栄養科学の視点から健康増進に寄与するための研究を推進し、その成果を社会に還元することを目的として、1991(平成3)年に健康増進センターが開設されました。現在まで、本学の在学生および卒業生を対象とした健康栄養学実態調査(ヘルスチェック)と、地域住民を対象とした健康栄養クリニックの2本柱で研究活動と地域貢献を行っています。
ヘルスチェックは、栄養科学科および食物栄養学科の学生約1000名を対象に、年1回身体測定、血液検査、食事調査等を実施して、在学中の健康度を詳細に解析するとともに、卒業後の長期追跡研究により、青年期の健康度と中高年期の生活習慣病発症などの予後との関連の解明を目指しています。健康栄養クリニックは、毎年約20名の地域在住の女性肥満者および生活習慣病患者に対して食事・運動指導を行い、長期追跡調査を実施することにより、減量維持や生活習慣病改善に必要な諸因子を見つけ出すことを目的としています。
2024年4月、栄養科学に関する研究所・付置施設を統合する「フード&ヘルスイノベーションセンター」の開設に伴い、「健康増進センター」は「健康栄養研究部門」に名称変更いたしました。
「健康増進センター」として継続してきた健康栄養学実態調査(ヘルスチェック)、健康栄養クリニックに加え、「臨床・応用研究」にも取り組みます。
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