中村学園大学・中村学園大学短期大学部

高校生向けイベント「大学の学びを体験!探究ワークショップ」を開催しました

2024年10月29日

10月26日、探究ワークショップを開催しました。
このワークショップは、高校生が大学生とのグループワークを通して大学での学びを体験することを目的としています。

今回のテーマは「『あまおう』の流通とマーケティング~規格外食材を活用した商品開発~」で、講師は流通科学部の手嶋恵美准教授です。高校生と手嶋ゼミの3年生11名が、ともに学びました。

手嶋准教授の講義で、流通科学部での学びや農林水産物のブランド化、マーケティングについて理解を深めたあと、大学生から「八女茶」、「柿」、「規格外みかん」、「海苔」といった4つの福岡のブランド農作物について、事例発表が行われました。
実際に大学生はどんなことをテーマに学んでいるのか、マーケティングについての深い学びを要した発表に高校生は興味深く聞いている様子でした。

その後、高校生はグループに分かれて規格外「あまおう」の活用方法について考えました。グループワークでは大学生がファシリテーターを務め、ブレインストーミングで自由なアイディアを出し合いました。講義で学んだマーケティングの大切な考え方である“4P”を考慮しながら、商品のターゲットやコンセプトなどについて具体的に検討し、商品を企画しました。観光客や受験生に販売ターゲットを絞ったりしながら考え、それぞれのグループで企画した商品を模造紙に表現しました。ゼミ生はグループに入り、高校生の意見を引き出しながらアイディアをまとめるサポートを行いました。
プレゼンテーションでは、各グループから視点の異なる個性溢れた商品が提案され、どのグループの発表もとても見応えのあるものになりました。

グループは初対面のメンバーばかりで、初めは高校生たちも緊張した面持ちでしたが、グループワークを通して打ち解け、活発な意見交換が行われました。他のグループの発表からも新たな気づきを得ることができたようです。

高校生からは「ビジネスと聞いたら凄く難しそうだと感じたけれど、自分たちで考えてみると楽しく、同じグループのメンバーと案を練ることも面白かった」「他校の高校生と交流して考えることができ様々な意見や考え方を知ることが出来た」、「共通の目的を達成するために協力する大切さを学んだ」といった感想が寄せられました。