中村学園大学・中村学園大学短期大学部

ドラッグストアモリとの商品開発 ~試作品お試し会~

2024年12月16日

フード・マネジメント学科の有志学生が、株式会社ドラッグストアモリ様とプライベートブランド商品の商品開発に取り組んでいます。この活動は第二期を迎え、新しいプロジェクトが進んでいます。以下、学生のレポートです。

12月14日(土)、7月に私たち学生がプレゼンを行った商品の商品化に向けて、ドラッグストアモリ様の本社にて様々なカテゴリーのバイヤー様と試作品の進捗状況の確認とお試し会を行いました。2つのグループに分かれ「パン・デザート」「菓子類」「柔軟剤」の各カテゴリーの商品を実際に試食したり、香りのサンプルを嗅いでみたりして味や匂いの感想や改善点等を話し合いました。

前回のプレゼンから今回までにバイヤーの方々が取引先様に掛け合ってくださり商品化できるかどうか検討してくださりました。前回のプレゼンで出していた案の中でも実際に商品化できるものと難しいものがありました。商品開発には私たちが想像する以上に多くの方が関わってくださっていて、製造する機械や原価などの様々なことを考慮する必要があり、作りたい商品を実際に商品化するのはとても難しいことだということを身に染みて感じることができました。
また現在、原材料等も値上がりしており、手頃な価格で販売するためには企業様の多くの努力があるのだということを学びました。試食したお菓子やパンについて、味や販売方法についての具体的な意見をたくさん出し合うことはできましたが、柔軟剤は香りを言葉で表すことが難しく、話し合いが行き詰ってしまう場面もありました。しかし商品部の皆様が話しやすい雰囲気を作ってくだったことで、学生それぞれが積極的に意見を出し合うことができました。様々なメーカーが実際に販売している柔軟剤の香りを嗅いで比較も行いましたが、匂いは特に好き嫌いが分かれやすかったり、洗剤との組み合わせで匂いが変わったりするので、一般消費者に愛されるような柔軟剤を作るのは難しいと思いました。
また、商品開発を行う際には自分の立場からの意見だけではなく、性別や年齢など自分とは違う立場の方々の意見も考える必要があるということを学ぶことができました。

先輩方が商品化したシートマスクの売れ行きが好調だという話も聞いて、私たちが現在提案している商品も実際に商品としてお店に並び、多くの方の手に取ってもらえるのがとても楽しみになりました。また学生時代に企業様とこのように商品開発できる機会はなかなか無く、貴重な経験なので、大学の授業では学ぶことのできない実際のビジネス上でしか味わえないことなど多くのことを学んでいきたいと思います。

次回はデザイナーの方とパッケージデザインについて話し合いを行います。商品化に向けてさらに自分たちの意見を出し合い、多くの人に愛されるような商品を作っていきたいと思います。

フード・マネジメント学科2年 川口綾乃/中村優芽

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「ドラックストアモリ」様と共同で商品開発を行っています