中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「日本教育工学会秋季全国大会」で山本ゼミ生が研究発表

2023年10月4日

教育学部 山本朋弘研究室では、ICTを活用して授業を行う指導力の修得を目指しています。ロボット型教材やプログラミング教材を導入して小学校で授業を実践し、その学習効果について研究を進めています。また、学生の研究発表会への積極的な参加も山本研究室の特色ある活動のひとつです。

9月17日(日)、研究室の4年生4名が、京都で開催された日本教育工学会秋季全国大会で、各自の研究テーマについて研究発表(ポスターセッション)を行いました。
来場者からは、研究での質問項目の設定や、児童のアイディアに対する質問のほか、多くの助言をいただきました。発表者のひとり、高野望月さんは「体験前」・「共通課題」・「個別課題」を通して、一人ひとりの児童の意識がどう変化するかに着目したら深い結果が得られるのではという気づきがあったそうです。
高野さんは、「ICT活用は、目的ではなく一つの方法。子どもたちが自分の思いをプログラミングで形にし、その経験を日常生活とつなげている姿を見ると、やりがいを感じます」といい、卒業後は「子どもたちが意欲的に学習に取り組める環境づくりができる教員を目指したい」と話してくれました。

◆発表を行った学生たちの研究内容一覧
國藤由夏,山本朋弘(2023)小学校体育での情報端末持ち帰りによる動画視聴の教育効果の検討
渡部春奈,山本朋弘(2023)小学校プログラミング授業での同一のロボット型教材を用いた学習課題や活動場面に関する比較検討
高野望月,山本朋弘(2023)小学校理科でのセンサー教材を用いたプログラミング学習での課題設定に関する検討
羽原美月,山本朋弘(2023)小学校算数のグラフ作成における手書きと一人一台端末による学習効果の違いに関する検討