中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「日本教育メディア学会2023年度第2回研究会」で山本ゼミ生が研究発表

2024年3月28日

教育学部 山本朋弘研究室では、ICTを活用して授業を行う指導力の修得を目指しています。ロボット型教材やプログラミング教材を導入して小学校で授業を実践し、その学習効果について研究を進めています。また、学生の研究発表会への積極的な参加も山本研究室の特色ある活動のひとつです。

3月17日(日)、研究室の3年生5名が、京都で開催された日本教育メディア学会2023年度第2回研究会で各自の研究テーマについて研究発表を行いました。

来場者からは、授業実践についての質問や、今後の展望に対する質問のほか、多くの助言をいただきました。発表者のひとり、山口さんは算数の授業でグラフを作成する上で、「手書き」と「情報端末」での作成を通して、一人ひとりの満足度や理解度に着目したら深い結果が得られるのではという気づきがあったそうです。

山口さんは、「多くの参加者の研究を知ることができたり、自分の研究を発表させていただいたりと、学会発表は成長できる大変貴重な機会であった。1つの研究に対する様々な視点からの質問、意見を聞き、研究を見る視点を学ぶことができたと共に、研究をどのように深くしていくのかを知ることができた。」といい、今後は「今回の学会でご指導いただいたことを参考に、誤答の統計を分析したり、「手書き」と「端末」で分けた5段階評価の平均を出し、比較分析を行ったりしたい」と話してくれました。

◆発表を行った学生たちの研究内容一覧
石丸涼一,山本明弘(2023) 小学校でのメタバースを活用した協働学習に関する分析
平山咲希,山本明弘(2023) 算数学習で作成した問題をクラウド上で共有する活動に関する考察
土井茜音,山本明弘(2023) 小学校理科での360度カメラを用いたVR教材を用いた授業の分析
山口菜月,山本明弘(2023) 小学校算数のデータの活用でのグラフ作成の手書きと情報端末の比較 
佐藤春菜,山本明弘(2023) 小学校プログラミング教育でのeラーニング教材の開発と家庭学習での活用状況に関する考察