株田ゼミ:西日本最大級の食の商談展示会「FOOD STYLE Kyushu 2024」に参加
食を通じた地域振興、食のマーケティング等を研究テーマとする株田ゼミの3年生が、11月13日、マリンメッセ福岡で開催された「FOOD STYLE Kyushu 2024」に参加しました。
約1,200社が集結したイベント・テーマは「九州の食を全国へもっと!全国の食を九州にもっと!」。
将来、食品製造業、食品商社、食品小売、外食等、食の多様な関連企業での活躍を目指し、就職活動真っ只中のゼミ生に大きな刺激となりました。
私は今回、企業・事業者向けの商談展示会であることから、どのように展示しているかなどの販売方法や商談の様子に注目しました。相手に足を止めて興味を持ってもらうように、商品のキーワードとなるフレーズで声掛けしたり、目線を合わせて呼びかけたり、実演販売やポスターの色彩、香り、試供品などでも工夫が見られました。さらに、商品それぞれにコンセプトや想いなど、こだわりを強く感じ、私自身も今後、自慢できる商品をつくり、広めていく仕事を人との関わりを大事にして行っていきたいと感じました。出展者としてもまた参加したいと感じた一日でした。
フード・マネジメント学科3年 村上 心音
これまで、東京ビックサイト等での展示会のニュース報道を見るたびに、いつか自分もこのような展示会に行ってみたいと憧れを抱いていました。そのため、今回研究ゼミの一環として訪れることができ、嬉しかったです。印象的だったのは自分が知っているようなB to Cの会社ではなく、B to Bの会社が多かったことです。来場者も商社の方や飲食店経営者など業務用を使用されている方が多く、このような場を通じて企業を知ったり、関係性を築いたりするのだなと思いました。
フード・マネジメント学科3年 藤澤 加奈子
一番印象に残ったのは、商品の試飲をさせていただく目の前で商談が始まったことです。美味しかったので「ネットで買えますか?」と質問をしたら、まだネット販売をしておらず、酒屋さんにしか出していないとおっしゃった瞬間、後ろから来た女性が、「うちでネット販売させて欲しい!」と商談が始まり、臨場感のある体験が出来ました。
フード・マネジメント学科3年 山崎 紬稀
印象に残ったことは、ブースに立っている出展者の自社製品への想いの強さです。どのブースでも、熱量を持って製品のPRをしている様子が見られました。試食中に、商品のアピールポイントを話してくださる出展者の方が多く、「自社製品に何としてでも興味を持って欲しい」という気持ちがストレートに伝わってきました。五感で楽しみながら商品説明を聞くことができたので、説得力があり、商品を日常に取り入れるイメージが湧きやすかったです。
また、大学で学んだ専門用語も度々出てきており、自然と大学での学びをアウトプットする良い機会になっていることに気が付きました。私が特に魅力を感じた商品は、「あまおうラーメン」です。出展者の方から、なぜラーメンを合わせようと思ったのか、商品を広めてどうするのかなど、開発秘話から販売促進後の話まで貴重なお話を聞かせていただくことができました。一連の話を聞いて、沢山の苦労を乗り越えた後に、消費者にわくわくした感情を与えることのできる商品が誕生することが分かりました。今後は、今日学んだ内容をもとに、今まで大学で学んできたことをアップデートしながら、将来の食品業界に求められる要素について深堀りしていきたいと思います。
フード・マネジメント学科3年 平山 麻莉依
農福連携で障がい者が栽培した、あまおうの規格外品を使った豚骨ラーメンといった、味が想像できないような商品もありましたが、実際に食べてみると意外にも合うことが分かり、食はとても奥が深いと改めて実感しました。企業の方からお話を聴いていく中で今まで授業で学んできたことが結びつき、授業で学んでいることがどのように生かされていくのか知る良い機会にもなりました。
フード・マネジメント学科3年 田中 萌絵
県内、九州内に様々な業種の食品企業があることを知り、自分の興味・関心、また就活への視野が少し広がりました。また多くの企業が商品の売り方には苦戦しているのだなと実感しました。今回試食をさせていただいたほとんどの企業が、地域の食材を使った商品を販売する地方の会社で、どの商品も買いたいほど美味しかったです。しかし「商品のおいしさの魅力はあるのに、なかなか手に取ってもらえない」「良い商品なのに認知度が低いのが惜しい」とお話しされ、こんなに商品の価値や魅力に関して熱い想いがあるのに、それが多くの人に知られないのは残念だと思いました。6次産業化論の授業であったように、どう商品を販売していくかの重要性を改めて感じたとともに、今日出会ったような企業にとっても活用できる販売方法を授業を通して考えたいと思いました。
フード・マネジメント学科3年 中村 薫
様々な食に触れてみて感じたことは商品の魅せ方の重要性です。特にパッケージが商品のイメージを良くも悪くも変えると思いました。商品が良くても人の目を惹かないパッケージデザインだと印象に残らないし、興味を持ちにくいと感じました。商品を試したい、これはなんだろう、と興味を持ってもらうことが商品を手に取ってもらうためにまず重要な点です。私は本日の現地調査を通してパッケージデザインを考える仕事がしたいと強く思いました。今後深く研究していきたいです。
フード・マネジメント学科3年 坂口 ほのか
出展者さんの売り出し方や、同じ食品を使ったものでも、商品の特徴、何をアピールポイントにしているのかなど共通点や差別化に注目して会場を回りました。出店者の方の商品に対する思いや、どういった経緯でこの商品が誕生したのかなどのお話を聞くことができ、貴重な体験となりました。今回、各県の名産品に関する食品が多く出展され、ブースには試食品や、商品、この商品のアピールポイント資料等が置いてありました。名産品をそのままの味で試食品として出すお店、その食品に柚子胡椒をつける等の、ひと工夫加えて出すお店、さらにその食品を加工したものを出すお店など様々な工夫をされていました。この試食方法を見ても、ここの出店者さんは企業さん向けなのか、それとも飲食店向けなのか、など食を味わいつつ、考えながら回ることができ、とても楽しく、また参加したいと思いました。
フード・マネジメント学科3年 廣瀨 菜々美