中村学園大学・中村学園大学短期大学部

食品ロスは環境負担増大、資源の無駄、経済損失を生じ、また、この高齢化社会では社会保障費増加、食事への不満、生活様式の多様化を生んでいます。これまでのマスマーケティングから個人嗜好と健康課題を反映した食のパーソナライズ化が要求されています。フードテック部門では、そのような社会背景や課題から、食品製造技術の研究と開発に取り組み、食の可能性を追求します。

TOPICS

活動内容

1.味・香り・食感の再現による食品製造技術の開発とモデルサービスの実証
2.フードテックの社会実装に向けた嗜好の数値化・可視化技術の開発
3.テーラーメイド食&代替食開発技術の研究開

メッセージ

フードテックという言葉を最近よく聞きます。フード(食)とテクノロジー(技術)を合わせて創った造語です。単に食にまつわる技術にとどまらず、近年のSDGsをはじめとする社会や経済の課題とも連携した総合的な科学技術と位置づけられます。この超高齢社会、そして多様化の増大した社会では、これまでの一般大衆を対象としたマスマーケティングから個人の嗜好や健康を反映した食のパーソナライズ化が要求されます。つまり、健康増進と食事満足度を両立させたテーラーメイド食の研究開発が必須となります。
そこで、本部門では、他の部門とも連携し相乗効果を期すと同時に産学連携研究も推進することで、食品ロスを削減し、国境を超え、世代を越え、一生涯、1人1人が食の喜びと健康を享受できる未来の構築を目指します。

フードテック部門長
都甲 潔特任教授