『大相撲九州場所プロジェクト』~課題解決型学習の発表会
12月21日(土)、流通科学部「ビジネスプロジェクトB」の授業で実践している「大相撲九州場所プロジェクト」の課題解決型学習の発表会が行われました。このプロジェクトは、公益財団法人日本相撲協会および実践女子大学・実践女子大学短期大学部との包括連携協定(2023年11月に締結)に基づく取り組みです。11月10日~24日に開催された九州場所では、受講生31名と昨年の受講生9名がデリバリーサービス『SUMOっTAKE(すもっていく)*1』、親方ショップの業務支援、会場案内などの実践活動に従事しました。また、今回の発表会には日本相撲協会の三保ヶ関親方に出席いただき、「大相撲の若者離れ等の課題解決に向けた考察・分析発表」について講評と審査をいただきました。
各グループの発表では、若者たちには「大相撲の歴史や情報が知られていない」「敷居が高い」「SNSの使用が適切でない」などの課題が挙げられ、解決策として「日本相撲協会制作によるPR映像を配信する」「力士の普段見られない舞台裏・日常をSNSで発信しファンを獲得する」「相撲部屋コラボメニューを販売する」等、学生らしい様々なアイデアが提案されました。また、発表後の評価(投票)では、「子ども(5~14歳)たちをターゲットに、家族で相撲観戦の循環を創る」という視点で発表したグループが1位に選ばれました。
最後に、三保ヶ関親方から「皆さんの取り組みのおかげもあり、今年は28年ぶりに全場所90日間を通して札止め*2を実現することが出来ました。今日ご提案いただいた内容は協会に持ち帰り、今後の参考にさせていただきます。また大相撲を観に来てください!」とメッセージをいただきました。次年度の九州場所における実践活動も継続していく予定です。
*1『SUMOっTAKE(すもっていく)』:客席から注文された料理・飲物をお席に届けるサービス
*2『札止め』:入場券が完売すること。