中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「日本教育工学会研究会」で教育学部生が発表

2022年10月13日

10月8日(土)、日本教育工学会研究会が関西学院大学で開催され、山本ゼミの4年生3名が研究発表を行いました。
研究発表のテーマ・内容は下記のとおりです。

 
「小学校音楽の音楽づくりでの楽器とWeb アプリの違いに関する検討」 (教育学部4年 山本 真優)
小学校音楽の授業において、情報端末でWebアプリを用いて音楽づくりを行う学習が、従来の楽器での学習と比べて、学習効果が異なるか比較分析を行ったところ、情報端末でWebアプリを用いた音楽づくりでも楽器と同様に旋律を作成することができた。
 
「小学校体育で個人種目の映像を家庭で視聴した際の学習効果に関する検討」 (教育学部4年 中原 百音)
小学校第4学年の体育授業「跳び箱運動」において、1人1台 情報端末を活用して授業の様子を撮影し、撮影した映像データを家庭に持ち帰り視聴して振り返りを行うことで、授業以外にも振り返ることができ、個人の動きやその改善点への気づきを高めるのに有効であることを明らかにした。
 
「1人1台端末環境でのデジタル新聞づくりを通した協働学習に関する検討」 (教育学部4年 高原 杏佳)
1人1台端末を用いて、オンライン上でデジタル新聞の制作と学校間での交流を行い、「制作前」「制作後」「交流後」において、児童の意識変化等を比較検討した結果、共同制作を行うことにより情報を集め整理することや情報の中から問題を見つけ、計画を立て学習することへの児童の意識が高まったことが示された。
また学校間での交流を行うことにより、自分の考えを深め、広げることや、相手や目的に応じ、情報を分かりやすく伝えるための工夫への理解が深まることを明らかにした。

 
発表会場は3つあり、各教室に分かれて発表を行いました。
参加者は大学の先生方だけでなく、学生も数名いました。
学会に向けての準備はとても時間がかかり、大変なこともありました。
また、本番もたくさんの先生方を前に発表するのでとても緊張しましたが、3人ともそれぞれ研究したことを十二分に発表することができました。
この研究発表を通して、他大学の先生方から助言やご意見をいただくことができ、自分の研究をより深めることができる非常に貴重な機会となりました。
また、行った研究は小学校教諭になってからも活かすことができることため、さらに情報端末を活用し、子どもたちの学びの支えになれるような取り組みを行っていきたいです。