中村学園大学・中村学園大学短期大学部

九州国際学生支援協会シンポジウムに水口あすかさん(4年生)が登壇しました

2024年2月29日

2月24日(土)、「九州国際学生支援協会シンポジウム」が開催され、本学科の水元芳教授と本学科4年生の水口あすかさん(4年生)が登壇ました。
九州国際学生支援協会は、国際支援および交流に興味を持つ学生に対して様々な支援活動を行っています。

今回のシンポジウムのテーマは「包摂か分断か、混迷の時代を生きるあなたへ国際機関の先輩からのメッセージ」。将来国境を越えた活躍を考える学生を対象に、国際協力機構(JICA)九州センター所長 吉成 安恵 氏、日本貿易振興機構(JETRO)福岡貿易情報センター所長 森 則和 氏による講話と、「国際機関で働くということ」について対談が行われました。

対談には今年度4,000人の応募の中の30人としてJETROへの就職が決まった水口さんが聞き手として登壇し、水元教授のファシリテーションのもと進められました。水口さんからは「JICAやJETROに入職するためには、学生時代に取り組むべきことは何か」「何か国の言語習得が必要か」「女性の活躍について」など、シンポジウムに参加している学生の代表として質問が投げかけられました。

水口さんは2年生の夏から、本学の「ダブルディグリー留学プログラム」を活用して1年間ハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)に留学し、KCCの講義や現地でのインターンシップで現地の食文化を知り、そして、調理の知識や技術を学びました。また、ゼミの卒業研究では東ティモールの子どもの低栄養状態について現地で調査を行うなど、積極的に国際活動を行いました。「これらの経験をきっかけに、将来はJETROでJFOODOに取り組みたいと考えるようになり、本学での学びや留学の経験を活かしていきたい」と語ってくれました。

シンポジウムの最後には、茶話会が開かれました。茶話会では、吉成氏を中心に意見交換がなされ、その中には、高校生やこれから就職を考える大学生からの質問に対し、自身の経験を活かしたアドバイスをしている水口さんの姿があり、経験から得た自信と、4月からJETROの一員として活動する希望にあふれた様子がうかがえました。