中村学園大学・中村学園大学短期大学部

全粒粉を使ったスペインのお菓子「ポルポローネ」のレシピを完成させました

2024年2月5日

食物栄養学科の学生が運営する4号館食堂には、多くの自治体、企業様から学生へのご支援、ご協力をいただいています。
鹿児島の南州農場様には、今年度は立派な「南州ナチュラルポーク」を無償で提供いただきました。

南州農場様はSDGsに対する意識の高い企業で、荒れた土地を整備して豚の飼料となる麦を自家栽培されています。飼料となるのは、通常は廃棄されてしまう外皮部で、それ以外を全粒粉に加工されています。
この加工された全粒粉は、南州農場様において決まった用途がありませんでしたが、4号館食堂への支援をきっかけに、宮原ゼミがこの全粒粉をいただき、スペインのお菓子「ポルポローネ」のレシピを完成させました。宮原ゼミの「ポルポローネ」は、全粒粉の焼いたときの食感と香ばしさ、また栄養的に食物繊維やカルシウム、ビタミンB群が豊富で、全粒粉の良さを味わうことができます。
 
2024年1月、南州農場様での子どもの農業体験である麦ふみイベントで、参加した子供たちにこの「ポルポローネ」をプレゼントしました。
子どもたちに「食品を無駄にしないこと」、「素材の良さを生かして美味しくいただくこと」、「自分たちが携わって育てた小麦がこのようなお菓子に変身すること」を、食育として子どもたちに知ってもらうことができました。また、ご支援をいただいた南州農場様へ、学科の学びを活かした形で感謝の気持ちも伝えることができました。

今後も引き続き、多くの自治体、企業様との連携を強化していきます。