様の調査を実施し現状を把握しましたが、ガイドブックに観光スポットはあまり掲載されておらず、若者はこのエリアに足を運んでいない、10年前と同じような結果が得られました。
 
そこで、誘客を実現するビジネスプランを立案することにしました。
基本すごろくコースとして、①博多千年門・承天寺、②東長寺、③「博多町家」ふるさと館、④櫛田神社、をゼミで作成した「すごろくマップ」を利用して回ります。
それぞれのスポットには、さいころの目に合わせて6カ所(櫛田神社では12カ所)の「見どころ」を設定し、案内板などから学びながら街歩きをするものです。
 
立案では何度も壁にぶつかりましたが、14名のメンバーが知恵を出し合い、プランにまとめることができました。
審査員の方々から「デジタルに頼らないプランであるから、すごろくらしさをもっと出したほうがよいのでは?」とアドバイスを頂きました。
今後は再考し、福岡市などに提案ができればと思っています。多くの方々の前でプレゼンテーションの機会をいただき、心から感謝しています。

流通科学部3年 佐藤光乙(浅岡ゼミ)