中村学園大学・中村学園大学短期大学部

あさひ幼稚園の芋ほりに参加しました

2024年10月15日

10月11日、野中ゼミの学生9名が、あさひ幼稚園の芋ほりに参加しました。こうした保育の現場に積極的に参加し、保育・教育に関する自主的な考察に取り組むことが目的です。大学南側にある「あさひのやさい畑」にて、年長クラスの園児たちが自ら芋を掘り起こせるようにサポートするとともに、芋ほり後に畑の整備を行いました。

子どもたちは、学生たちのサポートを得ながら、芋を傷つけないよう丁寧に掘り進めていました。大きくてなかなか掘れない芋は、子どもたちで力を合わせて掘る様子も見られました。学生たちは、園児の興味・関心に寄り添い、適切に声かけを行っていました。学生たちは、「あさひ幼稚園での実習中に一緒に育ててきたお芋をこうして一緒に収穫し、園児の喜ぶ姿を見られて嬉しかった」などと実習を終えたあとも続く交流を楽しんでいました。

今回は、教育学部2年生対象の授業「保育内容環境Ⅱ」の受講学生も、観察実習として園児たちの芋ほりの様子を見学しました。子どもたちがどのような資質能力を身に付けているかを学ぶことが目的で、これは付属園がある大学ならではの取り組みです。学生たちは「お芋を数えたり他のものに例えたりしている様子から数や形の概念を理解していることや、まだお芋が埋まっていそうなところは踏まないように歩いている様子から目に見えてないものにも配慮できていることを学べた」と話していました。芋ほり見学終了後には、環境を通した教育・保育の理解のために、芋づるを活用したリース制作も体験しました。

また、協定校トゥルク応用科学大学(TUAS)から本学に留学中のSara Aaltoさんも芋ほりに参加しました。フィンランドでは園の行事として芋ほりをするのは一般的ではないそうで、初めての芋ほりを楽しんでいました。

中村学園大学の職員5名も参加し、やさい畑は多くの人で賑わい、学生、園児、留学生、職員が交流する良い機会となりました。