写真絵本制作ワークショップを開催しました
2023年8月5日(土)、中村学園大学6号館にて、教育学部の野中 千都准教授、倉原 弘子講師による写真絵本制作ワークショップを開催しました。ワークショップには、教育学部の学生をはじめ、中村学園大学付属幼稚園や中村学園グループ保育園の先生方、福岡市・北九州市や宗像市の保育園幼稚園の先生方、他養成校の先生など、総勢約 80 名 が参加しました。
初めに、「笑」をテーマに、マインドマップを用いて、様々な場面での笑い方を考えました。個別で考えた後に発表を行い、照れ隠しの「ぷぷっ」という笑い方や、喜んだ時の「キャー!」という笑い方等が挙げられていました。
次に、私達は、写真絵本を制作する際に活かすことができる絵の視覚効果の紹介を聞きました。赤色には「陽気な」「激しい」というイメージがあったり、黒色は「高級」「不安な」というイメージがあったり等の一般的なイメージがありますが、表現方法は人それぞれであることを改めて学びました。紹介を聞く中で、少しの工夫でも、写真の見え方や伝わり方が変わることが分かりました。
そして、参加者それぞれが「おいしい、おいしそう」と思った食べ物の写真を使用し、さらにオノマトペを用いた写真絵本を制作しました。一人ひとりが持参した色ペンや色鉛筆、マスキングテープ等を使用し、写真の魅力が伝わる絵本を制作する参加者の皆さんの姿が見られました。
制作後にグループに分かれ、写真絵本を紹介し合いました。夏祭りにちなんで、屋台をモチーフにした写真絵本や、見開きのページ一面に大きな一枚の写真を使用して、写真の見せ方を工夫した写真絵本等、個性豊かな作品がありました。1ページごとに工夫した点を口頭で伝え合ったため、より具体的に作り手の見せたい部分や絵本に込めた思いを知ることができました。表現方法は自由であり、そこに面白さがあることを学びました。自分が思いつかなかった様々な工夫の仕方が見られ、新たな発見もあり、とても楽しく、有意義な時間でした。
今回のワークショップに参加して、自分自身の伝えたいことが相手に伝わるような写真の見せ方や、言葉の選び方がとても大切であると実感しました。今回の経験を活かして、相手に伝わるための工夫を日頃から意識したいと思います。
教育学部 児童幼児教育学科 野中ゼミ 4年 山本 祐華