本学は、学園祖中村ハル先生が1954(昭和29)年に設立された福岡高等栄養学校を出発点として発展し、おかげさまで2024(令和6)年に創立70周年を迎えます。 現在、短期大学部は、食物栄養学科、キャリア開発学科、幼児保育学科からなり、大学は栄養科学部、教育学部、流通科学部の3学部およびそれぞれの学部に修士課程(栄養科学部では博士前期・後期課程)が連結しています。生涯学習・高度学習時代を迎えて短期大学部3学科からの大学3学部への編入学の推薦制度も設けており、編入生が増加しています。
本学は、建学の精神にある「日本人としての自覚を持ち、清節の風をたっとび、感恩の情にとみ、労作にいそしむ」、「形は心の現れである」、「学問と生活の融合を重んじた教育・研究」に則り、人間教育、社会性教育、教養教育、専門教育を有機的に連携させ、「学生一人ひとりを大切にする」教育に努めております。建学の精神に培われた卒業生は、管理栄養士・栄養士、小学校・幼稚園教諭、保育士、公務員、会社員等として社会に貢献し、また、銀行、商社、サービス産業、流通業、食品業、その他多岐に亘る諸企業等において、また自治体の公務員として活躍しています。各分野への就職状況は99%と非常に好調で、「就職の中村」、「食の中村」、「教育の中村」ともいわれています。
本学は、知的情報を発信し、人材を育成して社会に送り出すという大学の本来の機能のみでなく、大学・短大・大学院・付置研究施設が連携して地域貢献、産学官連携事業、国際交流にも積極的に取り組んでいます。キャンパスは福岡市の中心市街地に近く、交通の便も良いところです。大学は幅広い知識や体験、自己を確立するための教養や専門性を身に付ける大切な時期です。「中村に入学して良かった」と思える教育の質と環境を整えています。若いみなさんをお待ちしております。
- 1973年 九州大学医学部卒業
- 1973年
九州大学医学部心療内科入局
心療内科・一般内科を1年ずつ研修 - 1975年 九州大学医学部細菌学研究生:免疫学の研究
- 1978年 九州大学医学部細菌学助手
- 1983年 アメリカオクラホマ医学研究所(2年間)、栄養と免疫・老化についての研究
- 1984年 国立療養所南福岡病院内科医長:呼吸器・アレルギー
- 1988年 九州大学医学部心療内科助手
- 1993年 九州大学医学部心身医学教授(15年間)
- 2000年 九州大学大学院医学研究院心身医学教授
- 2008年 九州大学病院長(6年間)
- 2014年 国際医療福祉大学副学長(半年間)
- 2014年 九州大学総長(2014年9月〜2020年9月/6年間)
- 2020年 中村学園大学・中村学園大学短期大学部学長に就任