中村学園大学・中村学園大学短期大学部

Nプロジェクト『「ふるぎの未来」プロジェクト』を実施しました!

2023年11月28日

令和5年11月15日(水)、キャリア開発学科 岩田ゼミの2年生がNプロジェクト(※)にて採択された地域貢献活動として、『「ふるぎの未来」プロジェクト』を実施しました。この活動は、福岡市早良区にある星の原団地の住民の方から、不要になった衣類を回収し、学生たちがリメイクをしてお戻しするという企画です。

新型コロナウイルス蔓延禍での「非接触・非デジタルの多世代交流」の企画としてUR都市機構様と連携して様々な活動が始まりましたが、この活動はふるぎに新しい「命」を吹き込むという「SDGs」や「エコ」の意味を持つと同時に、リメイク後の「お渡し会」での交流には居住者の高齢化に伴う孤立の防止の意味があります。

7月に団地に住む方々に『「ふるぎの未来」プロジェクト』のご案内をしたところ、多くの古着を持ってきてくださいました。中には昨年実施した同活動の作品を気に入ったため、今年の開催を楽しみにしてくださっていた方もいらっしゃいました。                                                       それから約3か月間、デザインの検討、裁縫、ラッピング、スライド作成などお渡し会の準備を進め、11月15日に星の原団地の集会所で、出来上がったリメイク品のお渡し会を開催しました。

はじめに、学生一人ひとりの自己紹介とリーダーからプロジェクトの目的などが説明した後、おひとりずつお名前を呼び、リメイクを担当した学生から、工夫したことや、難しかったことなどを説明しながら古着をお返ししました。また、お渡し会終了後に学生と参加者の交流会を開催し、コミュニケーションを取ることで、普段関わることのできない世代間交流で話が盛り上がり、会場には笑顔や笑い声が広がっていました。

ご参加いただいた方からは、「同じ洋服でも、リメイクをしたら全く別の洋服になった。今まで着ていなかったけどまた沢山着たい」、「リメイクは難しそうなイメージがあってなかなか手を出せなかったけれど、服飾の専門ではない学生でもできるなら、やってみたい」などとコメントをいただきました。新型コロナウイルスの蔓延がきっかけで、昨今はデジタルの交流が増えてきましたが、非デジタル交流の良さを感じる機会にもなりました。

本イベントにご協力いただきました星の原団地の皆様、UR都市機構様、厚く御礼申し上げます。

※Nプロジェクトとは、地域の皆様との交流活動を目的に学生が主体性を持って企画から実施・運営を行う活動に対して大学が活動費を支援する制度です。

レポート:キャリア開発学科 岩田ゼミ2年 塚本葵