中村学園大学・中村学園大学短期大学部

ハワイで「海外食文化研修」が行われました!

2022年9月9日

8月29日~9月8日の11日間、フード・マネジメント学科の「海外食文化研修」がハワイで実施されました。
この研修は、フード・マネジメント学科が教育目標に掲げる「グローバルな視点を持った人材育成」の一環として、国際的観光地で人々の文化的多様性に対応したフード・ビジネス展開を学ぶことを目的としています。
研修には4年生11名が参加し、提携校であるハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)の調理実習授業への参加を通してKCCの学生と交流し、KCCでの講義受講、食品企業やレストランの訪問、そしてグループ別に調査目的を設定したフィールドワークを行い、また、短期ホームステイにおいても様々な情報収集を行いました。
最終日にはKCCで英語での調査報告会を終えることができました。


 
 
 
 
 
 
 

 

 【学生の調査レポート①】
『国際観光都市ハワイでの日本の麺料理の展開について』 フード・マネジメント学科4年 椛島  奈央
アメリカ(ハワイ)で日本のラーメンブームが広まっている中で、サンヌードルが多くの人に求められている理由は、日本と同じ高品質なスペック(味や麺質)を作り出すことができる点、またお客さんから求められる味を真摯にリスニングし親身に商品を作り出す点、スープによって麺を使い分け約50種のレシピから600種もの麺を作り出すおいしさへのこだわっている点の3つの理由だと推察しました。
サンヌードルはお客さんに対して真摯に向き合い、おいしく高品質なものを提供することを大切にされている点は日本のメーカー、食に対する思いと同じであるとこを感じることができました。
現地の調査では、小売店では日本のメーカーのカップラーメン、袋麺が販売されていたり、街中やショッピングモールのフードコートに日本の麺料理店が出店したりしており、実際に日本の麺料理が気軽に楽しまれていることを実感しました。
またハワイで販売されている日本のラーメン(ラーメンバリオ)、うどん(丸亀製麺)、ちゃんぽん(リンガーハット)を食べて調査してみたが、日本と良さを生かしつつも現地に合わせた味付けがされていてバランスが取られていました。

 
 
 
 
 
 
 

 

【学生の調査レポート②】
『食品ロス削減のための適切なサービングサイズの日米の比較』 フード・マネジメント学科4年 舛田  玲奈
ハワイでは、レストランでの食べ残しをドギーバッグ(箱)に入れて持ち帰るのが一般的です。
そのドギーバッグがフードロス削減に有効かどうかを調べました。
ホームステイでは、ホストファミリーと一緒にスーパーマーケットに行き、野菜、果物、調味料などハワイの食について教えて頂きました。
また、朝食を一緒に作ったり海やパイナップルプランテーションに行ったりと、ハワイの食だけでなく習慣、歴史など様々な文化を知ることができました。
ホームステイを行うことでハワイの文化に直接触れることができ、文化の違いが明らかになりました。


 
 
 
 
 
 
 

 

【学生の調査レポート③】
『アメリカ人が日本人より野菜や果物を多く食べている理由』 フード・マネジメント学科4年 寄田  百恵
 日本人よりアメリカの人々の方が平均野菜摂取量が多いことが分かっています。
ハワイの小売店を調査したところ、日本よりもカット野菜や冷凍野菜の商品展開が豊富であり調理の簡便化が進んでいることが分かりました。
また、アメリカの野菜摂取量の統計には芋類が含まれており、日本と野菜の定義が異なっていることも原因のひとつであると考えられます。