第17回地下鉄七隈線沿線三大学合同シンポジウムが開催されました
11月30日(土)、本学にて第17回地下鉄七隈線沿線三大学合同シンポジウムが開催され、多くの方が来場されました。
このシンポジウムは、福岡市地下鉄七隈線の開業を機に、沿線に位置する三大学(福岡大学・福岡歯科大学・中村学園大学)が
市民の健康づくりを目的として平成17年から開催しており、毎年各大学の講師陣がテーマに沿って、それぞれの専門分野の観点から講演しています。
今年は「より良い睡眠を得るために~睡眠と健康の関わり合い~」をテーマとして、本学の久保学長による開会の辞で幕を開け、
德井教授の進行のもと、第1部では各大学の講師による講演が、第2部では来場者も交えた公開討論が行われました。
本学からは栄養科学研究科の野崎特命教授が登壇し、2型糖尿病と肥満症患者を対象に教授らが実施した臨床試験を通じて、
睡眠の重要性について講演しました。
その後行われた公開討論では、事前に集計した来場者からの質問に対し、講師が各々の分野の知見を踏まえて回答したほか、活発な質疑応答が行われました。
受講者からは「いびきによって高血圧や糖尿病が誘発されるほか、症状の軽度によってマウスピースやCPAP等の治療法が変わることについて学び、
自身の睡眠時間を見つめ直す良いきっかけになった」という感想もあり、睡眠の大切さについて学べる良い機会となったようです。
<第17回地下鉄七隈線沿線3大学合同シンポジウム プログラム>(敬称略)
日 時 | 令和6年11月30日(土)13:30~16:00 |
開会の辞
総合司会 |
中村学園大学 フード&ヘルスイノベーションセンター 薬膳科学研究部門長 德井 敎孝 |
第1部 | 各大学講師による講演
■『睡眠を良く知り、人生を大きく変え、健康寿命を高めよう! 特に睡眠時無呼吸症候群について』 福岡大学病院 睡眠センター センター長 吉村 力 ■『睡眠時無呼吸症候群の歯科での治療』 福岡歯科大学 口腔医療センター 講師 中村 恵子 ■『2型糖尿病と肥満症における睡眠問題:臨床試験による病態の検討』 中村学園大学大学院栄養科学研究科 特命教授 野崎 剛弘 |
第2部 | 公開討論(来場者と講師の質疑応答)
■司会進行 中村学園大学 フード&ヘルスイノベーションセンター 薬膳科学研究部門長 德井 敎孝 福岡大学病院 副病院長 平井 郁仁 |
閉会の辞 | 福岡大学病院 副病院長 平井 郁仁 |