Food Studies Programを実施しました!
3/10~3/20の日程で協定校であるハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジより7名の学生を受け入れ、「Food Studies Program」を実施しました。このプログラムは「食」を通して日本や福岡について学ぶプログラムです。本学の教員によるお米や福岡の食に関する講義、食関連企業へも訪問しました。日本ブライス様、東洋ライス様にご協力いただき精米工場の見学、またトライアルカンパニー明治屋様では実際の商品開発の会議の様子などを見学させていただきました。
参加したサポート学生によるレポート(21N143 宮里 萌)
私は今回Food Studies Programにサポート学生として参加し、ハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)の7名の学生と交流しました。参加して本当に良かったと思いました。なぜなら多くの学びがあったからです。今回のプログラムでは、アメリカ人学生と一緒に和食についての講義に参加しましたが、そこで先生が作った水炊きを試食する際にハワイ大学の学生は、「自分たちでとった鶏の出汁と味が違う」という点に気づき、そこで「何故違うのか?具体的にどう違うのか?」という点を学生同士で積極的に議論し、自分たちで納得のいくまで先生に対して質問を重ねていました。「何かを誰かに言われたわけでもなく、自分の意見をハッキリと述べ質問をする」ということは簡単なことに見えて、私たち日本人に足りていない、出来ていないことなのではないかと気づきました。先生方からよく、ディスカッションしてください、話し合ってくださいと言われます。「discussion」は「議論する」と英語の授業で学びますが、私たち日本人はこれを議論してくださいと訳すのでとても難しく捉えてしまうのではないかと思いました。誰かに言われる前にできるのが良いと思いますが、はじめの一歩としてこれを「みんなで会話してみる」という捉え方をしても良いのではないかと気付きました。また、このように学生同士で活発に意見交換ができることが大変羨ましく感じました。
二つ目は、「周りの目を気にしすぎない」という点です。私は普段の学校生活で周りにどう見られるかを気にしないようにして、積極的に発言するようにしています。しかし「発言」についてだけでなく「行動」も大切だと改めて気付かされました。プログラムの中でお箸づくり体験をした時のことです。2、3人のアメリカ人学生が、周りの人が終わっていても自分自身が納得のいくまで作業を続けていたことです。私は普段から日本には同調圧力があると感じています。このような場面では、「周りが終わっているから私も早く終わらせなきゃ!」といったようなことを感じます。私自身もこのとき、周りの人が終わってきていたのでもういいや!と思い作業を終わりました。しかし、そのアメリカ人学生たちは違いました。自分の作業にとても集中していて真剣に取り組んでいました。誰かに「早くして」と言われたわけでもないのに私は勝手に焦り、みんなと同じよう終わらせるように急いでいました。些細なことかもしれませんが私は反省しました。今回のこのプログラムにサポート学生として参加して「英語で国際交流」だけでなく、私自身を見つめ直し今後の大学生活に生かして行きたいと思えるような経験をすることができ、アメリカ人学生から多くの事を学びました。
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