中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「日本教育工学会2024年春季全国大会(第44回大会)」で山本ゼミ生が研究発表

2024年3月21日

教育学部 山本朋弘研究室では、ICTを活用して授業を行う指導力の修得を目指しています。ロボット型教材やプログラミング教材を導入して小学校での授業を実践し、その学習効果について研究を進めています。また、学生の研究発表会への積極的な参加も山本研究室の特色ある活動のひとつです。

3月2日(土)~3日(日)、山本研究室の3年生4名が、熊本大学で開催された日本教育工学会2024年春季全国大会(第44回大会)で各自の研究テーマについて研究発表を行いました。

来場者からは、検証対象者の実態や、今後の展望に対する質問のほか、多くの助言をいただきました。発表者のひとり、樽見さんは生成AIを用いて指導案作成をする上で、「採用した指導案」と「採用しなかった指導案」を比べ、どのような違いがあるのかに着目したら深い結果が得られるのではという気付きがあったそうです。

樽見さんは、「自分の研究と近しい内容の発表をされている先生方も多く、大変貴重な経験をした。第三者から自分の研究を見ていただくことで課題点に気付き、振り返ることができるのでとても興味深く、成長するきっかけになった。」といい、今後は研究内容をより深めていくためにご指摘していただいたことを踏まえ、「生成型AIを活用して指導案を作成する前に、生成型AIと対話をした後に授業実践を行っていくこと、個人的な考えとして対象を教員にして実際の教育現場でどのような場面で活用することが最も有効的であるのかを研修する必要性がある」と話してくれました。

◆発表を行った学生の研究内容一覧
樽見真衣,山本朋弘(2023) 大学生が生成AIを用いて指導案を作成する過程の分析
島居穂果,山本朋弘(2023) 小学校での偽情報・誤情報に関する授業実践の考察
中原結,山本朋弘,佐藤和紀(信州大学),三井一希(山梨大学),堀田龍也(東北大学大学院)(2023) 1人1台の情報端末を家庭学習で活用して事例の特徴
角田莉穂,山本朋弘,横山誠二(水上学園)(2023) 小学校体育での情報端末を活用した実践研究に関する分析