仁後ゼミ「柳川の食材を活かした新たな食開発」~柳川産シバエビの新たな利用方法~成果報告会・試食会
2024年12月1日
食物栄養学科 仁後ゼミでは、学びの専門性を活かして地域に貢献することを目的として、福岡県柳川市の食材を使った新しいレシピ開発に継続的に取り組んでいます。
柳川市を含む福岡県の有明海沿岸では、年間でシバエビの漁獲量が約50トンあり、一般にも流通していますが、調理法のバリエーションが乏しいのが現状です。仁後ゼミでは、柳川産シバエビの消費拡大を目指して「シバエビのアメリケーヌソース」を作り、このソースをベースに多様なレシピ開発を進めてきました。アメリケーヌソースは、エビの頭と殻を使ったフレンチのソースの一種で、エビの素材を最大限いかした濃厚な旨味が特徴です。これまで「柳川産シバエビのクリームパスタ」、「柳川産シバエビの冷製プディング」、「シバエビカツライスバーガー」「シバエビカレーパン」などのレシピを開発してきました。
10月12日(土)、仁後ゼミは柳川むつごろうランド内「やながわ食の学校」を訪問し、柳川市水産振興課、柳川市観光課、福岡県水産海洋技術センター有明海研究所、柳川むつごろう会の皆様に対してゼミ活動成果報告会を開催し、「柳川産シバエビのポン・デ・ケイジョ」、「柳川産シバエビの海苔春巻き」を実際に調理し、意見交換をしながら試食していただきました。どれも好評で、「どのメニューも柳川市のイベントで提供できる」とコメントを頂きました。また、新たに有明海のクラゲを用いた「クラゲと海苔の炊き込みご飯」の試食も実施し、今後様々なメニュー開発を進める予定です。
柳川産シバエビのポン・デ・ケイジョ
柳川産シバエビの海苔春巻き
クラゲと海苔の炊き込みご飯