「保育実習Ⅰ(「保育所実習A」) クラス交流ポスターセッション」を開催しました
5月10日 (水)、「保育所実習A」(基礎実習)を終えての「学びの報告会」が行われました。
教育学部(保育・幼児教育系)では、3年次の8月~9月に10日間、保育所での実習を行いますが、昨年度(令和4年度)より、大学での事後指導の一環として4年生になった学生たちが実習で得た学びの成果についてグループ研究を行い、ポスターセッションにチャレンジしています。この日も、教育学部(保育・幼児教育系)で学ぶ2つあるクラスの学生たちが、互いの知を交流させながら対話を通して学び合う「アウトプット型」の授業が展開されました。
実際の保育現場で、子どもやプロの保育者の方々から学んだこと、感じたことがわかりやすくまとめられており、実習から得られたものはとても大きかったことが窺えました。どのグループもアイディアを活かして、素材やデザインにも拘ったポスターを作成しているのも印象的でした。学生たちはお互いの発表を聞きながら真剣な眼差しでメモを取り、活発に意見交換を行っていました。
那須信樹教授からは「伝えたいことが伝わる伝え方を工夫すること」「問いかけて引き出す質問の仕方も大切」との指導もあり、現場で活きるスキルが様々な場面で磨かれていました。また、参観された同学部の笠原正洋教授からは、「学生時代に現職の先生方と話す機会は滅多にないこと。表現力や知見を広げるために、まずは自分たちの思いを言葉にし、色々な学びに繋げてほしい」とエールが送られました。
そしていよいよ、6月からは応用実習にあたる「保育所実習B」が始まります。この応用実習が終わる7月には、現職の先生方、そして後輩となる3年生を迎えて「第2回公開ポスターセッション」が行われるようです。しっかり成長し、コミュニケーションスキルや表現の仕方なども更にブラッシュアップしてより良い発表ができるよう頑張っていこうとする、そのような学生たちの強い意志が感じられるひと時でした。