中村学園大学・中村学園大学短期大学部

令和3年度「大学生アグリスクール 第1講」が行われました

2021年11月25日

11月14日、「大学生アグリスクール第1講」が、本学とJA福岡市との連携事業で開催され、大学・短期大学部の学生14名が参加しました。コロナ禍のため開催が度々延期となりましたが、検温、消毒、2班に分かれるなどのコロナ対策を講じながら、開催することができました。

このアグリスクールは、学生が、農業体験や加工体験等一連の生産工程等の体験を通じて農業者等と共感することで、学生自ら生きる力を養うとともに、食べものや農業ひいては福岡県農業とJAへの理解者となることを目的で行われています。

農業体験ではでさつまいもの収穫を行いました。前日に雨が降ったため、土が水分を多く含んでいて掘るのも重く大変でした。保育園ぶりにさつまいも掘りをする学生も多く、泥まみれになりながらも一生懸命頑張っていました。

最初はコツをつかむのが難しく苦戦していましたが、JAの方々のおかげで沢山収穫することができました。さつまいもは「紅はるか」「安納芋」の二種類を収穫しましたが、形や色など違う点も多く、比較できるのも農業体験の楽しさだと感じました。

また、色々なさつまいもの品種があることを知ったので、スーパーで売っているものや今回収穫したものなどを食べ比べて、自分の好みの味を見つけていきたいと思います。

調理ではA班が「がめ煮」「はりはり漬け」、B班が「がめ煮」「おやつ風ぎすけ煮」を作り、がめ煮は一口サイズのグループもあれば、大きくごろごろと切ったグループもあり、形や大きさが違い味のある料理になりました。

はりはり漬けとおやつ風ぎすけ煮は知らない学生も多く、福岡の郷土料理を知る良いきっかけになりました。

昼食の後、参加者の中から6名が今日のまとめとしての1人1~2分間程度のスピーチを行いました。その中でも、「これまで作ってきたやり方とは違うがめ煮の調理方法を知ることができた」「JAの方から他の野菜の種まきや収穫のことも教えていただいた」「久しぶりにみんなで一緒に行動する機会が持てたのでとても良かった」といった感想がありました。

今回のアグリスクールを通して、私たちが食べている食材がどのような過程を経ているのかをほんの一部分ですが体験できる良い機会になりました。また、他学部や他学年と交流する、貴重な時間になりました。

レポート: 栄養科学部栄養科学科4年 末吉遥香・松下実紅