中村学園大学・中村学園大学短期大学部

眞次ゼミ~魚食普及推進施設「うおざ」を訪問~

2025年1月27日

1月21日、水産業を研究のテーマにする眞次ゼミが、今回のゼミでは、魚食普及推進施設「うおざ」を訪問しました。魚食普及推進施設「うおざ」に行き、魚食をいただいた後、株式会社うおざ取締役の鐘ヶ江さまからお話を伺いました。
以下、学生のレポートです。

お昼前に行きましたが、既に列をなし、開場して自分たちの席を確保し、ショーケースに並んだ魚料理を自分が好きなだけとって、そして最後に会計をする、いわゆるセルフサービス形式による施設でした。ショーケースには、刺身やフライ、味噌汁などが並んでいました。私はサーモンとシイラ、海鮮漬け、エビフライを選びました。刺身類は脂が乗っていてとても美味しかったです。エビフライもずっしりボリュームがあって食べごたえがあるだけでなく、食感もプリプリで美味しかったです。

鐘ヶ江さまの講義では、「うおざ」が出来た経緯や普段知ることの出来ない市場の仕組みについて詳しく教えて頂きました。福岡には福岡魚市場と福岡中央魚市場という大卸さんがあります。まず、漁師さんは、市場で高く売ってほしいと獲れた魚を運んできます。大卸は魚を預かっているだけで、仲卸になるべく高く売って、その値段の一定割合を手数料としていただきます。このため競り値が高ければ漁師さんも大卸さんもうれしいわけです。

また、仲卸が競り落とした魚は、料理屋などに配送されお客様に届くという仕組みになっています。また、福岡市中央卸売市場鮮魚市場を監督しているのが福岡市なので、競りの後、販売尾数と価格を福岡市に伝え、変な魚はいなかったか等を調べに来るそうです。「うおざ」では、魚のこと(美味しさ・健康・魚種)を知って、食べて(味わい・匂い)もらって、ファンになってもらうという、魚を美味しく食べて頂きたいという思いを一番大事にして生まれた施設であることが分かりました。

私は今回、この施設に初めて行きましたが、魚のことを多くの人に知ってもらい、魚のファンになってもらうことがこの施設の目的である点にとても感銘を受けました。お魚が非常に美味しかったので友達と行ったりして、もっとこの「うおざ」のことを広めたいなと思いました。

フード・マネジメント学科3年 尾花 桃々葉